[winme] ネットワーク |
富士通などのメーカー製 PC で Windows Me がプリインストールされている場合、コントロールパネルの「ネットワーク」でプロトコルを追加しようとしても、プロトコルのリストに表示されず、インストールできないことがあります。
この場合、次の手順で inf ファイルをコピーしてから、手動インストールしてください。(他メーカーの PC でも適用可能な場合があります。)
- エクスプローラで、任意のフォルダを作成します。(例:C:\inf)
- Windows\inf フォルダから、次のファイルを 1. で作ったフォルダにコピーします。
- NETTRANS.INF
- NETPPPOA.INF
- NETFAM.INF
- 「マイネットワーク」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- 「追加」ボタンをクリックし、ネットワークを選択して「追加」をクリックします。
- 「ディスク使用」をクリックし、ファイルのコピー元として、1. で作ったフォルダを指定して「OK」をクリックします。
- 導入したいコンポーネントを選択して「OK」をクリックします。
Windows Me には、Windows9x にあった 32 bit DLC プロトコルがありません。
このプロトコルは、ロード時にリアルモードのサポートが必要なため、Windows Me では使用できないので削除されました。
32 ビット DLC プロトコルが組み込まれている Windows9x を Windows Me にアップグレードしようとしても、プロトコルを削除するようにメッセージが表示され、アップグレードが続行できないように設計されています。(274392)
Windows Me では、コントロールパネルの「ネットワーク」から LAN アダプタを追加することができませんが、「ハードウェアの追加」から強制的に追加することが可能です。ところが、ダイヤルアップアダプタは「ハードウェアの追加」からでも追加することができません。
ダイヤルアップアダプタを削除してしまった場合は、次の手順で復活させることができます。
- [スタート]−[設定] から、ダイヤルアップネットワークを開きます。
- 「新しい接続」アイコンをダブルクリックしてウィザードを起動します。
- 任意の接続名や電話番号を記入して、ウィザードを完了させます。
ウィザードが完了すると、ダイヤルアップアダプタは自動的に復活しています。
Windows Me のホームネットワークウィザードで作成したフロッピーディスクを、Windows95 で実行すると Windows95 がハングすることがあります。
このフロッピーに含まれるプログラムは、IE3.0 以上のコンポーネントが導入されていることを前提にしているためです。
ホームネットワークウィザードを Windows95 で実行する場合、あらかじめ IE3.0 以上を導入するか、手動でネットワークの設定を行って下さい。
Windows Me には Web 発行ウィザードがありません。
Office 2000 などで、Web ページとして発行の機能を使いたい場合、次の手順で Web 発行ウィザードを追加インストールしてください。
- Office2000 や雑誌の付録の IE5.0x を用意します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から次のコマンドを実行します。
\ie5setup.exe /c:"ie5wzd.exe /q:a /m: /s:""#e"" /E:WebPublish"
例)E:\ie5\ie5setup.exe /c:"ie5wzd.exe /q:a /m: /s:""#e"" /E:WebPublish"
(E ドライブの CD-ROM の ie5 フォルダに ie5setup.exe がある場合)
特にセットアップの進行は表示されませんが、アクセサリのインターネットツールに Web 発行ウィザードが登録されます。
Windows Me の「マイネットワーク」からコンピュータ一覧をたどって共有にアクセスすると、「マイネットワーク」フォルダにその共有へのショートカットが作成されてしまいます。
「マイネットワーク」に最近使った共有を表示させたくない場合は、次の手順を実行してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Policies \Explorer を開きます。
- [編集]−[新規]−[DWORD 値] をクリックし、NoRecentDocsNetHood を作成します。
- NoRecentDocsNetHood をダブルクリックし、値のデータに 1 をセットして「OK」をクリックします。
- Windows を再起動します。
Windows Me/XP の「マイ ネットワーク」には、使ったことのないネットワーク共有フォルダが登録されていることがあります。
これはネットクロール機能によって自動的に検索/登録されたものですが、次の手順でネットクロールを停止することも可能です。
