アニメ企画・制作大手の東映アニメーションは24日、2017年3月期通期の純利益を従来予想より20億円引き上げ、58億円とする見通しを発表した。同社が版権を持つ「聖闘士星矢」などの人気アニメをテーマにしたスマートフォン(スマホ)向けアプリゲームが中国などで好調という。
中国では「聖闘士星矢」が、そのほかの国内外で「ドラゴンボール」や「ワンピース」をテーマにしたアプリゲームがヒットしているという。通期の売上高は従来予想より16%多い354億円、営業利益は35%増の77億円と予想する。
テレビアニメ「聖闘士星矢」は日本では1980年代に放映された。中国でも90年代にテレビで放映され、一人っ子世代を中心に広く知られている。子供時代に聖闘士星矢に親しんだ世代を中心に、中国で関連ゲームを楽しむネットユーザーが増えているようだ。