2016年10月24日
復活のM ~空白の2年間~ ②
前回は2年ぶりのブログ更新にも関わらず多くの方からコメントを頂けてなによりです。
いかなる理由であれ、今でも自分の事をきにかけてくれている人がいるんだなという事実を知る事ができてうれしかったのは本音ですが、相変わらず俺の力作長文の中身に関して触れてくれているコメントがあまりなかったのは残念でならない。
最近の若者が活字離れしているのは重々承知しているけれど、俺の感情を込めて書き上げた『男の生き様』に対する閲覧者の見解がもう少し欲しかったと思う今日この頃であるが、今回も懲りずにまた長文を投下していきたいと思う。
今回の議題は前回の記事の最後にも触れた通り、現在の東方界隈について思っている事を重点的に語りたいと思う。
2年ぶりとなる東方界隈ご意見番の辛口レビューを堪能していただきたい次第である。
1.今でも東方を好きなの?
まずはこれについて触れない事には始まらないと思うから答えさせてもらう。
過去に俺は本ブログにおいて『東方はオワコン』だの『ZUNは怠慢になった』だのと、一部から反感を買うような爆弾発言を連発してきた実績があるが、これは裏を返せば東方が好きだからこそ発してきた叱咤激励である事を忘れないでいただきたい。
そしてあれから2年経った現在だけれど俺は今でも東方という作品を愛している。
これは紛れもない本音である。
ただし一つだけ白状しなくてはならない事がある。
それは俺自身が忌み嫌っていた東方厨に成り下がってしまった事である。
東方厨の定義をもう一度おさらいしておくと、東方厨とは原作のSTGをまともにやっていない癖に、ニコニコ動画にうpされる手書き劇場動画やMMD動画などを見て東方を分かった気になっているようなキモオタの事を指す。
本ブログで俺は幾度となく『東方厨』に対して否定的なコメントを残して来た過去があるが、皮肉なことに現在は俺自身が東方厨に落ちぶれてしまっている。
東方配信をやっていた頃は各作品のLunaticノーボムクリアを達成したりなどして視聴者に魅せるプレイを披露していたけれど、今の俺はもはや見る影もないほど東方自体の腕は完全に陳腐してしまっている。それもそのはず、東方実況を引退したのを境に俺は原作のSTGを以前ほどやり込まなくなってしまったからである。
神霊廟は全機体Lunaticはクリアはしたけれど、ノーボムクリアはやろうとすら思わなかった。輝針城と紺珠伝に至ってはノーマルモードをクリアしただけでExtraもクリアしていない(つーか紺珠伝のExtraむずすぎじゃね^^;)
東方の配信を引退して以降の俺は東方の原作STGに対する熱意も冷めてしまった。
しかし俺は東方を嫌いになったわけではない。ZUNが作り上げた弾幕STGよりもニコニコ動画等でうpされるキモオタご用達の動画を楽しむ事がメインにすり替わってしまったのである。
これを東方厨に落ちぶれたと言わずして何というのか。
木乃伊取りが木乃伊になるとはまさにこの事であり、ブログで散々ディスってきた東方厨に俺自身がなってしまったのである。これは今現在の東方に対する触れ合い方を考える上で至って正当な自己分析であると思っている…
だがそれでも俺は今も尚東方こそがナンバーワンの同人作品だと思っているし、一生ZUNに付いていきたいとも思っている。
2012年頃の艦これブームに伴い、これまで東方の同人誌で甘い蜜を吸っていた同人作家の連中がことごとく東方を裏切って艦これに活動の場を変えた出来事があった。今はさらにアイドルマスターという新たな強豪も争いの輪に加わった事により、さらに東方の立場が危うくなりつつある現状だが、それでも俺はこれからも変わらず東方を応援していきたいと思っている。
東方は俺の人生に多大な影響を与えてくれた作品なのだから…
2.東方輝針城と東方紺珠伝についての総括
ブログ更新をストップしていた2年間の間にこの2作品が世に放たれた。正確には輝針城は俺がブログ更新をストップする少し前からすでに発売されていた作品なんだけれど、『この2作品を俺はどう思っているのか』についてここで触れたいと思う。
