ABU賞 NHKの番組がスポーツ部門で最優秀賞

ABU=アジア太平洋放送連合に加盟する放送局などが制作した番組のうち優れた作品に贈られるABU賞の授賞式がインドネシアのバリ島で行われ、NHKのドキュメンタリー番組がスポーツ部門で最優秀賞を受賞しました。
アジア太平洋地域の放送局などで作るABUは、毎年、総会に合わせ、優れた番組にABU賞を贈っています。

ことしのABU賞には、テレビとラジオの13部門に29の国と地域から271の作品の応募があり、24日夜、総会が開かれているインドネシアのバリ島で授賞式が行われました。

このうちテレビのスポーツ番組部門では、柔道でオリンピック3連覇を果たし去年引退した野村忠宏さんが最後の試合に臨む姿を追ったNHKの番組「アスリートの魂 野村忠宏最後の背負い投げ」が最優秀賞を受賞しました。

ABU総会は25日に最終日を迎え、自然災害の際に人命を守るため放送局が果たすべき役割や、マイノリティーや社会的弱者を含む多様な視聴者のニーズにどのように応えていくかについて意見が交わされます。