アニメ「ドラえもん」でスネ夫の声を演じた声優の肝付兼太(きもつき・かねた、本名兼正=かねまさ)さんが20日、肺炎のため死去した。80歳。葬儀は近親者で営んだ。
鹿児島市出身。1979年に放送が始まった「ドラえもん」では、裕福で要領の良いスネ夫を、独特のかれた高い声で25年余にわたって演じた。
このほか、アニメ「おそ松くん」のイヤミや「元祖天才バカボン」のおまわりさん、「銀河鉄道999」の車掌、「ドカベン」の殿馬など、個性的な脇役の声を数多く演じた。
NHKおかあさんといっしょの人形劇「にこにこ、ぷん」では、じゃじゃまるの声を担当した。(共同)