10月25日 09時50分
去年1年間に愛知県内に宿泊した観光客は1460万人で、県が目標としていた1500万人に届かなかったことがわかり、県は観光資源の充実やPR活動に力を入れたいとしています。
愛知県は観光産業の振興を図るため、昨年度まで6年間の基本計画を策定し、この中で県内に宿泊する観光客を年間1500万人に増やすことを目標に掲げていました。
このほどまとまった去年1年間の実績によりますと、県内に宿泊した観光客は延べ1460万人で、計画当初の平成20年に比べて、400万人あまり増えたものの、目標の1500万人には届かなかったことが分かりました。
また、県内各地の観光地を訪れた人を対象に県が去年実施したアンケート調査では、「非常に満足」と回答した人は20%にとどまり、目標としていた25%を下回りました。
そして、不満に感じた点を尋ねたところ、「道路が渋滞している」が22%、観光資源・施設に魅力がない」が18%でした。
一方、去年、中国や韓国など東アジアから訪れた宿泊客は目標を上回る153万人で、特に、中国からの宿泊客は、おととしに比べて2.3倍に増えています。
愛知県は戦国武将や忍者など、地元にちなんだ観光資源を充実させるとともに、海外でのPR活動に力を入れたいとしています。
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