【巨人】杉内、２回無安打４Ｋ復活へ手応え「直球も力強くなってる」

　◆フェニックスリーグ　巨人９―０四国ＩＬ選抜（２４日・ひむか）

　右股関節手術からの復帰を目指す巨人の杉内俊哉投手（３５）が２４日、宮崎フェニックスリーグ・四国ＩＬ選抜戦（ひむか）に先発。２か月ぶりの実戦で、２回を無安打４奪三振。直球は復帰後最速タイの１３８キロを記録し「直球も力強くなってるし、スライダーも切れていた」とうなずいた。

　８月２６日の２軍の西武戦（Ｇ球場）で４回９安打６失点して以後、直球の質を改善するために実戦を離れて、下半身を中心としたトレーニングに専念。実績のある投手がこのリーグで登板するのは異例だが「なにかつかむものがあると思った」と志願し「１年目のフェニックスリーグでいろいろなことをつかんだことを思い出した」と振り返った。

　この日は課題としていた直球で空振りやファウルを奪い「スピード感もばらつきがなくなった」と手応え。「（来季は）もちろん開幕から行きたい」と誓った。（小島　和之）