2016年10月24日20時17分
宮崎県都城市で8月、道路で寝ていた男性が車にひかれて死亡する事故があった。県警は24日、乗客だった男性を車道に置き去りにしたとして、同市高崎町東霧島のタクシー運転手、川畑勝政容疑者(67)を保護責任者遺棄致死の疑いで逮捕し発表した。川畑容疑者は「酔って起きない客を車道に寝かせて立ち去った」などと話しているという。
都城署によると、川畑容疑者は8月27日午前1時40分ごろに都城市内の繁華街で乗せた同市高木町の自営業茭口(こもぐち)大祐さん(38)を、茭口さん宅近くの市道に寝かせ放置した疑いがある。茭口さんは約30分後、通りかかった女性が運転する軽乗用車にひかれ外傷性ショックで死亡した。
川畑容疑者は同日午前に署を訪れ「乗せた客が事故にあったのではないか」と話したため、県警が事故との関連を調べていた。「揺すっても起きなかったので放置した。しばらくしたら起きるだろうと思った」と説明しているという。
現場は片側1車線。茭口さんは車線の中央付近に倒れていた。
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朝日新聞社会部