蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【ゴルフ】鈴木愛は執念の2位タイ 18番バーディ、笠に並びフィニッシュ2016年10月24日 紙面から
◇マスターズGCレディース<最終日>▽23日、兵庫県三木市・マスターズGC(6523ヤード、パー72)▽曇り、19・3度、北北東3・4メートル▽賞金総額1億4000万円、優勝2520万円▽51選手(うちアマ2人)▽観衆8328人 鈴木愛(22)=セールスフォース=が17番ボギーでV戦線から後退したものの、最終18番で執念のバーディー奪取。笠りつ子(28)=京セラ=と並ぶ通算16アンダーの2位で終えた。笠が欠場する次戦で優勝と賞金ランキング逆転を狙う。混戦の末、前日まで4打差4位だった韓国の全美貞(ジョン・ミジョン)が7バーディー、ノーボギーのベストスコア65で回り、通算17アンダーで逆転優勝。7月サマンサタバサレディス以来の今季2勝目、ツアー通算24勝目を飾った。 最後の一打に女の意地を見せた。「これを入れないと、笠さんとの差がさらに開いちゃう。絶対に入れてやろう。そう思ってました」と、ラブリンこと鈴木愛。 首位・全美貞に1打差で迎えた17番パー3でティーショットをグリーン奥にこぼし、寄らず入らずのボギー。首位と2打差、2位の笠と1打差で最終18番パー4を迎え、第2打はカップインせずV逸は決まっていた。だが、鈴木には優勝以外にも目指すものがある。「シーズン獲得賞金1億2000万円突破と賞金ランク日本人トップ」。だからライバルは賞金ランクで4位の鈴木の上にいる笠(今大会で3位から2位に浮上)。なんとしてでも9メートルのバーディーパットを決めたかった。 前日も誰より遅くまでパッティンググリーンにいた鈴木。その練習と執念が乗ったボールは真ん中からカップに沈んだ。「試合を休んだ翌週はよくないことが多かったけど、今週はうまく持って来られたし、優勝はできなかったけれど、最終組でこんなに楽しく回れたのは初めて。いいプレーができた」と、落ち込んではいなかった。 「今日のラウンドは今後にもつながると思う。残り5試合で絶対に勝ちたいと思います。笠さんは来週お休み? はい、知ってます。ウフフ」。現時点で賞金ランク4位の鈴木の獲得額は1億1267万円余りで、2位・笠との差は約927万円。次戦・三菱電機レディス(28〜30日、埼玉・武蔵丘GC)の優勝賞金(1440万円)で笠を追い抜くことができることも、戦略家のラブリンは知っている。 (月橋文美) PR情報
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