自民党大阪市議団は、政務活動費をめぐる問題で、市民の誤解を招きかねないことは慎むべきだとして、今月から、車のリース代を政務活動費から支出しないことを決めました。
大阪市議会では、先週、大阪維新の会の梅園周議員が、およそ５年間にわたって、車のリース代の半額を政務活動費から支出していたものの、妻が買い物など私的な用事で車を使っていたこともあったとして、政務活動費を返還する考えを示しました。
これを受けて、自民党大阪市議団の黒田幹事長は、２４日、記者団に対し、市議団に所属する２０人から聞き取りを行ったところ、車のリース代を政務活動費から支出していたのは３人で、いずれも、車は政務活動のために使っていて、本人以外は乗っていないことを確認したと述べました。
その上で、黒田幹事長は、自民党市議団では、「市民の誤解を招きかねないことは慎むべきだ」として、今月から、車のリース代を政務活動費から支出しないと決めたことを明らかにするとともに、ほかの会派には、市議会全体のルールとすることを呼びかけたいという考えを示しました。