[winxp] 新機能 |
Windows XP は、直接 CD-R/RW への書き込みができるようになりました。
書き込みを可能にするためには、次のように設定します。
CD-ROM ドライブやサポートされない CD-R/RW ドライブには [書き込み] タブは表示されません。
- エクスプローラを起動し、CD-R/RW ドライブを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [書き込み] タブをクリックし、「このドライブで CD 書き込みを有効にする」にチェックがあることを確認します。
(必要に応じて、一時ファイルを置くドライブと、書き込み速度を設定します。)
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
CD-R/RW への書き込みは次のように行うことができます。
- 通常のファイルコピーと同じように、エクスプローラで書き込みたいファイルやフォルダを CD-R/RW ドライブにコピーします。
(ここでは書き込みは実行されません。ステージング領域が作成されるだけです。)
- エクスプローラで CD-R/RW ドライブをクリックし、タスクボックスから [CD に書き込む] をクリックします。
Web 表示していない場合は、CD-R/RW ドライブを右クリックして [CD への書き込み] をクリックします。
- CD ライティングウィザードが起動するので、ボリュームラベルを設定して「次へ」をクリックします。
- 書き込みが実行されます。
Windows XP の CD-R ライティング機能は、Adaptec/Roxio (Easy CD Creater を製作している会社) の技術が使われています。
CD-R を焼くためのステージング領域は %UserProfile%\Local Settings\Application Data\Microsoft\CD Burning にあります。
直接このフォルダにファイルをコピーし、CD-R/RW ドライブを右クリックして [CD への書き込み] を行うこともできます。
何らかの理由で、特定のユーザーに対してのみ Windows XP の CD-R ライティング機能を無効化させたい場合、次の手順を実行してください。
- 制限したいユーザーでログオンします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Policies \Explorer を展開します。
- [編集]−[新規]−[DWORD 値] をクリックして NoCDBurning 値を作成します。
- NoCDBurning をダブルクリックして、データに 1 を記入して「OK」します。
Profewssional ですべてのユーザーに対して CD-R ライティング機能を禁止するには、グループポリシーエディタを開いて、[ユーザーの構成]\[管理用テンプレート]\[Windows コンポーネント]\[エクスプローラ] にある「CD 焼付け機能の削除する」を有効にします。
上記の手順はエクスプローラから、CD 焼付けのメニューを削除するだけなので、XP の CD-R ライティング機能自体を停止させたい場合は「XP の CD-R/RW ライティング機能を停止するには?」を参照してください。
Windows XP の CD-R/RW ライティング機能が有効化されていると、Easy CD Creater や B's Recorder Gold のようなライティングソフトウェアが正しく動作しないケースがあります。
XP に CD-R/RW ライティングソフトウェアを追加する場合は、次の手順で標準の書き込み機能を停止することをお勧めします。
- 管理者でログオンし、[スタート]−[マイコンピュータ] をクリックします。
- CD-RW ドライブを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [書き込み] タブをクリックし、「」のチェックを解除して「OK」します。
Windows XP の CD-R ライティング機能で 700MB の CD-R を作成しようとするとエラーが発生します。
Windows XP のライティング機能は 700MB (Type 80) の CD-R メディアを使っても、650MB 以上のデータの書き込みをサポートしません。
通常 Type 80/74/63 は、それぞれ 700/650/550MB を示すため、J066744 の記述は変換ミスと考えられます。
Windows XP の標準機能である CD-R/RW への書き込み機能を使って、CD への追記を行うと、データが消失することがあります。
CD の最初に以下の文字で始まるファイルやフォルダが記録されている場合に、この現象が発生することが確認されています。(320174)
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この障害を修正するには、以下の FIX をダウンロードして適用してください。
Windows XP にはリモートデスクトップ機能がつきました。
これは NT4.0 TSE からあるターミナルサービス機能 (Hydra) を拡張してパーソナルユースに移植したもので、遠隔クライアントから Windows XP のデスクトップを操作することができます。
