大ヒットになったアニメ映画「君の名は。」の舞台の１つとされる岐阜県飛騨市で１１月、上映会が開かれることになり、２３日市内で前売券が販売されました。
飛騨地方には映画館がなく、これまで地元で鑑賞できなかったこともあって前売券は瞬く間に完売しました。
アニメ映画「君の名は。」に登場する地方の町は、飛騨市をイメージして制作されたことから、市内には多くのファンが映画に登場する駅や神社などを目当てに訪れています。
映画の上映会は飛騨地方に映画館がなく、市民から「映画を見たい」という要望を受けた飛騨市が、映画の配給会社に協力を求めて実現しました。
上映会は１１月６日で、２３日は市内２か所で１３５０人分の前売券が販売されました。
このうち、上映会場の飛騨市文化交流センターでは約８００人が列を作り１時間ほどで完売しました。
朝６時から並んだという飛騨市立古川中学校１年の、吉田郁陽くんは「もう一度見たいと思い並びました」と話していました。
また、地元の５０代の女性も「飛騨市が出てくるので楽しみです」と期待を膨らませていました。
飛騨市観光課の渡辺康智課長は「幅広い年代から問い合わせもあり、改めて関心の高さを感じます」と話していました。