10月23日 12時19分
岐阜市の市議会議員がみずから社長を務める会社に、事務所として借りた賃料を政務活動費から支出していたことが分かりました。
この議員によりますと、事務所が入る建物は、所有する母親から会社が無償で借りているということですが、「市議会のルールに沿って法人から借りている。支出に問題はない」と話しています。
NHKが入手した岐阜市議会の浅野裕司議員の政務活動費の収支報告によりますと浅野議員は、自らが社長を務める織物会社「アサトモ」に昨年度、事務所として借りた年間の賃料60万5000円を政務活動費から支出していました。
浅野議員によりますと、事務所の入る建物は自宅の敷地内にあり、母親が所有し、議員が社長を務める会社が母親から無償で借りているということですが、現在、ほとんど営業はしていないということです。
岐阜市議会の指針では、事務所費の賃料の政務活動費からの支払いについては、議員が生計をともにしている者に対しての支出は認められていませんが、法人への支出は認められています。
しかし、会社の社員は議員本人と妻、母親の3人しかおらず、これについて浅野議員は「賃料は法人として決算処理している。現行のルールに沿っており、問題はない。
」と話していて、今後、市議会のルールが変われば、それに従いたいとしています。
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