蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学サッカー 順大が明大の連勝止めた2016年10月24日 紙面から
順大が明大の連勝を止めた! 第90回関東大学サッカー1部リーグ(東京中日スポーツ後援)は23日、各地で第19節の残り4試合を行い、既に優勝を決めている明大に挑んだ順大は2−1で逃げ切り勝ちした。明大の連勝は11でストップ。順大の順位は前節終了時から一つ上がり、4位となった。日体大と対戦した駒大は3−1で勝ち、9位から8位へと浮上。0−2から追いついて法大と引き分けた慶大は全日本大学選手権(インカレ)に自動出場できる6位の座を死守した。国士舘大は1−0で早大を退けた。 ◆順大 4連勝でインカレへ大きく前進順大2−1明大“無敵軍団”明大の前に、順大が立ちはだかった。1−0の後半12分、味方のシュートのこぼれ球をMF杉田真彦(3年・静岡西)が右足で蹴り込み、リーグ戦初得点。反撃を1点に抑え、4連敗後の4連勝でインカレ出場に大きく前進した。 「絶対に勝ってやろうと思っていました」。こう話した杉田にとって、明大は因縁の相手だった。順大が明大に決勝で敗れた今年8月の総理大臣杯。開催地の大阪入りをした後に右ふくらはぎを痛め、大会を棒に振った。「(回復し)準決勝くらいには出られると思ったのですが…。練習日はずっと1人でホテルにいました」。それだけに、喜びもひとしおだった。 4位に浮上した順大は次節で3位・日体大と対戦する。「上位に勝たないと(明大に勝った)意味がありません。残りを全勝し、順位を上げていきたいです」。うれしさはこの日限り。杉田は表情を引き締め、目標のインカレ制覇に目を向けた。 (関陽一郎) ◆明大 連勝11でストップ明大の連勝は11連勝でストップ。1部2部両リーグ戦最多の12連勝(2015年2部日体大)に及ばず、黒星は第3節(対流通経大)以来16試合ぶりだった。 前節から先発5人を入れ替えて臨んだが、開始5分で失点。0−2から1点を返したが、そこまでだった。GK服部一輝主将(4年・札幌大谷)は「メンバーが変わっても勝てるという証明をしたかったですし、(今後は)勝てるようにしていきたいです」と話した。
◆国士舘大 奥津好プレー連発国士舘大1−0早大最下位の国士舘大は早大を破り、勝ち点で早大に並んだ。この日はGK奥津亮哉(4年・日本航空)が好プレーを連発。1−0の後半28分、早大のFKの場面で、MF相馬のシュートをはじきだしてピンチを救った。 試合後の奥津は「(FKのシュートは)実は、壁で見えていませんでした」と告白。残り3試合となり、「気を抜けませんが、残留に向け、勝ち点1でも、3でも積み上げていきたいです」と意気込んだ。 ◆駒大・大谷が逆転千金弾駒大3−1日体大日体大に先制された駒大はすぐに追いついた後、さらに2点を挙げて逆転勝ちした。1−1で迎えた後半7分にFW大谷真史(4年・広島ユース)が千金弾。左からの高速クロスボールに顔面で合わせ、ゴールネットを揺らした。 「(体のどこかに)当ててやろうと思って、体ごと突っ込みました」と大谷。「自分はうまいシュートはできませんし、ああいう泥くさいゴールが自分の理想です」と胸を張った。
◆慶大 0−2からドロー慶大2−2法大慶大は交代出場のMF松木駿之介(2年・青森山田)が後半42分に同点ゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。0−2とリードされた後、相手に退場者が出たことにも乗じ、2点を奪った。 貴重な勝ち点1を得て、6位のポジションをキープしたが、松木は「でも、やっぱり勝ちたかったです」と悔しがった。「絶対にインカレに出たいですし、そのためには次が勝負になります」と次節の早慶戦に向け、気持ちを切り替えた。 ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
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