蹴球探訪
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【大リーグ】“ヤギの呪い”解けた!! カブスが71年ぶりにワールドシリーズ進出2016年10月24日 紙面から ◇NLCS第6戦 カブス5−0ドジャース【シカゴ穐村賢】大リーグは22日、当地でナ・リーグ優勝決定シリーズ(NLCS、7回戦制)第6戦を行い、カブス(中地区)が5−0でドジャース(西地区)に勝って4勝2敗とし、1945年以来71年ぶりとなるワールドシリーズ(WS)進出を決めた。カ軍は1回にド軍のエース左腕クレイトン・カーショー(28)を攻め、クリス・ブライアント三塁手(24)の適時打などで2点を先取。中盤にウィルソン・コントレラス捕手(24)、アンソニー・リゾ一塁手(27)のソロ本塁打で加点した。投げては右腕カイル・ヘンドリックス(26)が7イニング1/3を2安打無失点に抑えるなど完封リレーを見せた。ア・リーグ覇者のインディアンス(中地区)とのWSは25日(日本時間26日)にイ軍本拠地クリーブランドで始まる。 ◇ ドジャースが誇る絶対的エースのカーショーを打ち砕き、カブスが“ヤギの呪い”を解き放った。1回にブライアントの適時打で先制すると、その後も効果的に安打を重ねて畳み掛ける。5回には主砲リゾがダメ押しのチーム5点目となるソロ弾を右中間に放り込み、試合を決めた。 カ軍に昨季から招聘(しょうへい)され、指揮2年目でカ軍を71年ぶりのWS舞台に導いたマドン監督は試合後の祝勝会で「これまでで最高の試合の一つだった。あと4勝して、これ以上の大きなパーティーをしたいね」と満面の笑みで語り、手にしたシャンパンをあおった。 この日の先発で、今季のナ・リーグ最優秀防御率投手の称号を持つヘンドリックスは「相手がカーショーであっても、自分が目指し、実践することはいつも同じ。いい球を投げて、自分のできることを精いっぱいやるだけ」。謙虚な姿勢を崩すことなく、8回途中まで2安打無失点に抑える快投を演じ、チームを歴史的快挙に導いた。 NLCS出場登録メンバーの25人から外れた川崎宗則内野手(35)も美酒に酔った。シャンパンをたっぷり浴びて顔を赤くしながら「いろいろあったけど、今はこのチームに来て良かったと思っている。最高です。うれしい。みんなよく頑張った」と顔をクシャクシャにして喜んだ。 チームはヤギの呪いから半世紀以上の“沈黙”を破ってWSに進出したが、川崎は「ヤギの呪いとか言われたけど、“ムネの呪い(優勝への執念)”の方が恐ろしかったんでしょうね」と高笑いした。 PR情報
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