Garden of Love

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投稿者: ネット小説大賞(旧:エリュシオンノベルコンテスト(なろうコン))  [2016年 10月 24日 16時 42分] ---- ----
良い点
SFの世界らしい再生や機械などの未知の技術が溢れる中で、機械も人間と同じように思考を巡らし恋愛をするというテーマは分かりやすくよかったです。
また話自体も長くせず、恋愛部分に絞ったというところも良かったです。背景にかなり複雑な歴史や世界観がありそうでしたが主題をそちらにせず、機械同士の恋愛に文字を割いたおかげで何を書きたかったのかが伝わってきました。
短いながらも話自体はコンパクトにまとめられており、主人公とヒロインの様子が目に浮かぶようでした。今後の創作活動を応援しております。
七沢ゆきの    [2016年 10月 24日 18時 37分]
せっかく感想をいただいたのに申し訳ありませんが、主人公たちは機械ではありません。

ヒロインは人間、ヒーローはクローンであると明記してあります。
どちらも機械でしたらあらすじにある「スワンプマンの沼」の葛藤が成立しません。あらすじにも「完全クローン」と書いてあります。

私の筆力が足りなかったのがいけないのだとは思いますが、残念です。
投稿者: 谷崎みか  [2016年 09月 21日 16時 27分] ---- 女性
一言
面白かった!
わりと激しい戦争をやっていたのに、案外あっさりと日常に戻ってしまったのは、なぜか寂しかったです。
せっかく大きく広く拡がっていた世界観が急に萎んでしまったような気がして……
それぐらい、読者を惹きつける何かが、序盤からずっとあったからでしょうね。
すごく細かで深い裏設定がありそうなので、もっとたくさんの文字量でがっつりと読み直せたらいいのに、と、思いました。
キスについても良かったのだと思いますが、それ以上に全体としての完成度の高さが突出していて、そこに感動させられました。
短編なのに長編並みの読み応えで、すごく得した気分です!

七沢ゆきの    [2016年 09月 23日 09時 20分]
面白かった!
その一言がめちゃくちゃうれしいです!ありがとうございます。

今回は自分ではめずらしくガチガチに設定を作りこんだので、谷崎さんの書かれた通り、本編には出てこない部分がたくさんあります。
でもきっとそれを全部出したら冗長になってしまい、戦争の物語なのか、志乃と瀬人の物語なのかが曖昧になってしまいそうでザクザクっと削りました。

長編並みの読み応えなんて……嬉しくて言葉も出ません。

読んで下さってありがとうございました!
投稿者: うみのまぐろ  [2016年 09月 20日 16時 16分] ---- ----
良い点
はじめまして。うみのまぐろと申します。セカキス企画から参りました。
「スワンプマンの沼」とSFを絡めたストーリーが素晴らしかったです。まぐろはSF書けないので、SFを書ける方って本当にすごい……と尊敬してしまいます。
「スワンプマンの沼」について、自分自身の同一性ではなく、「他者から見て同一であるか」について焦点が当たっている点、それが、目の前にいる愛した人のスワンプマンを、あなたはどう思いますか(愛することができますか)、という問いになって語りかけてくるような気がします。
個人的にものすごく素晴らしいと思えた点は、物語後半のイモータルとなった瀬人が、自身の同一性について悩む描写がないところです。
あくまで志乃が悩むところにフォーカスが当たるお話だと思いますので、イモータル瀬人が読者に対し明確な答えを提示しないことが、「おかえりなさい」を聞くまでの、もやもやむずむずした感じにつながりたまりませんでした。
素晴らしい作品だと思います。読ませていただきありがとうございました。
七沢ゆきの    [2016年 09月 21日 00時 10分]
こちらこそ、はじめまして。ご来訪ありがとうございます。

私の書きたかったことを的確にご指摘いただけて嬉しいです。
しかも素晴らしいなんて…。焼き土下座したい勢いです。

畢竟、スワンプマンの沼は本人より周りがどう思うかではないか?というのが私の考えでした。
完全な同一性を獲得した本人にとっては『自分は自分である』という意識を持つとこは可能だと思います。
ただ、その本人の死や消滅を看取った人間にとっては『彼は彼であるのか?』という疑念は振り払うことができないのではないのかと。