まず、俺は東方の作品を語る上で3つの評価ポイントを設けている。
それは何かというと『魅力的なキャラクターがいるか?』『BGMは素晴らしいか?』『ゲームシステムは充実しているか?』の3点である。
もちろんこの3点すべてが高い事にこしたことはないけれど、3つの内2つは微妙でも1つが突出して優れている作品なら俺は良作品だと思っている。逆に秀でた部分がなく、3つとも平均以下の水準の場合は駄作だと思っている。
これを踏まえた上で、俺の輝針城と紺珠伝の評価は以下の通りである。
>東方輝針城
キャラクター:☆☆
BGM :☆☆☆
ゲームシステム:☆☆☆
>東方紺珠伝
キャラクター:☆☆☆☆☆
BGM :☆☆☆☆
ゲームシステム:☆
星5段階による俺の判定はこの通りである。
まずは東方輝針城だけどハッキリ言って旧作を除いた歴代作品の中で一番の駄作だと思っている。
まず第一に魅力的キャラクターが一人もいないのが致命的である。強いて言うなら4面ボスの九十九弁々が一番かわいいかなーと思う程度であり、キャラクター部門の評価に関しては星蓮船とワースト争いをするレベルの低評価である。
ゲームシステムについてだけど、星蓮船のベントラーシステム、神霊廟のトランスシステムといった2作品連続で続いた初心者殺しの複雑なシステムは一切ない。与えられた残機とボムで6ステージをクリアすればいいだけ。東方をやった事のない初心者でも入りやすい作品だけど、妖々夢の森羅結界システムや永夜抄のスペルカードモードといった画期的なゲームシステムがあるわけじゃなく、良い意味でも悪い意味でも普通すぎるゲームシステムなので星は3である。
ちなみに一部では5面ボス正邪の反転弾幕を非難している奴もいるようだが、俺は別にこれについては悪い印象はない。初見の時は「へーおもろいじゃん」とは思ったけど、それ以降はよくも悪くもなんとも思わない。評価がプラスに働く訳でもマイナスに働く訳でもない論題にすぎない。ラスボス針妙丸のあたり判定が巨大化する弾幕も同様である。
BGMについて。
ラスボス針妙丸の『輝く針の小人族 Little Princess 』はトップ10に入れたいぐらいの素晴らしい曲だったと思う。しかし所詮この曲だけである。強いて言うなら4面ボス九十九姉妹の曲も割かし好きだけど繰り返して何度も聞きたいと思えるBGMがラスボスの曲のみでは、星3以上の評価は与えられない。よってBGMの総合評価も星3つである。
以上が輝針城の全体的な感想だ。
咲夜さんが自機として復活した事でオタクには称賛された作品かもしれんが、俺から言わせればwindows版東方作品でナンバーワンの糞作品だと言わざるを得ない。なぜなら前述したように、3つの評価ポイントのどれかが突出している訳でもなく、どれも平均以下でまとまってしまっている微妙な作品だからである。
ちなみに俺が2番目に糞だと思っている作品は前作の東方神霊廟であるが、正直神霊廟も輝針城も総合的な評価は俺の中ではほぼ同等である。
ではなぜ輝針城が歴代最高の駄作だと明言しているのか?
それは、代々東方の新作は毎年夏に発売されていたのに、神霊廟の翌年はまさかの新作なしだった。ただでさえ神霊廟がクソ作品だったので、次に発売される新作には大きな期待が寄せられていた。しかし2年ぶりに発表された作品が東方輝針城という駄作だった。「1年間隔あけたのにコレかよ」っていうガッカリ感が半端なかったのは当時を顧みても思うわ。
輝針城が歴代最低作品なのは、この『ガッカリ感』も加味されているのである。
次に現時点の新作、東方紺珠伝をレビューしたいと思う。
結論から言って、紺珠伝は良い作品だと思っている。
この作品はとにかく魅力的なキャラクターの宝庫である。俺の中では地霊殿とトップ争いをするレベルの素晴らしさだと思っている。ゲーム内での穏やかな笑顔に隠された純狐の裏設定には惹かれたし、クラウンピースとヘカーティアはエロ可愛いし、何気に3ボスのドレミーも俺は好印象を持っている(ジト目キャラっていいよな)。
