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里親制度へ理解呼びかける催し
10月23日 19時04分
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虐待や親の病気などさまざまな理由で、実の親と暮らせない子どもを家庭的な環境で育てる「里親制度」を知ってもらおうという催しが名古屋市で開かれました。
これは、10月が国の定める「里親月間」にあたることから名古屋市と愛知県が開いたもので里親の女性2人が、それぞれの体験を紹介しました。
このうち20年間で10人の乳幼児を育てた名古屋市の住田かおりさんは「家に来たばかりの頃に表情のなかった子どもに日に日に笑顔が増えていくのを見るのがとても嬉しかった」とやりがいを語りました。
続いて、里親の家庭で育った男性と女性が当事者として体験を語り、22歳の男性は「血はつながっていなくても、家庭が作れると今、感じています。そうした環境の子どもたちに周囲は偏見を持たずに接してほしい」と、里親制度への理解を訴えました。
名古屋市子ども福祉課の水谷千秋課長は「子どもを家庭的な環境で育てるためには里親が増えることが欠かせないが、まだ足りていないのが現状です。より多くの人に里親制度に関心を持ってもらいたい」と話していました。
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