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【プロ野球】

大谷、9回代打で空振り三振 「札幌で巻き返す」

2016年10月24日 紙面から

広島−日本ハム 9回表、代打大谷(左)も不発。肩を落とす栗山監督=マツダスタジアムで(岩本旭人撮影)

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◇日本シリーズ<第2戦> 広島5−1日本ハム

 代打・大谷が登場したのは4点を追う9回。一発が出ても追いつけない、1死一、二塁の場面だった。結果は空振り三振。先発翌日にもかかわらず、ベンチで出番を待った大谷は「1球で仕留めるのは難しかった」と唇をかんだ。

 4回に相手失策から一度は同点に追いつくが、以降8回まで無安打。パ・リーグ最高のチーム打率2割6分6厘を誇った強力打線が、広島投手陣の前に凡打の山を築いた。CSファイナルステージで強敵ソフトバンクを退けた強さが見られない。身上の粘りが見られず、得意の足を使う場面すら訪れない。守りでも公式戦では見られないようなミスを連発した。

 大谷がチームの思いを代弁する。「場所も変わるし雰囲気も変わる。しっかり切り替えていければ。札幌に帰ってしっかりやれればいい」と前を向いた。連敗スタートからの日本一は過去7度。そのうち1度は、日本ハムの前身である東映が1962年に成し遂げている。先人たちが起こした奇跡を再び。第3戦から舞台は地元・札幌ドーム。大谷も「3番・指名打者」に入る。北の大地でファンの温かい拍手に包まれて逆襲に転じる。 (達野淳司)

 

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