歌舞伎界って「梨園の妻」のイメージがあるせいでしょうか、物凄く作法とか格式にうるさいところだと思ってます。並の女性では切り盛りできないような業界。
しかし、演目についてはこんなに自由なのかと新鮮な思いがしました。
「まるで似てない感」などと書かれていますが、高評価のようです。
まず興味が湧くのは、そもそもどういう経緯でこれをやることになったのか。市川猿之助がワンピースのファンで、ぜひ歌舞伎で演じてみたくなった。そこで大御所たちに相談したところ、「ワンピース?何だそれ、知らんな。面白いのか?ほぉ、国民的マンガで、売れてるのか。いいぞ、何でもお前の好きにやってみろ」
・・・なんて言われたかどうかは知りませんが、「馬鹿者!歌舞伎を何だと思ってる!」みたいに一喝即却下ではなかったんだなあと。というか、スーパー歌舞伎って「これまでやったことのないものをやって驚かす」っていう趣旨なのかな?詳しく知らないんですが。それにしても、漫画の世界観を本当に歌舞伎にしてしまうにはリスクもあったでしょうね。実写化でコケた漫画、けっこうありましたから。
「ワンピース」を演目にすることで話題になり、新たな層を開拓できるでしょうね。子供も見て喜ぶから、ファミリー層も気軽に歌舞伎を見に行くかもしれません。実際、全く歌舞伎に興味のない私もちょっと見てみたいなと思いました。写真を見る限りではミュージカルのようなスーパー歌舞伎、これからも自由なテーマで驚かせてほしいです。
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