- エクスプローラを起動し、[ツール]−[フォルダオプション] をクリックします。
- [表示] タブをクリックし、詳細設定の「ネットワークのフォルダとプリンタを自動的に検索する」のチェックを解除して「OK」をクリックします。
- 「マイ ネットワーク」から不要な共有アイコンを削除し、Windows にログオンし直します。
上記手順を行ってもネットクロールが継続される場合、以下の手順でレジストリを確認してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer \Advanced を開きます。
- 右側の NoNetCrawling 値のデータを 1 に設定して「OK」をクリックします。
- 「マイ ネットワーク」から不要な共有アイコンを削除し、Windows にログオンし直します。
関連リンク
Windows Me でネットワーク接続ウィザードを実行後、「マイ ネットワーク」に Residential Gateway Device アイコンが追加されることがあります。これは UPnP を介して ICS などのネットワークデバイスを探索する機構なので、次の手順で UPnP を停止させることでアイコンが自動追加されることはなくなります。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
- [Windows ファイル] タブをクリックし、[通信] を選択して「詳細」ボタンをクリックします。
- ユニバーサル プラグ アンド プレイのチェックを解除して「OK」します。
この現象は、一部の CATV や ADSL などでセンターとブリッジ接続されている環境で発生することがあります。
Windows98 以降、DHCP クライアントが拡張され、DHCP サーバーが見つからない場合でも、自動的に IP アドレスを設定する機能 (IP Auto Configuration) がつきました。
DHCP サーバーが見つからない場合、169.254 で始まるネットワーク上で一意の IP アドレスが割り当てられます。
(以前 DHCP サーバーからアドレスを割り当てられたことがある場合は、そのアドレスを使用します。)
この機能が有効な場合、コンピューターを起動するときに行われる IP 自動構成に非常に長い時間 (約1分) かかるため、起動がとてもおそくなります。
IP 自動構成を禁止するには以下の作業を行ってください。
- Windows98 CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。
- CD-ROM の Tools\MTSUtil フォルダーを開きます。
- ipac_off.inf ファイルを右クリックし、[インストール] をクリックします。
(レジストリが変更され、IP 自動構成は OFF になります)
手動で IP アドレスを設定している場合や、正常に DHCP サーバーが稼動している場合は、IP 自動構成が行われないので上の操作を行う必要はありません。
ダイヤルアップルーターは通常 DHCP サーバー機能を備えていますが、DHCP サーバーがない環境で TCP/IP を使用する場合は、以下の作業で IP アドレスを手動構成することをお勧めします。
- 「ネットワークコンピュータ」アイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- LAN アダプタにバインドされた TCP/IP をダブルクリックします。
- 「○ IP アドレスを指定」にチェックを入れ、IP アドレスに 192.168.0.1、サブネットマスクに 255.255.255.0 などを指定します。
- 「OK」 をクリックします。
IP アドレスは例にあげたようなプライベートアドレスを使用して下さい。また、IP アドレスはそれぞれのパソコンで重複しないものを設定する必要があります。(この例では、最後の数字だけを 1 から 254 の範囲で変えてください。他の部分を変更すると接続できません。)
Windows NT は、コントロールパネルの「ネットワーク」で、TCP/IP のプロパティから1枚のアダプターに対して複数の IP アドレスを定義できますが、Windows9x で1枚の LAN アダプターに複数の IP アドレスを定義する場合は、次の手順でレジストリを変更してください。
- コントロールパネルの「ネットワーク」で、LAN アダプターにバインドされた TCP/IP プロトコルに対して IP アドレスを定義します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \Class \NetTrans を開きます。
- NetTrans フォルダ以下の 0000、0001 などから、LAN アダプターにバインドされた TCP/IP の定義を見つけます。
(右側のレジストリ値の IPAddress などを参照すればすぐに特定できます。)
