【GitHub】1年以内に作成された人気リポジトリ20個をまとめました

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コードレビューや情報収集など、エンジニアの開発シーンに欠かせないGitHub。

技術者の興味関心や開発トレンドが詰まったサービスなので注目が集まることも多々。今年に入ってからはFreeCoodCampの総スター数が、長年トップだったbootstrapを上回ったことが話題になっています。

今回は、2015年9月30日〜2016年9月30日に作成されたリポジトリのなかでスター数が多いリポジトリ上位20個を集めました。
本稿のスター数、フォーク数は2016年9月30日9時現在の数値、メイン言語にはリポジトリ内の上位2言語を表示しています。

スター数が多い上位20リポジトリ

第1位:swift

2015年12月にオープンソース化したSwiftがスター数トップに。2016年9月13日にはSwift3.0がリリースされている。

第2位:tensorflow

Google製のディープラーニング対応機械学習ライブラリ。同じく深層学習のフレームワークCaffeのスター数・フォーク数を大幅に上回っており、注目度の高さがうかがえる。

第3位:hacker-scripts

「90秒以上かかる作業はなんでもスクリプト化してしまう」というエンジニアのジョークスクリプト。オリジナルはShellやRubyで書かれているが、現在はPHP、Go、Pythonなどさまざまな言語に移植されている。

第4位:HEAD

meta要素やlink要素、ブラウザ用要素などHTMLドキュメントのに書くべき要素を網羅しているリポジトリ。内容を日本語翻訳した記事もあるので初心者にも使いやすい。

第5位:security-guide-for-developers

インドのシステムセキュリティ企業FallibleによるWeb開発者向けセキュリティガイド。認証やユーザデータの扱い方など60項目にわたるチェックリストは必見。

第6位:create-react-app

React.jsのアプリ開発に必要なひな形をスピーディに作成できるコマンドラインツール。

第7位:HowToBeAProgrammer

エンジニアRovert L. Readの著書『How To Be A Programmer』のコミュニティ版。初級・中級・上級と分かれており、デバッグの仕方から「開発スケジュールのプレッシャーとどう戦うか?」といった分野までカバー。

第8位:parse-server

Node.jsで動くモバイルアプリ向けバックエンドサービス(MBaas)、Parseのオープンソース版。

第9位:android-architecture

Android開発時につまづきやすいポイントがまとめられているリポジトリ。

第10位:awesome-interview-questions

さまざまな言語やデータベース管理システムのFAQ記事へのリンクが集約されているリポジトリ。

第11位:jstips

JS Tipsのブログで紹介されたJavaScriptのTipsまとめ。「A JS tip per day!」プロジェクトを掲げており、現在59のTipsが公開されている。

第12位:public-apis

JSONのAPIリスト。開発やデータ検証のほかゲーム、NASAのオープンデータなどさまざまなAPIがまとめられている。

第13位:bulma

FlexベースのCSSフレームワークBulmaのソースファイルリポジトリ。モダンなデザインのボタンなどがカンタンに実装できる。

第14位:PokemonGo-Map

APIを利用したポケモンGoのマップ。サービス開発元のNianticから警告を受け、現在は提供されていない。

第15位:hyperterm

JavaScript、HTML、CSS実装のターミナルアプリHyperTerm。現在はMac OSのみの対応なのだとか。

第16位:anime

JavaScriptの軽量アニメーションライブラリ。

第17位:AlgorithmVisualizer

アルゴリズムをビジュアル化し、プログラムを走らせたときのログを表示する学習用サイトAlgorithmVisualizerの素材を集めたリポジトリ。

第18位:Perfect

Swift製のWebサーバサイドフレームワーク。

第19位:models

2位にもランクインしたTensorflowの活用モデル集。画像から簡単な文章を生成するim2txtなど。

第20位:swift-algorithm-club

Swiftのデータ構造やアルゴリズムが学べるリポジトリ。

フォーク数が多いリポジトリ

同じ条件でフォーク数が多いリポジトリを調べてみました。するとswiftとtensorflowの順位が逆転。スター数ランキングでは見られなかったRubyがランクインしているのにも注目です。

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おわりに

スター数から人気リポジトリをみていきましたが、2015年にオープンソース化されたSwiftの躍進ぶりが印象的。同じ条件で1年前を検索すると上位20リポジトリにはひとつも入っていませんでした。

ちなみにGitHub公式の発表によると一番使われている言語はJavaScriptなのだそう。

更新ついでにときどきオプション検索してみると、面白い発見があるかもしれません。