アイディアが出なくて苦しんでいる時に私がすること

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アイディアが出なくて途方に暮れる、という経験は誰しもしたくないものである。


若い頃、私は「先に自分の頭の中に表現したいもの」があって、それを出力するために文章なり漫画なり絵を書くのだと思っていた。既に書くことは全て決定されていて、それを適切にアウトプットするものだと。だから、アイディアが浮かばなかったらそもそも表現するという行為をしなかった。


最近気づいたのだがこれは逆のパターンもあるのかもしれない。書くことが決まっていて、それを表現するのではなく。書くことが決まっていなくても、手をうごかして表現しているうちに、「書きたいこと」は新しく生成されることがあると。


「筆が乗る」という表現がある。これは私にも経験がある。書いているうちに何かもう「あーもう人生勝ったも同然だわ」みたいな気分になってきてスラスラと文章が出てくるのだ。いわゆるライターズハイである。


筆が乗るというより、私の場合は「筆が踊る」と言った方が適切かもしれない。まるで私の指が一つの生命体になってキーボードの上でダンスを踊っているかのようにスラスラと。書いている最中のこのライターズハイは確かに心地が良い。正直、書き終わった後は興奮で2~3時間は眠れない。筆を踊らせていると、時折筆が足を滑らせることがある。これが、たまらなく面白い。こんなこと、「思いつきもしなかった!」というような魅力的で美しいアイディアがポロっと産れてきたりもするのだ。


だから最近は、アイディアが思い浮かばない時は「あえて」筆を走らせることにしている。アイディアがないのに、である。そうすると筆は走り始め、乗り始め、踊り始め、そしてある時点で必ず「滑る」。この滑った時に、「なにこれ面白いんじゃない?!」と驚くようなアイディアが偶然生まれたりする。


先にアイディアがあってそれを書く、ということはもちろんあるし、私の場合ほとんどがこのパターンだ。ただ、「書いているとアイディアが生まれる」という逆パターンが存在することを最近知った。非常に、非常に便利だ。


私の筆は、裏切るし怠けるしズルをしようとするが、味方につけておくと、案外強力な戦力になるらしい。アイディアが浮かばなかったら、時々は、筆が踊るままに言葉を紡がせて、良いアイディアを出させてみるのも面白いだろう。

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