- IPAddress、IPMask 値に、それぞれ IP アドレスとサブネットマスクをカンマで区切って入力して下さい。
(スペースが入らないように注意して下さい。)
- レジストリエディタを終了し、Windows を再起動します。
LAN 上の他の Windows9x などのフォルダなどにアクセスしようとすると、エクスプローラでページ違反が発生することがあります。
アクセス先のコンピュータ名やワークグループ名に、日本語 (英数半角以外の文字) が使用されている場合にこの現象が発生することがあるので、コンピュータ名やワークグループ名は、英数半角文字を使ってください。
なお、コンピュータ名やワークグループ名は次の手順で変更することができます。
- デスクトップの「ネットワークコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [識別情報] タブをクリックし、「コンピュータ名」「ワークグループ」を設定します。
- 「OK」をクリックし、Windows を再起動します。
英語版 Windows やドイツ語版 Windows などで、日本語の Web ページを見たり、日本語のメールを送受信するために、マイクロソフトから Global IME が提供されています。
Global IME を導入すると、Internet Explorer や Ooulook Express、Word 2000 のような Global IME 対応アプリケーションで日本語、韓国語、中国語を読み書きできるようになります。(日本語版 Windows に日本語オプションは導入できません。韓国語と中国語オプションは導入可能です。)
Global IME の解説とダウンロードは次のページを参照してください。
Windows9x/Me でネットワークにログオンする場合、ESC キーでバイパスさせずに必ずドメインログオンさせるには次の作業を行ってください。
この設定は、NT ドメインコントローラなどのセキュリティプロバイダの認証を必須とする設定です。セキュリティプロバイダが存在しない環境では使用することができません。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Network\Logon を開きます。
- [編集]−[新規]−[DWORD値] をクリックし、作成された「新規値 #1(New Value #1)」 を MustBeValidated に設定します。
- MustBeValidated をダブルクリックし、値に 1 を設定します。
起動できていた Netscape 6 や 6.1 が突然起動しなくなることがあります。
これは、トレンドマイクロ社のウイルスバスター 2001 をアップデートした場合に発生するので、トレンドマイクロ社から修正モジュールをダウンロードして適用してください。
参考リンク
Windows NT ドメインにログオンするクライアントで、起動時に自動ログオンするには、以下の設定を行なって下さい。
ドメインへの自動ログオンでなく、単純にパスワード入力を省く場合は「パスワード入力をなくすには?」を参照してください。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] をクリックします。
- 「ネットワーク」をダブルクリックします。
- プライマリログオンを「Windows ログオン」に設定し、OK をクリックします。
再起動はしないで下さい。
- 「パスワード」をダブルクリックします。
- 「Windowsパスワード」をクリックします。
- □マイクロソフトネットワークにチェックせず、「OK」をクリックします。
- 現在のパスワードを入力し、新しいパスワードには何も入力しません。
- 「OK」をクリックし、設定を保存します。
- Windows を再起動します。
- Windows ユーザー名を確認し、Windows パスワードには何も入力しないで下さい。
- ドメインログオン画面では、正しいドメインユーザー名とドメインパスワードを入力し、「□パスワード保存」にチェックして「OK」をクリックします。
- 次回 Window 起動時から自動ログオンするようになります。
ただし、この設定をするとセキュリティホールになるのでご注意下さい。
パスワードキャッシュが無効になっていたり、Windows で個人別プロファイルが設定されている場合は、自動ログオンは有効になりません。
プロバイダーのアクセスポイントにダイヤル後、「ネットワークにログオン中」で1分程度止まってしまうことがあります。
この場合、以下の作業で「ネットワークへログオン」を解除してください。
このオプションは、Windows NT を導入している企業の NT ネットワークにログオンする場合に必要なもので、個人がインターネットへ接続する場合に設定してあると、Windows9x/Me が NT ネットワークにログオンをあきらめるまでの1分間を無駄にしてしまいます。
- マイコンピュータをダブルクリックします。
- ダイヤルアップネットワークをダブルクリックします。
