宇都宮連続爆発 くぎなど入れ殺傷力高めた疑い

宇都宮連続爆発 くぎなど入れ殺傷力高めた疑い
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23日、宇都宮市の公園で爆発が起き、3人が重軽傷を負った事件で、現場で飛び散った破片のなかに金属くずや複数のくぎが含まれていたことが警察への取材でわかりました。警察は、死亡した元自衛官の男が爆発物の容器にくぎなどを入れて殺傷力を高めた疑いがあると見て調べています。
23日昼前、宇都宮市本丸町の宇都宮城址公園内の駐輪場付近で爆発があり、市内に住む元自衛官、栗原敏勝容疑者(72)が死亡し、近くにいた中学生ら3人が巻き込まれ重軽傷を負いました。

警察は、爆発物で自殺を図り周囲の人を巻き込んでけがをさせたとして、殺人未遂などの疑いで調べています。

24日の現場検証では、爆発があった公園で、複数のコイルのようなものや乾電池が見つかっていますが、その後の調べで、飛び散った破片のなかに金属くずや複数のくぎが含まれていたことが警察への取材でわかりました。

また、全焼した自宅から複数の家庭用の打ち上げ花火が見つかっていますが、その中には火薬は残されていなかったということです。警察は、栗原容疑者が爆発物の容器に花火から抜き取った火薬や、複数のくぎなどを入れて殺傷力を高めた疑いがあると見て25日も公園などで検証を行って詳しく調べることにしています。