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幻想流浪録 作者:聖龍

第一章 すべてのはじまり

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第四話 修行二日目(前)

修行の二日目は、朝早くからはじまった。

内容は、一日目と変わらないが朝食を狩りに行っているのは鏡夜ではなく紫である。

理由は、狩りに行くことによって自分よりも強い相手を狩ることになることもあるので自然と妖力の扱い方と大量の妖力が身につくからだ。

一方、鏡夜はというと妖力を形にする練習をしていた。

この練習をしているときは一点に妖力が集中するため他人の気配を察知することが出来ずに敵が迫ってきていてもわからず危険なことが多いが今は鏡夜と紫だけの生活。さらには、妖怪がそんなに寄り付かない場所で修行をしているため安全なのである。

閑話休題それはさておき

おかしい・・・狩りに行ったとはいえこんなに遅れるとは

まさか、なにかあったのか?!

などと鏡夜が心配をしていると紫がボロボロになりながらも熊を引きずってきた。

「よかった・・・無事で!」

鏡夜は、力いっぱい紫を抱きしめた。

この時から、鏡夜の中で何かが変わり始めていた。

紫は、いままでに異性に抱きつかれたことがないため免疫がなく頭から煙を出して気絶した。

それからしばらくして・・・

「よう!起きたか。ほれ、飯だ」

鏡夜は、目を覚ました紫に今朝狩った熊の肉を炙ったものを渡した。

紫は、それに「ありがとう!」と言って受け取るとがっついた。

鏡夜は、それにあははと苦笑いをうかべながらも自分も食べ始めた。

そして、二人とも食い終わると紫は木を貫くための修行を鏡夜は妖力を形にする練習を再開した。

そして、あーだこーだしてるうちにお昼を迎えた。

「よし、いったん休憩兼昼餉にするか。」

鏡夜はそう言うと紫を呼びに行った。
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