その部分を読み取っていただいてありがとうざいました。
こちらこそお礼を言いたい気持ちでいっぱいです。

読んで下さって、感想までくださって、本当にありがとうござました。
投稿者: 杜乃日熊  [2016年 09月 02日 12時 14分] ---- 男性
良い点
「スワンプマンの沼」というテーマが色濃く描かれていたと思います。この思考実験を僕が初めて知った時は大いに頭を悩ませました。見た目も記憶も全く同一であれば、それは存在も同一として考えていいのかどうか。その答えの一例を見せてもらった気分です。
また、戦争の中で垣間見える志乃と瀬人の関係性がしっかりと伝わってきたのが良かったです。あれだけ愛し合っていたのなら、別れの悲しみや絶望も一層辛いものだったでしょうね。
悪い点
槇中の立ち位置があまり分からなかったです。言葉だけを見ればイモータルに懐疑的なのだとは思うのですが、志乃と瀬人の二人とはどの程度までの関係なのかが分かりにくかったです。
一言
哲学と戦争を絡めるとここまで話が深くなるのだと、とても感心しました。人とは何かを問う哲学と人の生死が顕著に顕れる戦争。どちらも生命に関する事柄なので相性は良いのかもしれませんね。
本作のイモータルは、いわゆる不老不死というやつなのでしょうか?そうだとすれば、永遠の課題を抱えながらずっと生き続けるのは生き地獄だろうなと思います。途方もない幻想は叶わない方がかえって幸せなのかもしれません。
これだけ面白い作品を読ませていただいて、どうもありがとうございましたm(_ _)m
七沢ゆきの    [2016年 09月 02日 18時 01分]
「スワンプマンの沼」は永遠の思考実験だと思います。拙作をその中の一例として見てくださってありがとうございます。

志乃と瀬人の関係性がしっかり伝わったとのお言葉、とても嬉しいです。
短編で、2人のなれ初めや普段の行動がほとんど描かれていないので、そこがとても不安な部分でした。

槇は本来、もう少し案内人的なキャラクターにするつもりだったのですが、志乃と瀬人に焦点を当てたくてばっさり削ってしまいました。
とりあえずは、部下を破棄し在庫にすることを命じる自分も在庫、という彼女の矛盾と悲しさを感じて頂ければ。本来は本編で描かないといけないことなので言い訳で申し訳ないです。

イモータルには「永遠なるもの」という私の造語のルビを振ってありますが不老不死ではありません。
人だが人を越えてしまった。なんと呼んだらいいかわからない、ということで、本来の意味である「神」のような感じで名付けられました。
イモータルはオリジナルの完全コピーなのでもし病気や有害な遺伝子を持っていたらそれも完全にコピーされます。除去することもできましたが、「オリジナルと完全に同じものを作る。そこに欠陥があっても」という科学者たちの最後の良心です。

読んで下さってありがとうございました!
投稿者: 毒肝二兎  [2016年 08月 22日 14時 03分] ---- ----
良い点
こういった作品は好きです。
というのもこの主人公達が暮らす世界はかなりディストピアだよな……と思ったからです。
記憶も人格も完全コピーできる技術があるなら、一部の記憶も削除したり、付け加えたり、改変したりできるよな……と思って読んでいました。
それにオリジナルに執着する個体があれば、記憶をいじってコピーしてオリジナルだと思わせたりして作戦本部は運用性を上げたりするんだろうな……とも。

とすれば、この戦争自体が壮大な人間を使った実験場なのではないか?と思いました。

これだけ科学が発達していれば宗教的な思想から来る戦争は無いだろう、とかってに思いながら読んでいました。

読む人によってはグッドともバッドとも取れるエンディングは個人的に好きです。
悪い点
悪い点があるとすれば一万字の制限がある以上どうしても世界観の描写が説明不足になってしまうことですね。
重厚なSF作品の世界観としては描写が甘くなってしまうと思いながら読んでました。

やっぱり戦争をやっている経緯とか知りたくなってしまいますね。
一言
他の方の感想で「スワンプマンの沼」を上げられていましたが、私はヒロインの視点からすれば「哲学的ゾンビ」だよなとも思っていました。

志乃が瀬人を試したり、もっと苦悩したりもっと葛藤したりする姿が見たいと思いました。
七沢ゆきの    [2016年 08月 27日 01時 28分]
ディストピア…オリジナルだと思い込ませる記憶の操作…人体実験…考え付きもしませんでした。深い考察をありがとうございます。自分の中で新しい発見でした。
ここまで読み込んでいただけると、作者として本当に嬉しいです。

戦争原因についてはあえてぼかしました。ご指摘の通り、ここまで科学の進んだ世界で、どんな理由で戦争が起きるのかと考え込んでしまったからです。
恵まれない人の小規模反乱は想像できても、それ以上のものは理由が作れませんでした。なので思い切って読者の方に判断をゆだねました。
科学派対自然派、人種戦争、戦争で科学が進歩する前の資源の奪い合いなど…。

