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 中国共産党の重要会議である第18期中央委員会第6回全体会議(6中全会)が24日、北京で開幕した。習近平(シーチンピン)指導部はこれまでに党員ら101万人を規律違反で処分しており、「反腐敗」を旗印に党の規律強化を徹底し、習氏の権力基盤を強める狙いだ。党指導部人事がある来年秋の党大会に向け、習氏の権威を高める動きも活発化している。

 習指導部は発足からの4年間、元最高指導部メンバーも含めて党幹部らを次々に汚職で摘発し、民間業者との癒着や役職を金で売り買いするなどの党内の風紀の乱れを批判してきた。

 だが、腐敗体質は根深く、改まる気配はない。党規違反などで処分を受けた人数は2013年に約18万2千人、14年に約23万2千人、15年に約33万6千人と増え、今年も9月までに約26万人が処分された。

 こうした流れを食い止めるため…

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