[w98/Me] ディスク管理 |
仮想メモリーで設定を標準以外の値に変更すると、スワップファイル (Win386.swp) の位置が変更されます。
通常は Windows フォルダに存在しますが、仮想メモリーの設定変更後はルートフォルダに移動します。
ドライブのルートフォルダに FILExxxx.chk (xxxx は 0001 などの数字) という名前のファイルがころがっていることがあります。
これは Scandisk や chkdsk で発見された破損ファイルの残骸なので、メモ帳などのテキストエディタで開いても意味がわからなければ、捨ててしまってかまいません。
ハードディスクの区画を作成/削除するのに使う FDISK コマンドには、次のようなオプションが用意されています。このオプションを使うと、バッチファイルなどでハードディスクの区画を作成することが可能になります。
数十 GB の大容量ハードディスクの区画設定をする場合、コマンドで設定した方が早く設定できます。
オプション |
内容 |
/STATUS |
区画情報を表示します。 |
/MBR |
マスターブートレコードを修復します。 |
/CMBR n |
n 番目の HDD のマスターブートレコードを修復します。
n を省略すると、/MBR と同じになります。 |
/FPRMT |
区画作成時、FAT32/FAT16 を選択できます。 |
/ACTOK |
区画作成時、ディスクのチェック (一貫性検査) を実行しません。 |
/PRI:xxx |
xxx MB の基本区画を作成します。 |
/EXT:xxx |
xxx MB の拡張区画を作成します。 |
/LOG:xxx |
xxx MB の論理ドライブを作成します。 |
使用例:ハードディスク1に 300MB の基本区画を作成
Windows98 起動ディスクで起動し、ディスク1に交換後次のコマンドを実行します。
A:\>FDISK 1 /PRI:300
FDISK コマンドの詳細は、「基礎講座:FDIKS 基礎」を参照してください。
エクスプローラで Web 表示を使っていると、「マイコンピュータ」 を開いてドライブアイコンをクリックした場合などにディスクの空き容量を示す円グラフが表示されますが、ディスクの空きがほとんどない場合、使用領域の色が灰色でなく、白(未使用領域) になることがあります。
円グラフだけ見ると、ほとんど未使用のように見えますが、グラフ上の数字は正しいので、こちらを参照して下さい。
参考:Windows95 をお使いの場合、エクスプローラから「ドライブのプロパティ」を表示させた場合、2GB 以上のドライブでは、未使用領域が正しく表示されません。
これは、「ドライブのプロパティ」が 2GB 以上に対応していないためで、空き領域が 2GB をきると表示されるようになります。
また FAT32 の障害で、システムがハングした後はディスクの空き容量が正しく表示されなくなる場合があります。この場合はスキャンディスクを実行すれば回復できますが、再発する可能性があります。
Windows9x の fdisk コマンドは 64GB 以上の大容量ハードディスクの容量を正しく把握できません。たとえば 75GB のディスクを 11GB と表示します。
これは fdisk コマンドの障害なので、修正版をダウンロードして適用してください。
(Windows95 の fdisk は修正される予定はありません。)
Windows9x/Me の fdisk.exe は、論理ドライブ上に作成された NTFS ドライブを削除することができません。
論理ドライブ上の NTFS ドライブを削除したい場合は、Windows 2000/XP CD-ROM で PC を起動してセットアップを開始し、最初のフェーズでパーティションを削除したところで F3 キーを押してセットアップを中止してください。
基本領域上に作成された NTFS ドライブは、fdisk から non-DOS 領域 (Windows95)、または NTFS ドライブ (Windows95 OSR2 以降) として認識され、削除することが可能です。
たとえば現在、C ドライブしかなく、D ドライブを追加したい場合、以下の手段を検討してください。
- ハードディスクを追加する
PC の筐体内に余裕がある場合、本体内にハードディスクを追加することで、ドライブを増やすことが可能です。
また、USB や IEEE1394 接続の外付けハードディスクを使用してもよいでしょう。
なお、物理的にハードディスクを追加した場合、FDISK (Windows9x/Me) もしくはディスクの管理 (Windows 2000/XP) で、領域を作成しドライブを割り当てる必要があります。
- パーティションの割り当てを変更する
既存のハードディスクの領域を変更し、20GB の C ドライブを 5GB の C ドライブと 15GB の D ドライブなどに変更することができます。
- 既存のデータをそのままにしたい場合
現在ハードディスクの中にあるデータを保持したまま、ハードディスクの領域 (パーティション) を変更するには、Partition Magic などの市販ソフトウェアや、FIPS、GNU Parted などの使用を検討してください。
- すべてのデータを削除して再定義する場合
FDISK を使って、既存の領域をすべて削除し、お好みのサイズで再定義してください。
Windows 2000/XP をお使いの場合は、Windows CD-ROM またはセットアップ起動ディスクで起動してセットアップを開始し、インストール先ドライブを選択する画面で既存の領域を削除して、お好みのサイズの領域を定義することが可能です。
