ノート PC で、Windows 起動ロゴが画面いっぱいに表示されず、ロゴのまわりに黒いフチが表示されることがあります。
これは液晶の解像度 (800x600、1024x768 など) と、ロゴサイズ (640x480) が一致していないためなので特に気にする必要はありません。
多くの機種は 640x480 の画面を液晶サイズにあわせて拡大する機能を持っているので、画面いっぱいに表示させたい場合は、この機能を有効にしてください。(設定方法の詳細はお使いの PC のマニュアルを参照してください。たとえば、IBM ThinkPad ならスクリーンエクスパンジョンを ON に設定します。)
最近の多くのノート PC は、リチウムイオン (Li-ion) バッテリーを搭載しています。
Li-ion バッテリーを装着し、常に AC アダプターを接続している場合、100% 充電付近で充放電が繰り返されるため、バッテリーに大きな負荷がかかり、バッテリーの寿命に悪影響を与えます。
バッテリーの寿命を考慮した場合、充電が半分以下になった場合に AC 電源を接続し、フル充電後は AC 電源を切り離すような運用を検討してください。
なお、詳細なメカニズムについては、日経バイト 2002/03 号に掲載されているメーカー技術者による解説などを参照することをお勧めします。
物理的にハードディスクを追加し、このディスクに FDISK で区画を作成後に再起動すると、最初のハードディスクのドライブレターが変更されてプログラムが起動しなくなることがあります。
PC は基本区画に優先的にドライブレターを割り振るため、追加したハードディスクに基本区画を作成すると、既存のハードディスクの論理ドライブが1つずつずれてしまうため、追加したハードディスクには基本区画を作成せず、拡張区画を作成し、その中に論理ドライブを定義してください。
システム BIOS が対応していない場合、Disk Manager などの BIOS 拡張ユーティリティを使うことで強制的に 8.4GB 以上の大容量ディスクを使用することができるようになります。
たとえば IBM のハードディスクを購入した場合は、IBM SSD のサイトから Disk Manager を無料でダウンロードできます。
また、Promise 社の Ultra 66 や Ultra 100 などの IDE インターフェースカードも、独自の BIOS を搭載しているため、PC の BIOS が対応していなくても大容量 HDD を使うことができます。
Windows9x/Me でフロッピーディスクにアクセスすると、フロッピーディスクのブートセクターの一部分 (OEM-ID) を書き替えます。
このため、この部分をチェックサムにしているようなディスク (BIOS アップデートディスク、プログラムディスク) は正しく動作しなくなります。
これを回避するためには、書き込み禁止にしてからフロッピーディスクをセットして下さい。
(エクスプローラでアクセスしたり、dir コマンドでアクセスしただけで、フロッピーディスクは書きかえられてしまいます。)
IBM Aptiva の多くのモデルで採用されている LT Win Modem (ルーセント社製 K56flex/V.90 両用モデム)の新しいデバイスドライバーは以下のサイトから入手できます。
日本を含む各国共通ドライバ5.48 (K56flex/V.90 ドライバー)
ルーセントモデム最新ドライバ 6.00 (V.90/K56flex 両用ドライバー) がダウンロード可能です。
ルーセントのドライバーには Windows9x/2000 用ドライバーが含まれます。
富士通など多くのメーカーの PC でもルーセント社のモデムチップを採用しています。
新しいデバイスを導入した場合に、他のデバイスと誤認識さされたり、違うドライバモデルのドライバが勝手に組み込まれる場合は、デバイスの inf ファイルを削除することで自動認識を停止できます。デバイス情報を記録した inf ファイルは Windows\inf 隠しフォルダに格納されています。
誤認識されてしまったデバイスの inf ファイルは次の手順で特定できます。
特定された inf ファイルおよび Windows\inf フォルダの *.bin ファイルを削除して再起動すると、このデバイスは認識されなくなります。
参考:メーカーから供給されるデバイス inf ファイルは Windows\inf のサブフォルダに格納されることもあります。
Code
2
デバイスローダーがデバイスのロードに失敗したことを表します。
Root Bus DevLoader によるメッセージと通常の
DevLoader
の場合で表示されるメッセージが違います。
一度該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
Code 3
ドライバーが不正か、システムのリソースが不足しています。
一度該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
Code 4
デバイス情報ファイル (*.inf ファイル)
が不正か、レジストリが破損しています。
inf
ファイルがバイナリを含んでいる場合によく表示されます。
該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
この手段で解決されない場合、ハードウェアメーカーから新しいデバイスドライバファイルを入手して下さい。
Code 5
デバイスの要求するリソースを正しく扱えないことを表します。
ドライバーをアップデートして下さい。
Code 6
ドライバーが要求するシステムリソースが、他のデバイスによって既に使用されていることを表します。
(リソースコンフリクト)
デバイスマネージャで [コンピュータ]
をダブルクリックして、リソースコンフリクトの原因を調査して下さい。
Code 7
デバイスが構成されなかったことを表します。
デバイスが正常に稼動しているなら無視して下さい。
該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
この手段で解決されない場合、ハードウェアメーカーから新しいデバイスドライバファイルを入手して下さい。
Code 8
inf
ファイルの記述ミスなどで、デバイスのローダーが見つからなかったことを表します。
該当のデバイスを削除後、ドライバーを再インストールするか、ドライバーをアップデートして下さい。
もし「Windows
を再セットアップして下さい」と表示されている場合は
Vmm32.vxd に実装されたシステムデバイスローダーの問題なので、Windows