そして俺が紺珠伝で最も一押ししたいのが、4面ボスの稀神サグメである。彼女を初めて見た時「うわ、これ久しぶりにキタわw」と思ったもんだ。こんな感情を抱いたのはそれこそ風神録の早苗さん以来だと思う。ムク時代のノリで言わせてもらうなら新しい嫁の登場だった。物静かでクールだけどどこか暖かい人間味があるキャラクター。俺の好みにまさにドストライクだった。
このように東方紺珠伝はキャラクターが全体的に魅力的だった。だからキャラクター評価は文句なしで星5つを与えたい。
だが上の表でも書いたように、東方紺珠伝には一つ重大な欠点がある。
それはゲームシステムが歴代最低だという点である。
紺珠伝はとにかくゲーム難易度が異常に高い。そして星蓮船や神霊廟とは違うベクトルで初心者殺しの作品なのである。
紺珠伝には2つのゲームモードが用意されており、一つはミスをしても何度でも規定の地点からやり直しができる『完全無欠モード』と、従来の機数・ボム数でクリアを目指す『レガシーモード』の2つを任意で選んでゲームをプレイできる。しかしゲームバランスが明らかに『完全無欠モード』を意識した調整になっている為か、ノーマルでも弾幕の密度が半端ない。
古くからの東方ファンならここはやはり従来の『レガシーモード』の方でクリアを目指したい所なのに、何度もミスをする事が前提の難易度調整である為にノーマルでも満身創痍しまくったわ。俺の腕前が昔よりも劣ってしまっているのは重々わかってはいるけど、ノーマル満身創痍はさすがにショックだったわ。個人的に永夜抄Luna<<<紺珠伝ノーマルぐらいに感じた。ノーマルなんてボム封印でも1ミス、2ミス程度でクリアできるような難易度でいいんだよ。つーか輝針城辺りからずっと思っている事なんだけど、最近のZUNって実際にプレイしてちゃんと難易度調整してんのか疑うレベルなんだよな。
そして東方紺珠伝で俺が一番苦言を呈したいのは、本来は上級者のテクニックであるはずのグレイズを強制的に要求される窮屈なゲームシステムにあると思っている。
グレイズとは敵の弾を当たり判定ギリギリで避ける技術の名称であるが、従来はスコアラーが行う高等技術が紺珠伝に関しては必須テクニックになってしまっているのだ。というのも、紺珠伝の残機を増やす方法が各ステージに細かく区切られたキャプター内で規定のグレイズ数以上を稼ぐ事なのである。だから道中然り、ボスの通常攻撃やスペルカードで無駄に耐久しつつ、グレイズも稼がないと残機を増やす事ができない仕様になっているのである。
ただでさえ弾密度が半端ないのに無理に耐久し、グレイズしなくてはならない。当然これは被弾率が上がる原因になる。さらに「今いくつグレイズを稼いだのかな…」というのを確認する為に、ちょくちょくゲーム画面の横にあるグレイズ数を脇見確認しなくてはならない。この脇見もまた事故被弾をまねく要因になりかねない。
弾幕シューティングはゲームの性質上、ある程度の規則的な動きは要求されるものなのだが、紺珠伝はあまりにもプレイヤーへの自由度を奪っている窮屈さを感じざるを得ない。星蓮船とは別のベクトルの窮屈さである。この2作品は初心者には絶対に薦められない作品である事は否めない。
魅力的なキャラクターが沢山出てくるのに、このようなゲームシステムだから、俺はノーマルをクリアして以降、紺珠伝をプレイしていない。ちなみにExtraもまだ未クリアである。ヘカーティア強すぎなんだよ、と思う以上に俺の腕前が本当に昔に比べて落ちたんだなと痛感させられたと同時に原作STGへの熱意もだだ下がりとなった今回の新作なのであった…
だけど何度も言うけど俺は紺珠伝は良い作品だと思っている。キャラクター部門においてここまで秀でているのは地霊殿以来だったからである。一つの分野で秀でている作品は素晴らしい。今回の紺珠伝を受けて、ZUNは輝針城での失態をしっかり挽回してきたなと思った次第である。
しかし、紺珠伝もまた1年以上前の作品である。
神霊廟→輝針城の悪夢と同様にZUNは新作の間隔をまたも1年開けているのである。
