元小結・羽黒岩の戸田智次郎さん死去…70歳

2016年10月24日13時33分  スポーツ報知
  • 1969年3月、大相撲春場所2日目。前頭筆頭・戸田(手前)に押し出され連勝が45で止まった横綱・大鵬

 大相撲の元小結・羽黒岩の戸田智次郎さんが23日、腎不全のため宮崎県日南市の病身で死去した。70歳だった。日本相撲協会が24日、発表した。葬儀・告別式は25日午前11時から日南市星倉5930、メモリアル日南で。喪主は妻安代(やすよ)さん。

 現役時代の1969年春場所2日目に45連勝中の横綱・大鵬を破った。その相撲が微妙だったため、メディアから「世紀の大誤審」と騒がれ、翌夏場所からビデオ判定導入のきっかけとなったとされている。

 戸田さんは14歳で立浪部屋に入門。65年九州場所では19歳で十両い昇進、67年初場所では20歳で新入幕とスピード出世で期待された。突き推しや右を差しての寄りが得意だった。78年初場所中に現役を引退。年寄・雷を襲名して立浪部屋付き親方として後進の指導にあたり、11年に協会を定年していた。

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