【フィギュア】真央、3回転半解禁前倒し「やっていくしかない」
2016年10月25日6時0分 スポーツ報知
◆フィギュアスケートGPシリーズ第1戦スケートアメリカ 最終日(23日、米国イリノイ州・ホフマンステーツ)
女子6位に終わった浅田真央(26)=中京大=は、次戦のフランス杯(11月11~13日)で3回転半ジャンプ(トリプルアクセル)を解禁する意向を示した。
6位に終わった今季GP初戦から一夜明けて、真央が決意を口にした。「いろいろ考えたけど、やっていくしかないなと。次はアクセルと3―3(3回転の連続ジャンプ)を入れるくらいの勢いでいかないと」。エキシビションが行われた会場で取材に応じ、次戦でトリプルアクセルを解禁する考えを明かした。
左膝痛の影響で調整が遅れた今季は、代名詞のトリプルアクセルを回避してきた。今大会の前は「(12月の)全日本選手権では入れたい」と話していたが、1か月半の前倒しを決断した。GPファイナル進出は絶望的な状況。「フランス杯で私は何も落とすものがないので、逆に思い切ってできる大会。準備をして、どれだけ自分が思い切ってできるかっていうのを試していきたい。そうすれば、それが全日本に必ずつながっていくと思う」と気持ちを奮い立たせた。
真央にとってトリプルアクセルは、スケーターとしての一つの大きなこだわり。「(挑戦することで)自分のモチベーションや気持ちを強く持てていた部分もある。挑戦して、いいか悪いかっていうのは本当にもう分からない。『ハーフ、ハーフ』だと思います」。過去に進退について問われた場面で口にした“名言”も飛び出した。