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Windows.FAQ - デスクトップの遠隔操作 |
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このページでは、Windows デスクトップを遠隔操作する方法を解説します。
デスクトップを遠隔操作できる製品として以下のものがありますが、ここでは Windows 標準機能およびフリーウェアに限定して紹介します。
リモート デスクトップ コントロール製品
Windows 標準機能およびフリーウェア
NetMeeting 3 以上に実装されるリモート デスクトップ共有によって、デスクトップを遠隔操作することができます。Windows9x/NT4.0 を使っている場合は、マイクロソフトからダウンロードしてインストールする必要がありますが、Windows 2000/XP には標準で NetMeeting 3 がインストールされています。
操作される側で、以下の設定を行います。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から conf を起動します。
(初回起動時に限り、プロファイルの作成が始まります。リモートデスクトップ共有を行うだけの場合、ディレクトリサーバーにログオンする必要はありません)
- NetMeeting が起動したら、[ツール]−[リモート デスクトップ共有] をクリックします。
- ウィザードが起動するので、「次へ」「次へ」をクリックします。
(Windows9x で実行する場合、パスワードの設定を行います。)
- 「いいえ、後で実行します」にチェックして「次へ」をクリックします。
- 「完了」をクリックします。
- [通話]−[終了してリモート デスクトップ共有をアクティブにする] をクリックします。
操作する側 (Windows 2000/XP) は、次のように接続します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から conf を起動します。
(初回起動時に限り、プロファイルの作成が始まります。リモートデスクトップ共有を行うだけの場合、ディレクトリサーバーにログオンする必要はありません)
- 通話ボタン (電話のアイコン) をクリックし、通話先に操作される側の PC の IP アドレスを記入し、「この通話をセキュリティで保護する」にチェックを入れて「通話」ボタンをクリックします。
- 操作される側のユーザー名とパスワードを入力して「OK」をクリックします。
操作される側 (Windows XP Professional) で、以下の設定を行います。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
- [リモート] タブをクリックし、「このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する」にチェックを入れます。
(以下はオプションです。XP 初回起動時に作成したユーザーはアクセス権があります。)
- 「リモートユーザーの選択」ボタンをクリックし、「追加」ボタンをクリックします。
- リモートアクセス可能なユーザーを設定して「OK」をクリックします。
(管理者グループのユーザーは設定しなくてもアクセス権があります。)
操作する側 (Windows9x/Me/2000/XP) は、次のように接続します。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[通信] から「リモートデスクトップ接続」を起動します。
- サーバーとして、遠隔操作したい Windows XP コンピュータのコンピュータ名もしくは IP アドレスを入力し、Windows XP で許可したユーザー名とパスワードを入力して「接続」をクリックします。
なお、XP 以外のクライアントからアクセスする場合、次の手順で「リモートデスクトップ接続」をインストールする必要があります。
- Windows XP CD-ROM をセットします。
- 自動起動される画面で「追加のタスクの実行」-「リモートデスクトップ接続のセットアップ」をクリックします。
- ウィザードの指示に従ってインストールを完了します。
VNC (Virtual Network Computing) は AT&T が提供する遠隔操作ソフトウェアです。
Windows 以外の多くの OS もサポートし、インストールおよび運用が容易なため、多くの利用者がいます。
VNC は GPL ライセンスに基づくフリーウェアであり、以下の URL からダウンロード可能です。
操作される側では次の設定を行います。
- VNC サーバーのインストール
- ダウンロードファイル (vnc-3.3.3r9_x86_win32.zip) を解凍します。
(Windows Me/XP はそのままフォルダとして開けます。)
- 解凍されたフォルダの winvnc\setup.exe を起動します。
- 指示に従ってインストールを完了します。
- [スタート]−[プログラム(すべてのプログラム)]−[VNC]−[Administrative Tools]−[Install Default Registry Settings] をクリックします。
(アプリケーションが正しく動作するためのレジストリがインポートされます。)
- VNC サーバーをサービスとして起動
サービスとして自動起動させたい場合は、この手順を実行します。サービスとして実行しないと Ctrl+Alt+Del などは効きません。
- [スタート]−[プログラム(すべてのプログラム)]−[VNC]−[Administrative Tools]−[Install WinVNC Service] をクリックします。
- 「マイ コンピュータ」を右クリックし、[管理] をクリックします。
- [サービスとアプリケーション]\[サービス] を展開し、右側の領域にある VNC Server をダブルクリックします。
- スタートアップを [自動] にして、「開始」「OK」ボタンをクリックします。
- [スタート]−[プログラム(すべてのプログラム)]−[VNC]−[Administrative Tools]−[Show Default Settings] をクリックします。
- password を設定して「OK」をクリックします。
- VNC サーバーをアプリケションとして起動 (VNC をサービスとして実行している場合は必要ありません)
- [スタート]−[プログラム(すべてのプログラム)]−[VNC]−[Run WinVNC (App Mode)] をクリックします。
- Default Settings がされていない場合、Properies ダイアログが開くので、password を設定して「OK」をクリックします。
(起動後は、タスクトレイ (通知領域) の VNC アイコンを右クリックして設定変更/終了などを行うことができます。)
操作する側は、次のように接続します。
- VNC を解凍したフォルダの vncviewer\vncviewer.exe ファイルをコピーします。
(3.3.3r9 で約 170KB なので、フロッピーなどでもコピーできます。)
- コピーされた vncviewer を実行し、接続先ホスト名または IP アドレスを入力して「OK」をクリックします。
- Session password に、VNC サーバーで設定したパスワードを入力して「OK」をクリックします。
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