- ダイヤルアップ接続に使うアイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [サーバーの種類] タブをクリックします。
- 「ネットワークへのログオン」のチェックを解除します。
- 「OK」をクリックします。
また、ダイヤルアップネットワークで NetBEUI や IPX/SPX をバインドしているとパフォーマンスに悪影響があるので、これらのプロトコルを使用しない場合は、上記の画面がでているところでこれらを解除してください。(インターネットに接続する場合は両プロトコルとも必要ありません。)
IE や OE を終了すると、「接続を終了しますか?」と聞かれますが、ここで「自動切断を使用しない」にチェックすると、以後このメッセージが表示されなくなります。
再度このメッセージを表示させたい場合は、次の作業を行ってください。
- IE を起動し、[ツール]−[インターネットオプション] をクリックします。
- [接続] タブをクリックし、ダイヤルアップ接続に使う接続名を選択します。
- 「設定」ボタンをクリックし、表示された画面の「詳細」ボタンをクリックします。
(Windows Me の場合、さらに [ダイヤル] タブをクリックします。)
- 一番下の「接続が必要なくなったとき切断する」にチェックし、「OK」を2回クリックして設定を保存します。
Easy CD Creator や NEC の「サポートセンタ」が導入された環境で、IE5.01 終了時に「切断しますか」ダイアログが表示されないことがあります。
この現象が起きた場合は、タスクトレイのダイヤルアップアイコンをクリックして、ダイヤルアップ接続を手動で切断してください。
Windows98/Me は Windows95 とモデム通信ログファイル名が異なります。
Windows95 では「modemlog.txt」でしたが、Windows98 以降は、「モデム名.log」になります。
ここでモデム名は、[スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「モデム」をダブルクリックして表示される名前です。
モデム通信ログを記録するには以下の作業を行って下さい。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「モデム」をダブルクリックします。
- [全般] タブからモデムを選択し、「プロパティ」をクリックします。
- [接続] タブをクリックし、「詳細」ボタンをクリックします。
- 「ログに追加」にチェックをします。
- 「OK」をクリックします。
Windows98/Me はダイヤルアップアダプタのプロパティで IP パケットのサイズ (MTU) を設定することができます。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「ネットワーク」を起動します。
- [ネットワークの設定] タブのダイヤルアップアダプタをダブルクリックします。
- [詳細設定] タブの IP パケットサイズをクリックします。
- 値から「自動」「小」「中」「大」のいずれかを選択します。
デフォルトは「自動」です。
- 「OK」をクリックし、設定を保存します。
設定される MTU
サイズは以下の通りです。
自動:通信速度が 128Kbps 未満の場合は、576 バイト、128Kbps 以上の場合は 1500 バイト
小 :576 バイト
中 :1000 バイト
大 :1500 バイト
通常のダイヤルアップ環境では、MTU サイズは 576 程度が望ましい数値です。これより大きいと送受信データの分割と再構成(フラグメント/デフラグメント)が発生し、パフォーマンスが悪化します。
Windows95 にはパケットサイズを変更するオプションがなく、省略時の MTU サイズ 1500 バイトが使用されるので、以下の作業で MTU サイズを変えるとダイヤルアップ接続のパフォーマンスアップが期待できます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行]から REGEDIT を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetTrans を開きます。
- 0000、0001 などをクリックし、右側の DriverDesc に TCP/IP と書いてあるものを選択します。
- [編集]−[新規作成]−[文字列] をクリックします。
- 作成された「New Value #1」を「MaxMTU」に書き替えます。
- この MaxMTU をダブルクリックし、値のデータとして 576 を設定して「OK」をクリックします。
- Windows95 を再起動します。
最適な MTU サイズは、コマンドプロンプトを開き、次のコマンドで判断できます。
C:\>ping -f -l パケットサイズ ホスト名
パケットサイズ |
:MTU サイズを探るための任意の数値。 |
ホスト名 |
:自分のプロバイダーの DNS のアドレスなど。 |