輝針城で感じた『ガッカリ感』の悪夢が、来年夏に発売されるだろう新作で再来しない事を祈るばかりである。
ちなみにこれまでの作品の簡易評価も載せてみた。是非とも君達の作品に対する意見もコメントで書いてくれるとありがたい。
>東方紅魔郷
キャラクター:☆☆☆☆☆
BGM:☆☆☆☆
ゲームシステム:☆☆
レミリア、咲夜さん、フランドールといった人気キャラを多数輩出した伝説の作品。
BGMは『亡き王女の為のセプテット』はまさに至高。現在も文句なしで1番好きな曲です。ちなみにフランドールの曲も人気はあるけど、俺自信はそこまで良い曲だと思っていないのが本音。レミリアの曲のみで星5はあげられないので、BGMの評価は星4にした。
ただゲームシステムは微妙。ミスしなかったりグレイズを稼いだりすると内部難易度が徐々に上がって行くシステムはやめてほしかった。
>東方妖々夢
キャラクター:☆☆☆☆
BGM :☆☆☆☆☆
ゲームシステム:☆☆☆☆☆
歴代東方作品の中で俺が一番評価しているのがこの東方妖々夢。BGMはどれも心に残る神曲ばかり。
初心者にはボム代わりに利用でき、上級者にはスコア稼ぎに応用できる森羅結界システムは素晴らしいと思う。
天才ZUNの英知の結晶とも言うべき作品。初心者に一番お勧めしたい作品でもある。
>東方永夜抄
キャラクター:☆☆☆
BGM:☆☆☆
ゲームシステム:☆☆☆☆☆
配信者時代に俺が一番得意としていた作品であり、一番やり込んだ作品。
スペルカードシステムの導入がこの作品の評価を高め、ルートによってラスボスが変化するストーリーも非常に面白かった。
>東方風神録
キャラクター:☆☆☆☆
BGM :☆☆☆
ゲームシステム:☆☆☆☆
良い意味で原点回帰されたわかりやすいゲームシステムと、この作品から次ステージへのロード時間が短縮化されてテンポがよくなったのも好印象である。
キャラクター評価の星4は早苗さんがいる事が全て。本当は星5にしたい所だが、早苗さん一人しか魅力的キャラがいないのに星5は過大評価しすぎかな、と思ったのでここは心を鬼にして星は4にした。
BGMは和風な曲が多めだが、俺個人は好みに合わないかな…BGMは神霊廟に次いで低い評価かも。
>東方星蓮船
キャラクター:☆☆
BGM :☆☆☆☆
ゲームシステム:☆☆
残機やボムを増やす為にはベントラーを効率的に獲得していかなくてはならないという窮屈なゲームシステムはまさに初心者殺し。紺珠伝同様に絶対に初心者には薦められない2大作品の一つ。こちらはさらにキャラクターも全体的に微妙であり、配信者時代はナズーリン可愛いと言っていたが今はもう熱が冷めている。所詮あの時代での一時の感情でしかなかったという事か…
唯一の救いはBGMが何気に良い曲揃いな所か。感情の摩天楼は俺の中のトップ10にも入っている名曲である。あと平安のエイリアンも好きである。
>東方神霊廟
キャラクター:☆☆☆
BGM:☆☆☆
ゲームシステム:☆☆☆
妖々夢の森羅蹴界モドキと永夜抄のスペルカードモードを両方搭載していながら、ガッカリな作品だったと言わざるを得ない。初心者救済措置であり、かつスコアラーにとってはスコア稼ぎに利用できるトランスモードというシステムは妖々夢の森羅結界とは似て非なる紛い物である。
トップスコアラーのリプレイを見て心底ガッカリしたのは、神霊廟のスコア稼ぎは敵のスペルカード等を華麗にグレイズするのではなく、とにかく何度もトランスモードを発動させて、無敵時間の間に敵の弾をカスリまくるというシューティングの本来の醍醐味を悪い意味で無視した物だった。
俺自身は別にスコア稼ぎなんてやらないけど、あんなリプレイ見せられて「なんだこりゃ…」って呆れたもんだった。こんな仕様にするなら『なんでスペルカードモード実装したの?』と思わざるを得ない。スコア稼ぎをする上級者になればなるほどスペルカードを避ける必要性がないんだからいらないじゃん。そんなんだったら紺珠伝にスペルカードモード実装しろよ、ってマジで思った次第なのだった。
以上が俺の各作品への感想でした。
3.今現在の好きなキャラクターランキングは?
