今回は古代中国料理を食べに目黒区にある学芸大学駅まで片道500円以上かけてやってきた一匹の雄です。
この地にやってきたのは、ネットの口コミではなく、巣鴨にある足つぼ先生のお勧めを頼りにやってきたとです。
なんでも、食べ終えた後に頭がスッキリするような薬膳ラーメンで、卓越した調理技術を持つ店主が切り盛りしていたお店ながら、店主は亡くなり、今は奥さんがやっているお店と聞き、薬膳料理に強い関心があるのでずっと気になっていたお店であります(*'ω'*)
事前情報だとコラーゲンが豊富で結構お値段はするがその価値があり、餃子も素晴らしいとのこと。
僕にとっては教養の高い信用できるおじさんの口コミですから餃子もひさしぶりに頼んでみることにしました。
お店の外には異様に達筆なメニューがあり、パフュームの皆さんが来店した時の写真がかざってありますね。
店内に入ると、営業中の札はあったものの電気は付いておらず、一瞬不法侵入しちゃったかな? と思いましたが、すぐに電気がついて好きな席にと案内してくれます。
最初は控えめな席に腰を下ろしましたが、店主のおばあさんが一番良い席にとおっしゃってくれたので、寄っ掛かることのできる良い席に座らせてもらいました。
調理時間は10分くらいでしょうか? 僕以外にはお客さんが居ないけれど、親戚のおばさんの家でくつろいでいるようでいて待ち時間のストレスが無い不思議な空間。
そしてお目当てのラーメンとちょっぴり遅れて餃子がやってきました。
で、ラーメンのお味の方は…。これは今までに味わったことの無いタイプの味で、一口目に関して言えば美味しいのか美味しくないのか一瞬分からなかったです(゚Д゚;)
ですが、麺は細縮れ麺でとても美味しく感じました。
とりあえず一口お水を飲んで、ゆっくりもう一度スープを飲むと複雑ながら美味い不味いで言えば、間違いなく美味しいスープだなとようやくわかりました。
何とも表現がし難いのですが、まさに玄妙という味わいでしょうか。
チャーシューは小さくて物足りない感はありますが、色々な調味料で味付けされているようで、旨みが強いです。
真っ先に来るのはレモンの風味がチャーシューに移っているのも面白いなと思いました。
恐らく普段食べる機会の少ない食材や漢方が色々と入っているために今まで食べたラーメンと比較しようにも比較対象が見つからない美味しさなのです。
そして餃子も一つ目はタレにつけずにパクリ。
口当たりの軽い皮の中に具は多くはないのだけれど密度の高い餡がとても美味しい逸品で、これは注文して良かったなと、ちょっぴりほっぺたが緩みます。
そして二つ目からは特製の酸味の効いたタレにつけて食べてみると、もともとサッパリ目の味わいが更に食欲を増してたべれます。
肉汁のあるジューシーな餃子ではありませんが、こちらも特徴のある美味しさに魅力を感じさせる逸品。
ちなに余った餃子のつけダレはラーメンに入れて食べることを店主のおばあさんにお勧めされたので、ラーメンに入れると、程よい酸味がラーメンに加わり味の変化をたのしめました。
こちらはメニュー表と価格。
トッピングよりもコラーゲンの量で価格に差が出ているようですね。
メニューは少なく、お値段はしますが、薬膳料理としての価値と無類の美味しさという二つの価値を考えると妥当とも思えますし、食後の胃もたれの無さ、そしてマイポンポンが久しぶりに上機嫌だったことも考慮すれば非常に価値のある一杯でした(^◇^)b
食後はゆっくりとお話をさせてもらい、コラーゲンとかも見せてもらえましたし、しじみや椎茸や数種類の漢方など紙に書かれた能書きではなく、直接作り手の口から聴くことができるたのも嬉しいものがあります。
昔は王貞治さんや渡辺満里奈さんが来たとか、一時は隆盛を極めていた時期もあったことなど、時の流れを感じる話しも興味深かったです。
今度来たときは塩味を食べたいと思います。ごちそうさまでした☆彡