Windows98/Me の「ダイヤルアップネットワーク」フォルダに登録されたダイヤルアップアイコンの設定は、次の作業で保存できます。
- [マイコンピュータ]−[ダイヤルアップネットワーク] を開きます。
(Windows Me は [スタート]−[設定]−[ダイヤルアップネットワーク])
- 保存したい接続アイコンをデスクトップにドラッグ&ドロップします。
- デスクトップ上に、拡張子 DUN のテキストファイルが作成され、この中に設定が保存されます。
(パスワードだけは保存されません。)
保存した設定で、再び接続アイコンを作成するには次のようにします。
- [マイコンピュータ]−[ダイヤルアップネットワーク] を開きます。
(Windows Me は [スタート]−[設定]−[ダイヤルアップネットワーク])
- DUN ファイルを「新しい接続」アイコンの上にドラッグ&ドロップします。
Windows9x/Me では、次のコマンドでダイヤルアップ接続を実行できます。
rundll.exe RnaUI.dll,RnaDial <ダイヤルアップアイコン名>
ダイヤルアップに失敗する場合、エラー番号別に次のように対処して下さい。
- エラー 630:モデムが応答しませんでした。正しく接続され、電源が入っているか、確認してください。
モデムが新しく検出された COM ポートを使っている可能性があります。ダイヤルアップで使用しているモデムの COM ポートと、デバイスマネージャの通信ポートを確認して下さい。
- エラー 633:モデムがインストールされていないか、正しく構成されていません。Telephon.ini ファイルが破損している可能性があります。
「ダイヤルのプロパティ」が反応しなくなりましたを参照して、Telephon.ini ファイルを再作成して下さい。
- エラー 745: 必要なファイルが見つかりません。ダイヤルアップネットワークを再インストールして下さい。
以下のように、「アプリケーションの追加と削除」でダイヤルアップネットワークを削除後、再インストールして下さい。このとき rasapi32.dll
は置き換えられないので、このファイルは別途コピーする必要があります。
- [コントロールパネル]−[アプリケーションの追加と削除] を 開き、[Windows ファイル] タブをクリックします。
- 通信の「詳細」からダイヤルアップネットワークのチェックを解除して、「OK」「OK」します。
- 指示通り Windows を再起動します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から sfc を実行します。
- インストールディスクから..を選択し、rasapi32.dll を指定して、「開始」ボタンをクリックします。
- 復元元として Windows98 CD-ROM の Win98 フォルダを、保存先を Windows\System を指定して、「OK」をクリックします。
- バックアップファイルはスキップします。
- 指示通り Windows を再起動します。
- 1〜3 と同様の手順で、ダイヤルアップネットワークを導入します。
モデムの設定で「ダイヤルのプロパティ」ボタンが反応しなくなった場合は、TAPI 設定ファイルが壊れているので、以下の作業で telephon.ini を作りなおしてください。
- [スタート]−[プログラム]−[MS-DOSプロンプト] をクリックします。
- C:\WINDOWS> が表示されます。
(Windows をセットアップした場所によってはちがうこともあります。)
- そのまま以下のコマンドを入力します。(各行ごとに Enter キーを押します。)
ren telephon.ini telephon.bak
tapiini
exit
この作業でダイヤルのプロパティの内容は初期状態に戻ってしまうので、再設定が必要です。特に、トーン (プッシュ回線) かパルス (ダイヤル回線) の設定は確実に行ってください。
ダイヤルアップで「パスワードを保存する」にチェックしても保存されなかったり、「パスワードを保存する」がグレーアウトされていてチェックできないことがあります。これは次のような原因が考えられます。
- ネットワーククライアントが導入されていない (または壊れている)
- Windows にログオンしていない。
- パスワードを保存するためのパスワードリストファイルが壊れている。
- ダイヤルアップネットワークを構成するファイルが壊れている。
- パスワードのキャッシュが使用不可に設定されている。
以下の作業を行い、各作業後にパスワードが保存されるかを確認して下さい。
(パスワードの保存が確認できれば、それ以降の作業は不要です。)
- ネットワーククライアントを導入する
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から、「ネットワーク」を起動します。
- 「ネットワーク」画面のダイヤルアップアダプタアイコンの上にコンピュータのアイコンがなければ「追加」ボタンをクリックします。
