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自傷黒猫と太陽の憂鬱 作者:vioretto
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あくる日の約束

これは、そう。昔の約束。

「ねえ、フレン。」
「ん、どうしたの?ユーリ。」
「俺、いつかフレンみたいに誰かを救えるような...頼れる大人になりたい。」
「ユーリならきっとなれるよ。そしたら...僕も頼ろうかな。」

そう言って金髪の少年は太陽の様な微笑みを浮かべる。
それにつられて、黒髪の少年も無邪気に笑う。

「ならさ、ユーリ。」
「ん。」
「何時か、頼りがいのある姿で僕に会いに来てよ。」
「会うも何もずっと一緒だろ。」
「...さあ、何があるか分からないだろ?だから、約束、ね?」

こうして俺は彼奴と〝約束〟をした。
ただ、その数日後、彼奴は何処か遠い場所へ引っ越してしまった。
そして、俺も...アレクセイに引き取られてこうして生活している。
静かに、ただあの約束を思いながら。

それが、まさかこうなるなんて今の俺は知らなかった。

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