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午後10時に全館消灯 過労自殺受け残業抑制策

一斉に消灯された電通本社ビル=東京都港区で2016年10月24日午後10時、猪飼健史撮影

 広告代理店最大手・電通は24日、新入社員、高橋まつりさん(当時24歳)の過労自殺を受けた残業抑制策として、午後10時に社内全館を一斉消灯した。25日以降も午後10時~翌日午前5時、毎日消灯する。

 関西(大阪市)▽京都(京都市)▽中部(名古屋市)--各支社でも実施した。これまでも夜間に一斉消灯していたが、残業を続ける社員が職場の照明をつけていた。今回、午後10時以降再点灯できないようビルのシステムを変更した。

 48階建ての本社ビル(東京都港区)は午後10時、レストラン街などを除く1~45階の照明が消えた。事前に「速やかに業務を終了して退館する」よう指示が出ていて、午後10時を待たずに帰宅する社員も多かった。電通広報部は「(仕事を自宅に持ち帰る)風呂敷残業が増えないよう注意喚起したい」としている。

 また、電通は労使協定で最長70時間に定めていた月間の時間外労働時間の上限を、11月から5時間引き下げて65時間にする。【早川健人】

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