- ネットワークコンポーネントの選択で [クライアント] を選択して「追加」ボタンをクリックします。
- Microsoft をクリックし、「Microsoft ファミリログオン」「Microsoft ネットワーククライアント」「NetWare ネットワーククライアント」のいずれかを選択し(Microsoft ファミリログオンが一番簡単です。)、「OK」をクリックします。
- ネットワーク画面の「OK」をクリックします。
- Windows98 CD-ROM からファイルが読み込まれ、再起動を求められるので再起動して下さい。
- Windows にログオンする
- [スタート]−[****のログオフ] をクリックします。
- ログオフしますか?で「はい」をクリックします。
- ログオンパネルが表示されるので、任意の名前とパスワードでログオンして下さい。
(新規ユーザーでパスワードを空白のままにしておくと、自動ログオンの設定になります。)
- パスワード保存ファイルを作り直す
- [スタート]−[検索]−[ファイルやフォルダ] をクリックします。
- 名前に *.pwl と入力し、「検索開始」ボタンをクリックします。
- 見つかった PWL ファイル (パスワードリストファイル) を削除します。
(もし、Rna.pwl ファイルがある場合、これはダイヤルアップサーバー用ファイルなので削除しないで下さい。)
- Windows にログオンし直して下さい。
- ダイヤルアップネットワークを導入しなおす
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル]
から、「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
- [Windows ファイル]
タブをクリックします。
- ファイルの種類リストから「通信」をクリックし、「詳細」ボタンをクリックします。
- ファイルの種類リストから「ダイヤルアップネットワーク」のチェックを解除して「OK」をクリックします。
- 「アプリケーションの追加と削除」の「OK」をクリックします。
- コンピュータを再起動後します。
- 1〜3 を繰り返します。
- ファイルの種類リストから「ダイヤルアップネットワーク」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
- 「アプリケーションの追加と削除」の「OK」をクリックします。
- パスワードキャッシュを有効にする
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行]
から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Network
を開きます。
- DisablePwdCaching
という値があれば削除します。
関連 Tips
「ネットワークコンピュータ」を表示させない
Microsoft
ネットワーククライアントを導入すると、デスクトップに「ネットワークコンピュータ」ができますが、これを表示させないためにはレジストリの
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer
に DWORD 値の NoNetHood を作り、1を設定して下さい。
次回ログオンから「ネットワークコンピュータ」アイコンは表示されません。
インターネットへの接続を要求するソフトウェアを自動起動する設定をしています。
以下の作業でそのようなソフトウェアを起動していないかチェックしてください。
- [スタート]-[ファイル名を指定して実行] で msconfig を実行します。
- [スタートアップ] タブをクリックします。
- コンピュータ起動時に自動起動するプログラムが表示されるのでチェックしてください。
参考:名前からインターネット関連プログラムと間違われやすいプログラム
internat:多国語キーボードインジケータ (International Keyboard Language Indicator Applet)
参考:以下のようなプログラムが動作していると、自動接続が行われます。
- Web ページや更新されたモジュールをチェックするプログラムを使っている
- 「スタートアップ」にプロバイダーへの接続アイコンが登録されている
- トロイの木馬タイプのウィルスに感染している
- シマンテック WinFax もしくは HotFax メッセージセンターをインストールしている
- レックスマークプリンターを使っている。
レックスマークの印刷ソフトウェアによって、レジストリの Run エントリーに Lexstart.exe が登録されると、印刷要求のたびにダイヤルアップが起動します。
- パーソナルウェブサーバー (PWS) 4.0 を導入している。
PWS によって MSDTC がロードされるとダイヤルアップします。
- RealAudio 5 ベータをインストールしている