リモートデスクトップを有効にするには、次の作業を行います。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
- [リモート] タブをクリックし、「このコンピュータにユーザーがリモートで接続することを許可する」にチェックを入れます。
- 「リモートユーザーの選択」ボタンをクリックし、「追加」ボタンをクリックします。
- リモートアクセス可能なユーザーを設定して「OK」をクリックします。
(Administrators グループのユーザーは設定しなくてもアクセス権があります。)
クライアントからは次のようにアクセスします。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[通信] から「リモートデスクトップ接続」を起動します。
- サーバーとして遠隔操作したい Windows XP コンピュータのコンピュータ名もしくは IP アドレスを入力し、Windows XP で許可したユーザー名とパスワードを入力して「接続」をクリックします。
- 正常に接続されると、クライアントで XP のデスクトップが操作でき、XP 本体は「ようこそ」画面になります。
- クライアントでリモートデスクトップを切断するか、XP 本体でログオンを行うとリモート接続は終了します。
Windows9x/Me、NT4.0/2000 クライアントからは、従来のターミナルサービスクライアントを使うか、次のように Windows XP CD-ROM からリモートデスクトップ接続をインストールしてください。
- Windows XP CD-ROM をセットします。
- 自動起動される画面で「追加のタスクの実行」-「リモートデスクトップ接続のセットアップ」をクリックします。
- ウィザードが起動するので、指示に従ってインストールを完了します。
遠隔地の誰かに Windows を操作してサポートしてもらう「リモート アシスタンス」機能は、次のように使うことができます。
サポートが必要なユーザーが、次の手順でサポートしてくれる人を招待します。
- [スタート]−[すべてのプログラム]−[リモート アシスタンス] をクリックします。
- 「[→]友人を招待する」をクリックします。
- 招待の送信手段を (1)Windows Messenger で送信 (2)メールに添付 (3)ファイルに保存から選択します。
- (e-mail 使う場合) 招待相手のメールアドレスを記入して「[→] この人を招待する」をクリックします。
- 送信者名とメッセージを記入して「続く >」ボタンをクリックします。
- 招待の有効期限とパスワードを設定して「招待を送信」ボタンをクリックします。
招待された側 (こちらも XP を実行している必要があります) は、メールに添付されたファイルをダブルクリックします。
この時点で双方の PC ともネットワークに接続されている必要があります。
招待できない場合、次の設定を確認します。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「システム」を開きます。
- [リモート] タブをクリックし、「このコンピュータからリモート アシスタンスの招待を送信することを許可する」にチェックが入っていることを確認します。(ここの「詳細設定」で招待した相手にデスクトップを操作させるか、見せるだけかを設定できます。)
メールソフトウェアとして Outlook Express などの MAPI クライアントが正しくセットアップされていない場合、直接メールで招待を送ることができません。この場合、一旦招待をファイルとして保管し、お使いのメールソフトで添付ファイルとして送信してください。
リモートデスクトップやリモートアシスタンスは Windows ターミナルサービスを拡張したものなので、ターミナル サービスと同様ポート 3389 を使っています。
Windows XP のリモートデスクトップ接続は、従来の Windows ターミナルサービスの制限である 256 色より多くの色数をサポートします。
ただし、色数を増やすとネットワークの帯域に負荷をかけるため、色数を制限したい場合は次の手順を実行してください。
- Windows XP に管理者権限でログオンします。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から gpedit.msc を起動します。
- [コンピュータの構成]\[管理用テンプレート]\[Windows コンポーネント]\[ターミナル サービス] を展開します。
- 「色の解像度を制限する」をダブルクリックして「有効」をクリックし、色数を 8 ビット (256色) などに設定して「OK」をクリックします。
Windows XP のリモートデスクトップ接続は、[スタート]−[すべてのプログラム]−[アクセサリ]−[通信] の「リモートデスクトップ接続」から接続しますが、リモートデスクトップ提供側で以下の設定をすると、Internet Explorer から接続できるようになります。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「プログラムの追加と削除」を起動します。