一万文字だからこそ志乃と瀬人だけをくっきりと描けたかな、という気もします。結局、恋する二人にとってそれ以外は塵芥ですから…。

哲学的ゾンビという言葉、ぐぐってみました。難しいですね。
確かに在庫の瀬人は志乃との思い出を脳内に持っていても、体には持っていません。けれど彼には意識があり、志乃を恋い慕う気持ちがあります。クオリアがあります。それが志乃にも伝わったから、志乃は彼に「×××××××」という言葉をかけたのかなと。

うー、難しくてよくわからなくなってきました。
そちあえず、進みすぎた科学は魔法にしか見えない。というあの有名な言葉で締めくくらせていただきます。

読んで下さってありがとうございました!
投稿者: 夕凪 もぐら  [2016年 08月 20日 03時 36分] ---- ----
一言
どーも、今晩は。

あんな些細なリプと140字からここまで広げてしまうなんて、貴女さまは天才ですか?
ストーリーにも文章にも悪いところはありません。気になるところはありましたが、それで物語の良さが損なわれることはありませんでした。

逆に良かったところは、短くとも丁寧に練られた設定です。無駄な設定など要らない派のぼくですが、この物語には、その細かい設定がとても適していたので良かったかと思います。

また意図されているかはわかりませんが、この絶望的とも言える話の流れは、吊り橋効果みたいな役割で読者の感情移入を促していました。そのすぐ後の瀬人の走馬灯みたいな回想シーンで一気に込み上げてくる仕組み。

短編の恋愛小説はどうしても二人の歴史が読者に伝わらないというデメリットがあります。ですが、これはちゃんとひりひりと痛いほど伝わった。

ハッピーともバッドとも取れる終わり方、されど前を向いた二人の未来がみえました。

へりくつ捏ねましたが一言で言うと面白かった。
しかし、多彩で引き出しいっぱい持っているんですね。どれもこれも同じ作者とは思えないほど色が異なる。
羨ましい反面、興味本位で七沢節みたいな癖を見つけてみたくもなる。

読ませて頂きありがとうございました。
今回、わりと褒めるばっかで申し訳ない。そして当たり前だけれど褒めるばっかのが感想が短い。
わたくし誤字とか見つけるの下手くそなんで、そういうのはまた別の方にパスいたします。
七沢ゆきの    [2016年 08月 21日 18時 05分]
過ぎたお言葉に、はい。天災です(誤植ではない)と思わず場に合わないギャグで流してしまうくらい照れております。

前回もぐらさんにいただいた感想で、「背景描写が足りないと思う」というアドバイスをいただき、それはもうゴリゴリに設定をつけました。もともとこういった近未来ミリタリー系が好きなので、失敗した某国の軍事作戦が成功したというIFの設定をつけまくったりして趣味に走りまくりになってしまいましたが、「よく練られた」というお言葉、嬉しいです。ただ、私は極端から極端に振れる人間なので、「これ、装飾過多や…」と思われたら、これからも忌憚のないご意見をお願いします。

瀬人の回想については意図しています。絶望の中の希望こそきらめくと思いますので。その上で、瀬人の志乃への思いをこの短さで伝えるためには、最後に思い出すのはあなただけ。という展開でないと、と考えて書きました。

ハッピーかバッドかは読み手さんの解釈にお任せしようと思いますが、『霊長類最強』裏野ハイツ住人森沢マミ、『会話に詰まったらとりあえずプロレス技』アイス大好き美早、という私の書いてきた女性キャラを鑑みると、志乃も最終的には哲学的な命題なんて踏みつけて前に進むのでは…と作者は考えております(笑)

ぜひ、七沢節を見つけてくださいませ。単純な人間なので案外簡単に見つかるかと思います。

こちらこそ、読んで下さってありがとうございました!
投稿者: 髙津 央  [2016年 08月 19日 22時 55分] ---- ----
良い点
 セカキス一作目とは180度方向性の違うハードな世界。

 この文字数で、圧倒的な情報量。高密度な文章は読み応えがあって、短編のような気がしませんでした。
 ちょっと難しいSF設定も、適度な行間と言葉の選び方で読みやすく、作品世界に引き込まれました。

 お別れのシーンでホロリ。極限状態で交わされる再会の約束にグッときました。
 敢えてお別れのキスはしない方針でしたか?
 再会できるその時まで……!