参考:Visual Studio 導入後、自動的にインターネットに接続するようになった場合は、以下の内容を持った DisableAutoConnect.reg という名前のテキストファイルを作り、このファイルをダブルクリックすると自動接続しなくなります。
REGEDIT4
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\OLE]
"EnableRemoteConnect"="N"
いくつかの原因が考えられますが、ここではアダプターカードは正常に動作している場合について記述します。
- Windows95 では「ネットワークのログオン」パネルで ESC キーを押して Windows を起動しても、「ネットワークコンピュータ」にブラウズリスト(コンピュータのリスト) が表示されましたが、Windows98 ではログオンパネルで ESC を押すと「ネットワークコンピュータ」に何も表示されません。
- ネットワークカードが PCI Slot 1 に装着されており、かつ AGP Video を使用している場合にこの現象が発生することがあります。この場合の対処については、マイクロソフトナレッジベース193938 を参照して下さい。
- Windows98 からデフォルトプロトコルが変更され、プラグアンドプレイでネットワークカードを追加しただけでは、Windows95 と通信できません。
Windows95 ネットワークと通信する場合には、以下の作業で NetBEUI プロトコルを追加して下さい。
- [ネットワークコンピュータ]を右クリックし、プロパティをクリックします。
- 追加ボタンをクリックし、「プロトコル」を選択して「OK」をクリックします。
- 「マイクロソフト」から、「NetBEUI プロトコル」を選択して「OK」をクリックします。
- Windows を再起動します。
Windows95 のマイクロソフト共有サービスで共有していたフォルダーを、Windows98 クライアントから参照できません。(Windows95 クライアントからは問題なく接続できます。)
Windows98 はデフォルトのプロトコルが TCP/IP に変更されています。
Windows95 はデフォルトで NetBEUI と IPX/SPX がバインドされており、Windows98 とは1つも一致しないので、デフォルトのままでは接続できません。
Windows95 の共有フォルダにアクセスするために、Windows98 で以下の作業を行なって下さい。
- 「ネットワークコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [ネットワークの設定] タブの「追加」ボタンをクリックします。
- リストから [プロトコル] をクリックして、「追加」ボタンをクリックします。
- 製造元マイクロソフトの NetBEUI を選択し、「OK」をクリックします。
- 「ネットワーク」画面に戻ったら「OK」をクリックし、コンピュータを再起動します。
起動時にログオンプロンプトが表示されず、一度ログオフしないとネットワークにアクセスできない場合、レジストリに AutoLogon が設定されています。
次の作業を行って Autologon を削除してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Network \Real Mode Net を開きます。
- この場所に AutoLogon が存在する場合、これを削除します。
- レジストリエディタを終了します。
この手順を自動化する Inf ファイルが Windows98 CD-ROM に収録されています。
Tools\MTSUtil にある、AUTOLOG.INF を右クリックして [インストール] をクリックして下さい。
Windows\Options\Cabs から Windows を再セットアップすると、レジストリに AutoLogon が設定されることがあります。
Windows98 SE 以降のインターネット接続共有 (ICS) では、標準で内部 LAN ポートの IP アドレスを 192.168.0.1 に設定し、ICS
の DHCP サーバー機能はクライアントに対して 192.168.0.2 以降の IP アドレスを割り当てます。
既存 LAN のアドレス体系と衝突するなどの理由で、ICS サーバーの IP アドレスや、DHCP アドレス範囲を変更したい場合は、次の手順
に従ってください。
ICS サーバーでの作業
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \ICSharing \Settings \General を開きます。
- IntranetInfo をダブルクリックし、データに、ICS サーバーの LAN IP アドレスとサブネットマスクを記入します。(標準は
192.168.0.1,255.255.255.0 です。)
- HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \ICSharing \Addressing \Settings を開きます。