- 「Windows コンポーネントの追加と削除」をクリックし、[インターネット インフォメーション サービス (IIS)] を選択して「詳細(D)」ボタンをクリックします。
- [WWW (World Wode Web) サービス] を選択して「詳細」ボタンをクリックします。
- [リモートデスクトップ Web 接続] にチェックして「OK」「OK」をクリックします。
- ウィザードに従い、IIS のインストールを完了します。
IE (IE4 以上) を起動し、http://<リモートデスクトップを提供する XP の IP アドレス>/tsweb/ に接続すると、リモートデスクトップ接続を開始できます。
リモートデスクトップ Web 接続 (tsweb) を使う場合、クライアントはまず Web サーバーにアクセスし、Tsweb ActiveX をダウンロードして、ポート 3389 のサーバーへ接続します。
サーバーのポート番号を変更した場合、「リモートデスクトップ接続」から接続する場合は、サーバー名:ポート番号を指定できますが、Tsweb ではユーザーがポート番号を指定できません。
ポート番号を変更したサーバーに接続する場合、Tsweb の asp ファイルを次のように変更してください。
- リモートデスクトップ Web 接続をインストールしたコンピュータに管理者権限でログオンします。
- メモ帳で %Systemroot%\Web\TSWeb\connect.asp ファイルを開きます。
- MsTsc.AdvancedSettings2. の文字列を探し、見つかった数行の最後に次の行を追加します。
MsTsc.AdvancedSettings2.RDPPort = <ポート番号>
- 変更を保管してメモ帳を閉じます。
Windows Messenger は機能ごとに異なる TCP/UDP ポートを使用します。テキスト/絵文字チャットはポート 80 番を使用するため、Web を閲覧できる環境であれば実行できますが、他の機能は以下のポート番号を使用するため、ファイアウォールで制限していたり、NAT/IP マスカレードで変換している環境では正しく実行できないことがあります。
| 機能 | ポート |
| ボイスチャット、ビデオチャット | UDP:5004-65535 |
| ファイル転送 | TCP:6891-6900 |
| ホワイトボード、アプリケーション共有 | TCP:1503 |
| リモートアシスタンス | TCP:3389 |
参考リンク
Windows XP に含まれる Media Player 8 は DVD Player 機能を持ちますが、MPEG2 デコーダ機能は搭載していません。
ですから、別途 PowerDVD などに含まれるデコーダを用意する必要があります。
Media Player 8 は以下の製品に付属のデコーダが使えることが確認されています。
- PowerDVD
- WinDVD 1.2.97 以降
- ATI DVD Player 4.0 以降
- Ravisent Cinemaster 99 以降
また、Windows XP リリース後、MPEG2 デコーダー機能を提供する DVD Decoder Pack が有料でダウンロード可能になる予定です。
特定のベータビルドでは MP3 エンコーダーが含まれていましたが、Windows XP 出荷版には含まれず、MP3 Creation Pack として有料でダウンロード可能になる予定です。
Windows XP に標準添付される Windows Media Player 8 (WMP8) で、DivX などで Codec を追加しているにもかかわらず、特定の AVI ファイルが再生できない場合があります。
WMP8 以降、AVI ファイルのサポート形式が変更されているためと考えられるため、Media Player 6.4 で再生してください。
関連 FAQ
Windows XP には過去の OS のエミュレーションモードが搭載されています。(AppFix)
例えば、次のような手順でエミュレーションモードを使うことができます。
- アプリケーションのショートカットを作成します。
- ショーカットを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [互換性] タブの「エミュレーションモードで実行」にチェックし、リストから Windows95/98/NT4.0/2000 いずれかを選択して「OK」をクリックします。
注:多くの Windows9x/Me 用アプリケーションは、そのまま Windows XP でも使うことができます。
AppFix は、XP では正しく動作しないアプリケーションに対し、アプリケーション固有の修正を追加できるように設計されており、Windows Update から、追加の修正をインストールすることが可能です。
Windows XP の Web 発行ウィザードは、従来のように ftp サーバーへの発行だけでなく、Xdrive への発行をサポートしています。
関連リンク
「解像度を 3 倍にして、液晶画面でもきれいなフォントで表示」と宣伝されているクリアタイプ (Clear Type) ですが、標準では無効にされています。
クリアタイプを有効にするには次の手順を実行してください。
