2016-10-24

金が無尽蔵にあったら何をするかを考える

という認知行動療法のワークがあるらしい。人生目標を見つけるための課題なんだとか。

確かにプロ野球選手になりたい子どもは、お金のために選手になりたいわけじゃないだろう。

大人になると、どうしてもお金心配が先に立って、そもそも何をしたいのかを考えるのをやめてしまう。

そうこうしているうちに、人生の目的を見失ってメンタルがやられてしまうわけだ。

そこで金が無尽蔵にあったら何をしたいかを考えてみる。言うなれば妄想だ。妄想

妄想してみると、最初は高級品を買い占めるとか、そういう方向にしか意識が行かないんだけれども、

頑張って妄想し続けてみると、例えば人によっては、お金を使って人助けをしたいとか、

とある研究分野に投資して人類生活を一変させたいとか、色んなことを思いつき始める。

実はそういう部分こそが、人生目標のヒントになるような事柄なんだってさ。

中国故事にも似たような話がある。

都会での出世を夢見た青年が都会への道すがら宿で休んでいたとき

自分が都会で大出世して当時の人としては栄華栄達を極めるような人生の夢を見る。

その後、都会に行くのを考え直して田舎に戻り、今まで通り普通生活をすることを選んだ、というお話だ。

たぶんこれは自分が望んでいることを突き詰めて考えた結果、

自分の求めていることとは違うことに気付いた、という逸話なんだろう。

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