 瀬人さんの思い出がキレイであればあるほど、別れの辛さが強調されて、心に刺さりました。

 そして、瀬人さんが激しくイケメン。
 あのセリフの数々、生半可な恋心では出てきません。志乃さんへの深い気持ちが切なかったです。
 >あ、男は駄目だぞ。
 で、この人も普通に嫉妬するのか~と言うか、そのくらい大好きなんだなぁと思いました。

 在庫の人は「本人と同じ」と認識できるような、そうでもないような……もし、志乃さんの立場だったら……?と、ぐるぐる考えました。
 今ここに居る自分たちも、日々の代謝でちょっとずつ細胞が入れ替わって、完全に以前と同じではありませんし……???
 
 でも、この二人なら、一生続く「確認作業」はきっと、お互いへの思いをより一層深めるんだろうなぁと、ほんわか幸せな気持ちで読み終わりました。
一言
 昔ならオリジナルは手書き/手作りで、それは唯一無二でした。
 現在のように、最初から電子媒体で幾らでも複製できて、ネットで拡散される画像のように、オリジナルを見つけるのが困難な状況だと、オリジナルとコピーの違いってどこにあるんだろう……?と考えさせられました。
七沢ゆきの    [2016年 08月 21日 17時 51分]
はい。テーマが「世界、満たされた時にキスを」なので、個人的に「2人が満たされるまで絶対キスしない原理主義者」を貫きました!
あそこでキスシーンを入れると場が締まるし、読み手さんも納得してくれるだろうとは思いましたが「ダメ!満たされてない!」と煩悩を振り払いました。

男性の方に男性キャラクターを褒めて頂けると本当に嬉しいです。
すこしでも、「女のフィルターを通した都合のいい男性」ではなく「フラットな目で見た男性も納得できる男性」を書けることを目指しているので…。

在庫の人は本人と同じ…?とぐるぐるされるなんて、私の罠にはまりましたね(笑)
この話を考え付いたのは、もぐらさんから教えていただいた「スワンプマンの沼」という哲学的な命題なのですが、私もよく考えます。細胞も精神も同じ私が現れたらそれは私なのか、なら私はなんなのか…と。

この話の元ネタはツイッターでの140文字小説です。そちらでは「おまえは世界に1人しかいないよ」と、逆に瀬人が志乃の在庫を作るための材料の1つを海に流すところで終わります。
このお話とは真逆ですが、どちらも人間の心情的にはありえるかなーと。

読んで下さってありがとうございました!
投稿者: 朝樹  [2016年 08月 19日 16時 00分] ---- ----
良い点
二度目まして、朝樹と申します。
セカキス二作目、読ませていただきました。迫力のあるSFの戦場からの導入、引き込まれます。これは……と思って読み進めて行くと、もう切ない悲しい展開……! あの場で置いて行かざる負えなかった志乃さんの心情を思うと涙が出ます。マジで。
イモータルと言う新しい技術についていけない志乃さんの気持ちも丁寧に描かれていて、感情移入しやしく、また泣かされました。マジで。(苦笑)
前作とは違った作風の物をこの短期間に書けることにも驚嘆です。素敵な作品をありがとうございました。
一言
志乃さん!! 「ここではないどこかで!」の後はちゅーでしょ――!!(個人的な心の叫び)
七沢ゆきの    [2016年 08月 21日 17時 30分]
前作に引き続きご愛顧ありがとうございます!(なんかデパートみたいですね(笑))

作風は…拙作Aと拙作Bを続けて読んでくれた友人が「これとこっち、別の人が書いてるんじゃないよね…?」と聞いてきたくらいの根無し草です。
朝樹さんのように一貫していた方が書き手としてはいいと思います;;
でも、そこを褒めていただき、「根無し草でもいいじゃん!」とちょっと自信がつきました!ありがとうございます。

「世界、満たされた時にキスを」なのであそこではダメですよ~!
志乃も瀬人も心も体もガッタガタなので。

「腕もげてるのにそんなこと考えられないよ!」(志乃、心の叫び)
投稿者: キャンサー  [2016年 08月 19日 12時 40分] ---- ----
良い点
切ないな~こうゆうの大好き!
一言

たまんないわ!
せつなくてグッとくる!
設定も凝ってる!
七沢ゆきの    [2016年 08月 21日 17時 23分]
ストレートなお言葉ありがとうございます!わーい!嬉しい!

設定は「もう誰にも意味わかんなくてもいいや」と開き直りゴリゴリに作りまし
た(笑)松果体は本当に「人類が失った何か」を司る器官なんじゃないか?と議論が数十年続いてる不毛な器官です。
なので凝ってるとお褒め頂き良かったです。

読んで下さってありがとうございました!
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