- デスクトップを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [デザイン] タブをクリックし、「効果」ボタンをクリックします。
- 「次の方法でスクリーンフォントの縁を滑らかにする」にチェックを入れ、すぐ下のドロップダウンリストから [Clear Type] を選択します。
- 「OK」「OK」をクリックして設定を保存します。
関連リンク
マイクロソフト ClearType ホームページの Tuning ClearType Settings リンクから、ClearType によるアンチエイリアスの強度を調整することが可能です。
クリアタイプを有効にしたら、特に英数字が滲むと感じる場合、調整をお勧めします。
システムの復元は定期的に復元ポイントを作成するため、CPU 資源やハードディスクを消費します。
システムの復元を使わない場合は、次の手順で止めたり、ディスク使用量を設定することができます。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
- [システムの復元] タブをクリックし、「すべてのドライブ上で、システムの復元を無効にする」にチェックを入れます。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
2. でリストからドライブを選択し、横の「設定」ボタンをクリックすることで、個々のドライブに対するシステム復元を停止したり、RESTORE フォルダの容量を変更することができます。(この場合、ブートパーティションドライブに対するシステム復元は停止できません。)
システム復元フォルダは、各ドライブの Syste Volume Information \_restore* 以下に記録されます。
Windows Me と同様、特定の復元ポイントを削除することはできません。次の手順を実行すると、最新の復元ポイントを除く全ての復元ポイントを削除することができます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から cleanmgr を起動します。
- ドライブの選択ではそのまま「OK」をクリックします。
- [詳細オプション] タブをクリックし、システムの復元の「クリーンナップ」ボタンをクリックします。
- 「はい」をクリックします。
なお、NTFS ドライブでは、復元ポイントは自動的に NTFS 圧縮されるので、FAT ドライブよりも多くの復元ポイントを保管できます。
システムの復元で SAM ハイブファイルはバックアップされていないので、システムの復元を実行してもパスワードが戻ることはありません。
Windows XP も起動時に F8 キーを押すと、「前回正常起動時の構成 (Last Known Good)」に戻して起動することができます。
以前の構成に戻すという点では、前回正常起動時の構成とシステムの復元は似たような機能を提供しますが、前回正常起動時の構成は、Windows XP が起動しなくなった (セーフモードでもログオンできない) 場合にのみ有効です。
セーフモードもしくはノーマルモードでログオン可能な場合は、システムの復元を使います。
(一度でもログオンしてしまうと「前回正常起動時の構成」は無効です。)
Windows XP にも Windows Me と同様の自動アップデート機能がありますが、コントロールパネルに「自動アップデート」がありません。
Windows XP では次の手順で自動アップデートをコントロールできます。
- [スタート]−[コントロールパネル] から「システム」を起動します。
- [自動更新] タブをクリックして自動アップデートの設定を行います。
Windows Me/XP の標準機能である圧縮フォルダは、次の手順で作成することができます。
- エクスプローラで、圧縮フォルダを作りたい親フォルダを開きます。
- フォルダ内を右クリックし、[新規作成]−[圧縮フォルダ] をクリックします。
- 圧縮フォルダの名前を設定します。
(拡張子は zip にする必要があります。)
あとは通常のフォルダのように扱うことが可能です。
Windows Me/XP の圧縮フォルダは暗号化できます。
圧縮フォルダの実体は単なる zip ファイルなので、次の手順で暗号化 zip にすることで、圧縮フォルダの暗号化を行います。
- 保護したいファイルやフォルダを右クリックし、[送る]−[圧縮フォルダ] をクリックします。
- 作成された圧縮フォルダを右クリックし [暗号化] をクリックします。(98/Me)
作成された圧縮フォルダを開き、[ファイル]−[パスワードの追加] をクリックします。(XP)
- 保護するためのパスワードを入力(設定)し、「OK」をクリックします。
パスワード zip 対応の圧縮/解凍ソフトウェアでも、正しいパスワードを入力することで zip フォルダの暗号化を解除できます。
Windows XP の「マイ ドキュメント」フォルダに「マイ ビデオ」があると解説されている場合がありますが、実際には「マイ ビデオ」フォルダが存在しないことがあります。
「マイ ビデオ」フォルダは、ムービーメーカーが作成するフォルダなので、1度もムービーメーカーを起動していない場合存在しません。
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