- Start と Stop に DHCP で配布する開始アドレスと終了アドレスを指定します。
- コントロールパネルの「ネットワーク」を起動します。
- 「TCP/IP(ホーム) -> LAN アダプタ名」エントリをダブルクリックします。
- IP アドレスとサブネットマスクに 3. で設定したアドレスを記入します。
- 「OK」「OK」をクリックし、Windows を再起動します。
ICS クライアントでの作業
- ICS サーバーの再起動が終了してしばらく待ちます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から winipcfg を起動します。
- LAN アダプターが選択されていることを確認し、「すべて開放」ボタンに続いて「すべて書き換え」ボタンをクリックします。
インターネット接続共有 (ICS) サーバーでは問題なくインターネットに接続できるのに、ICS クライアントの Web ブラウザーでは「ページが表示できません」や「サーバーが見つかりません」エラーが表示されることがあります。
この場合、次の項目をチェックしてください。
- ICS クライアントより先に ICS サーバーが起動している
ICS サーバーは DHCP サーバーとして動作するので、ICS クライアントより先に起動している必要があります。
ICS クライアントが正しい IP アドレスを取得できているかどうかは、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] から winipcfg を実行することで確認することができます。192.168.0 で始まる IP アドレスが取得できていない場合は、「すべて書き換え」ボタンをクリックします。
- ICS クライアントで Proxy を設定していない
ICS クライアントで Proxy を設定すると外部に接続できません。IE を使用している場合、次の項目を確認してください。
- IE5 を起動します。
- [ツール]−[インターネットオプション] をクリックします。
- [接続] タブをクリックし、「LAN の設定」ボタンをクリックします。
- 全ての項目にチェックがないことを確認します。(ひとつでもチェックされていたら解除します。)
Windows98/Me は SMB サーバー (ファイルサーバー) にアクセスする場合のパスワードを暗号化するようになりました。Windows NT などの OS はこれを解釈可能ですが、Linux などの UNIX OS 用の SMB サーバーである Samba はこの暗号を解釈できないことがあるため、この場合は Windows のレジストリを変更してパスワードの暗号化を解除してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHNE \System \CurrentControlSet \Services \VxD \Vnetsup を開きます。
- [編集]−[新規]−[DWORD値] をクリックし、EnablePlainTextPassword を作成します。
- この値をダブルクリックして1を設定します。
- Windows を再起動します。
また、Samba 側で対応できるオプションもあります。
詳しくは「Windows98、WindowsNT4.0、Windows2000 から SAMBA を使用するときの注意事項」を参照してください。
2 つ以上のルーターに接続されたネットワークで、正しい IP ルーティングを行う場合には、デフォルトゲートウェイ以外に IP 経路情報を設定する必要があります。
デフォルト以外の経路情報は route コマンドで設定します。NT/2000 の場合は -p オプションをつけることによって 1 回コマンドを実行しただけで再起動しても設定が有効になりますが、Windows9x/Me の route コマンドは -p に相当するオプションがないため、以下のような手順を行い、毎回起動時に route コマンドを実行してください。
- 任意のバッチファイルに route コマンドを記述します。
コマンドの例:route add 192.168.2.0 mask 255.255.255.0 192.168.1.10 metric 1
- 「スタート」ボタンを右クリックして [開く] をクリックします。
- 「プログラム」続いて「スタートアップ」フォルダを開きます。
- スタートアップフォルダに 1. で作成したバッチファイルのショートカットを作成します。
- 4. のショートカットのプロパティを開き、[プログラム] タブをクリックします。
- 実行時の大きさを「最小化の状態」にし、「プログラム終了時にウィンドウを閉じる」にチェックして「OK」をクリックします。
Windows.FAQ > WindowsMe.FAQ
トラブル |
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