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名古屋大学に新設される「情報学部」が凄そう。

平成29年(2017年)に名古屋大学に新設予定の情報学部。現代の最先端を行くその学部について現時点での情報をまとめてみました。

更新日: 2016年10月24日

knowledgiumさん

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名古屋大学とは

愛知県名古屋市にある国立大学。
日本のトップレベルの国立高等教育機関および研究機関として創設された。
東大を頂点とした旧帝国大学群のひとつである。

2014年には名大出身者がノーベル物理学賞を受賞するなど、近年、特に自然科学分野での成果が目覚ましく、今後の活躍にも期待される。

そんな名古屋大学に新設される「情報学部」とは・・・?

情報学部(仮称)では、例えば、ビッグデータ、人工知能、IoT
などを活用することで、人類の直面する課題を解決し、新しい価
値を生み出すための、新しい情報学の創出を目指します。

コンピュータ科学科

コンピュータ科学科では、コンピュータやネットワーク、人工知能(AI)や音声画像処理などの情報科学技術を専門的に学びつつ、社会や自然に対する理解力を持つことで、情報科学技術を活用した新しい機器、システム、サービスなどの創出や、新たな価値を創造していく人材を育成します。

自然情報学科

自然情報学科では、自然現象や社会現象のデータ分析と数理モデル化、スーパーコンピュータを用いたシミュレーションとデザインなど情報科学の理解を通して、新たな画期的な発見と、人類が直面する様々な課題、自然や生命にかかわる深刻な問題の解決に貢献できる人材を育成します。

人間・社会情報学科

人間・社会情報学科では、情報学を駆使して人間の心理や知覚・感覚、コミュニティやマーケットなどの仕組みを解明できる能力を身につけるとともに、その成果によって、一人の人間、人と人との関係性、社会のあり方を総合した「コミュニケーション」を変革し、新しい価値の創造を実現できる人材を育成します。

情報学部では以下のような授業が開講されると予想されます。

※改組前の学部である情報文化学部のシラバスを参考にしました。

情報リテラシーとコンピュータ

正に日進月歩の勢いで発展しているように見えるコンピュータであるが,その根本にあるものは至って単純で,しかも開発当初からほとんど変化していない。この根本を理解し,様々な情報がコンピュータによってどのように処理されているか知ることは,情報化社会で生きていく上で必須の基本的素養である。そこで本授業では具体的な例を挙げながら,情報処理とコンピュータの初歩について講義を行う。

ネットワーク基礎

C言語とJavaを用いた応用プログラミングについて,講義とコンピュータを用いた実習を行う。

アルゴリズム

問題を解くための計算法であるアルゴリズムについて,それを理解する素質と,代表的なアルゴリズムについての知識を得ます。また,アルゴリズムを利用して,具体的に問題解決を行うための力を身に付けます。さらに,コンピュータの機能と,プログラミングに関する見識を深めます。

クリエイティブ・ネットワーキング

ネットワークの基本から最新の技術にいたる概要を実習を通して理解した上で,新しい時代の知的・文化的創造法の特徴と可能性を探る。

シミュレーション科学入門

シミュレーション科学とはそもそも概念的にどういうもので,学問的に何を目指しているか,について講義する。
1. シミュレーションとは何か?
2. シミュレーション科学とは
3. シミュレーション科学が明らかにしてきた複雑な自然・社会現象
  ・物理学への応用:非線形力学系とカオス,相転移,自発的対称性の破れ
  ・化学への応用:分子,量子化学,分子動力学
  ・生物学への応用:高分子,感染症の流行,病原体と免疫系,生態系

認知科学と人工知能

人間の認知機能を科学的に解明していく上で必要となる基礎的知識を身につけると同時に,認知科学の概要を把握する。人間の認知と機械のそれを対比しつつ講じることによって,認知に対する理解を深める。

[追記] 名古屋大学情報学部の公式PRページが公開されました

最後に、Twitterの反応をまとめてみました。

名大情報学部行きたい。というか会社のお金でお勉強したい。

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