を再導入して下さい。
Code 9
該当デバイスのレジストリ情報が正しくないことを表します。
該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
この手段で解決されない場合、ハードウェアメーカーから新しいデバイスドライバファイルを入手して下さい。
Code 10
レジストリのハードウェアキーに
FailReasonString
値があれば、その文字列が表示されますが、このレジストリがない場合は次のような汎用メッセージが表示されます。
「このデバイスは存在しないか、正常に動作していないか、またはすべてのドライバがインストールされていません。」
アダプターやケーブルの接触不良や断線をチェックして下さい。これらの問題がない場合、ドライバーを更新して下さい。
Code 11
このドライバのロード中にシステムがハングしたので、今後のロードを禁止したことを表します。
[スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から ASD を実行して下さい。
ASD:自動ドライバスキップエージェント
もし、障害が続く場合は、ドライバーをアップデートして下さい。
Code 12
システムリソース (IRQ,DMA,I/O,Memory)
の調停に失敗したことを表します。例えば
IRQ が不足し、必要な IRQ
を割り当てられないことなどが考えられます。
デバイスマネージャで [コンピュータ]
をダブルクリックして、リソースコンフリクトの原因を調査して下さい。
Code 13
デバイスドライバがデバイスを見つけられなかったことを表します。
「デバイスの状態」に表示された指示に従って問題を解決して下さい。
Code 14
再起動するまで、デバイスが使用できないことを表します。
システムを再起動して下さい。
Code 15
re-enumeration
によって他のデバイスとリソースコンフリクトが発生していることを表します。
デバイスマネージャで [コンピュータ]
をダブルクリックして、リソースコンフリクトの原因を調査して下さい。
Code 16
デバイスの全リソースを検出できなかったことを表します。いくつかのリソースを検出できない場合、ドライバーはロードされません。
デバイスのプロパティの [リソース]
タブから手動で必要なリソースを設定して下さい。
Code 17
該当ハードウェアがマルチファンクションデバイスであり、子デバイスのリソース定義が不正であることを表します。
該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
この手段で解決されない場合、ハードウェアメーカーから新しいデバイスドライバファイルを入手して下さい。
Code 18
エラーが発生し、ドライバーの再インストールが必要なことを表します。
「デバイスの状態」に表示された指示に従って問題を解決して下さい。
該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させると解決されることがあります。
Code 19
レジストリから予期せぬ結果が返ったことを表します。
「デバイスの状態」に表示された指示に従って問題を解決して下さい。
これで解決しない場合、scanreg /restore
コマンドでレジストリを修復して下さい。
それでも解決しない場合、該当のデバイスを削除後、ハードウェアウィザードで認識させて下さい。
Code 20
VxD ローダー (VxDldr)
が予期せぬ結果を返したことを表します。デバイスドライバとシステムファイルのバージョン不整合などが原因になることがあります。「デバイスの状態」に表示された指示に従って問題を解決して下さい。
Windows98 以降、DHCP クライアントが拡張され、DHCP サーバーが見つからない場合でも、自動的に IP アドレスを設定する機能 (IP Auto Configuration) がつきました。
DHCP サーバーが見つからない場合、169.254 で始まるネットワーク上で一意の IP アドレスが割り当てられます。
(以前 DHCP サーバーからアドレスを割り当てられたことがある場合は、そのアドレスを使用します。)
この機能が有効な場合、コンピューターを起動するときに行われる IP 自動構成に非常に長い時間 (約1分) かかるため、起動がとてもおそくなります。
IP 自動構成を禁止するには以下の作業を行ってください。
手動で IP アドレスを設定している場合や、正常に DHCP サーバーが稼動している場合は、IP 自動構成が行われないので上の操作を行う必要はありません。
ダイヤルアップルーターは通常 DHCP サーバー機能を備えていますが、DHCP サーバーがない環境で TCP/IP を使用する場合は、以下の作業で IP アドレスを手動構成することをお勧めします。
IP アドレスは例にあげたようなプライベートアドレスを使用して下さい。また、IP アドレスはそれぞれのパソコンで重複しないものを設定する必要があります。(この例では、最後の数字だけを 1 から 254 の範囲で変えてください。他の部分を変更すると接続できません。)
S3 ViRGE ビデオチップを使ったビデオカードを使っている場合、MS-DOS プロンプトを起動しようとするとハングすることがあります。
ビデオカードのメーカーに問い合わせて、最新のビデオドライバーを入手してドライバーを更新してください。
参考:Windows98 CD-ROM の Drivers\Display\s3 に ViRGE 用の更新されたドライバーが提供されています。メルコ社製品を使っている場合は、Windows98 CD-ROM の Drivers\Japan\Display にあるドライバーが利用できます。
その他のビデオカードを使用している場合も、ドライバの不具合で DOS プロンプトを開けないことがあります。
フォーマットされていないフロッピーディスクをエクスプローラーでフォーマットしようとすると非常に長い時間(数分から数十分)がかかることがあり、一見するとハングしたように見えます。
未フォーマットのフロッピーディスクは、以下のようにしてフォーマットしてください。
関連リンク
メーカー製 PC であれば、多くの場合 PC に付属の CD-ROM やメーカーの Web サイトからデバイスドライバを入手可能です。自作機の場合は、お使いのビデオカード用に付属の CD-ROM や、カードメーカーまたはチップメーカーの Web サイトから入手できないかご確認ください。
なお、OEMnnnnn.inf ファイルは次の手順ですばやく削除できます。