今回の記事最後の話題は現在の好きなキャラクターランキングを発表したいと思う。
2年の時が流れ、俺の現在の好きなキャラクター事情はどうなっているのか…もう30歳にもなるのに年甲斐もなく発表したいと思います。
まずは2位から10位までの発表である…
2位:レミリア・スカーレット
3位:東風谷早苗
4位:稀神サグメ
5位:アリス・マーガトロイド
6位:比那名居天子
7位:古明地さとり
8位:霊烏路空
9位:霧雨魔理沙
10位:秦こころ
こんな所かな。
新作のサグメは4位に躍進。早苗さんと似た感情をこの娘にも抱いている為に一時の熱意ではないと思う。キャラクターの設定上、ダブルスポイラー系の作品以外での出番は金輪際ないとは思うけれど、今後の彼女にはマジで期待したい。
アリスは今も変わらず好きである。東方の登場キャラクターは全員女の子ではあるけど「本当の乙女」ってアリスぐらいしかいないんじゃないか?純粋に女の子っぽくて本当に良いキャラだと思っている。
さとりはサグメ同様、大人しくミステリアスだけど実は少し天然で温かみがあるというキャラクターが俺のドストライクに一致している為上位。
天子と空と言えば、ほのぼのとした作風の東方作品の中では珍しいガチ悪人だけど、俺はヒールキャラがは大好きであり、中でもこの二人は昔からかなり好きである。
魔理沙も最近かなり好きになってきたんだよな…元から嫌いではなかったけど、妖精大戦争のメイガスナイトが神曲すぎて、それに伴って魔理沙の評価も滅茶苦茶あがって来た感じ。配信者時代には「コイツとセックスしてみたい」とは思わなかったキャラだったんだけど、今は魔理沙をベッドに押し倒したいと本気で思うぐらいにまで愛を感じるようになりました^q^
こころは『あの娘』のカップリングで見る事が多く、それでこころも同時に好きになった感じ。キャラクターの設定もよいしね。
さて、ここまで見て俺の事を知っている閲覧者は驚いたかもしれない。
レミリアが2位。早苗さんが3位。
2年前まではレミリアが1位で早苗さんは2位だった。
これは配信者時代からずっと言い続けていた事だし、俺自身もこの二人の順位転落はありえないと思っていた。
早苗さんは今も尚大好きであり、妄想の中で何度犯したか計り知れないぐらいに魅力的な俺の一番の嫁であり、そしてレミリアはそんな早苗さんを超越した憧れをずっと抱き続けてきていた。
初めてプレイした作品が東方紅魔郷であり、ラスボスのレミリア戦は『亡き王女の為のセプテット』の効果も相まって、何時戦っても俺に緊張とワクワクを与えてくれた。俺が東方を好きになるきっかけになったのがレミリアという存在だったからである。
だからこの二人を超えるキャラクターなんて、絶対に現れないと思っていた。
しかし、2年の時が経ち、俺の中に抱く感情に大きな変化が起きたのだ。
レミリアと早苗さんを超えて、俺が今最も東方で一番好きなキャラクターがいるのである。
それは誰か?察しの良い人はもうわかるかもしれない。
それは…
古明地こいしちゃんである。
そう、2年の時が流れ俺が今一番東方のキャラクターで愛しているのは早苗さんではなく、こいしちゃんになってしまっている。
もちろんクドイが今も早苗さんは好きである。だがその早苗さんを超えて今、こいしちゃんが好きで好きでたまらないのである…
ムク時代のノリで書かせてもらうとガチでセックスがしたいぐらいに好きなのだ。
元々別にそこまで好きではなかった。
地霊殿が発売された当初からさとりは好きだったけど、こいしちゃんに対しては特に何も思っていなかった。しかし時が経つにつれて次第にこいしちゃんを意識するようになる。二次創作界隈で描かれる様々なこいしちゃんを見るようになるたびに、「俺だったらこいしちゃんをこういうキャラクターにする!」といったオタクが抱く妄想をこいしちゃんに対して抱くようになっていき、決定的だったのが黄昏フロンティアから発売された外伝作品である東方心綺楼に参戦キャラクターとして登場した事だった。
これは本当にうれしかった。そして心綺楼のストーリーでの裏主人公的な扱いにより、俺の中にあったこいしちゃんへの興味がより一層際立ったのだ。
作者のZUNは意図しているのかどうか知らんが、こいしちゃんは性格設定がガバガバなのが人気の秘密だと思っている。
人によってこいしちゃんの印象は違う。俺は天真爛漫な甘えん坊という性格をこいしちゃんに抱いているのだが、人によってはダークな狂人と設定している人もいるだろう。
東方キャラでも随一の自由度の高いキャラクターでもあり、多くのカップリングが存在する背景からも分かるように、二次創作活動をしている同人作家や、俺達のようなキモオタが妄想を抱く上で非常に機能させやすいタイプのキャラクターなのである。
本当にZUNは素晴らしいキャラクターを産み出したなと感心した。そして心綺楼でまさかの自機参戦させた判断もよかったと思う。輝針城で付け焼刃に咲夜を復活させたのとはあらゆる意味で違う。
俺達キモオタ東方厨がこいしちゃんへの関心を深めている渦中での、絶妙なタイミングでの起用には感服したわ。何年か前の非公式な人気投票で6年連続1位という完全出来レースで世界一位(笑)ともてはやされていた霊夢の記録をストップさせて、こいしちゃんが1位になったのはマジでスッキリしたものだった。
以上。
俺がブログを更新していなかった2年の間で起こった東方事情でした。
さて次回の記事だがしばらく更新間隔をあけたいと思う。
まだまだ復活のM ~空白の2年間~シリーズは続けてたいと思っているが、今しばらく待っていていただきたい。
次回もたぶん東方界隈関連の記事を書くと思う。今の実況者達に対して苦言を呈する予定なのでこうご期待。
それではまた次回お会いしましょう。