すべてのデータは削除されるので、必要なデータをフロッピーディスクや CD-R などにコピーしておき、OS 再導入後に戻す必要があります。
関連リンク
物理的にハードディスクを追加し、このディスクに FDISK で区画を作成後に再起動すると、最初のハードディスクのドライブレターが変更されてプログラムが起動しなくなることがあります。
PC は基本区画に優先的にドライブレターを割り振るため、追加したハードディスクに基本区画を作成すると、既存のハードディスクの論理ドライブが1つずつずれてしまうため、追加したハードディスクには基本区画を作成せず、拡張区画を作成し、その中に論理ドライブを定義してください。
PC で 8.4GB 以上の IDE ハードィディスクを使う場合、システム BIOS が Int13 Extentions という仕様を満たす必要があります。
IO データの BIOS 判定ユーティリティで、BIOS が Int13 Extentions に対応しているか確認することができます。
システム BIOS が対応していない場合、Disk Manager などの BIOS 拡張ユーティリティを使うことで強制的に 8.4GB 以上の大容量ディスクを使用することができるようになります。
たとえば IBM のハードディスクを購入した場合は、IBM SSD のサイトから Disk Manager を無料でダウンロードできます。
また、Promise 社の Ultra 66 や Ultra 100 などの IDE インターフェースカードも、独自の BIOS を搭載しているため、PC の BIOS が対応していなくても大容量 HDD を使うことができます。
SCSI ハードディスクは、SCSI アダプターのユーティリティでローレベルフォーマットすることが可能なケースが多いですが、IDE ハードディスクをローレベルフォーマットする場合、以下にあげるような、ハードディスクメーカー提供のフォーマットツールを使ってください。
また、PC Doctor などの、ハードウェア診断ソフトウェアも IDE ドライブのローレベルフォーマット機能を持っています。
CD-ROM や MO などのリムーバブルメディアのドライブレターは、次の作業で変更することができます。
ハードディスクの増設に伴って、ドライブレターが変更されないよう、あらかじめ少し後ろのドライブを指定しておくことをお勧めします。
- 「マイコンピュータ」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [デバイスマネージャ] タブをクリックします。
- [+]CD-ROM を展開し、CD-ROM デバイス (機種名などが表示されています) をダブルクリックします。
- [設定] タブをクリックし、予約ドライブ文字の「開始ドライブ文字」と「終了ドライブ文字」に設定したいドライブレターを指定します。
- 「OK」「OK」をクリックして設定を保存します。
パーティションマジックなどの市販ディスク管理ソフトウェアには FAT32 ドライブを FAT16 ドライブに変換する機能を持っているものがあります。
この種のソフトウェアを購入しない場合、Windows98 の FDISK コマンドで FAT32 のドライブを削除し、FAT16 でドライブを作り直す必要があります。(当然ドライブの中のデータはすべて消えます。)
FDISK を起動するときに「大容量ディスクのサポートを使用可能にしますか(Y/N)」と聞かれますが、Y を選択すると、512MB 以上のドライブを作った場合にすべて FAT32 になるので、FAT16 のドライブを作りたい場合は N を選択してください。
参考:基礎講座 - FDISK 基礎
[スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[システムツール] から「ドライブコンバータ」を起動して特定のドライブを FAT32 に変換することができます。
ドライブコンバータは FAT32 への変換を実行する前に ScanDisk でディスクに欠陥がないか調査しますが、基本メモリーが足りない場合、ScanDisk
が実行できないため変換は行われません。
Windows Me の場合は、Windows Me にドライブコンバータはありませんか?を参照して変換してください。
Linux はカーネル 2.0.34 以降であれば、vfat ファイルシステムで FAT32 を読み書きできます。
Windows NT 5.0 (現在は Windows2000 とよばれています) は標準で FAT32 を読み書きできます。
NT4.0 は FAT32 for Windows NT 4.0
を追加することで読み書きできるようになります。
MagnaRAM 97 などの Windows95 用メモリー管理ソフトウェアを Windows98 にインストールすると、スワップファイルサイズが無制限に大きくなり、空き容量を圧迫します。
Windows98 でメモリー管理方法が変更されたため、Windows95 用のメモリー管理ソフトは正しく動作しないのでインストールしないで下さい。
また、FAT32 で数 GB の大容量ドライブを作成した場合、インターネットのキャッシュファイルが数百 MB 程度保存する設定になるので、キャッシュファイルサイズを以下の作業で調整してください。
- Internet Explore を起動します。
- [表示]−[インターネットオプション] をクリックします。
- [全般] タブのインターネット一時ファイルの「設定」をクリックします。
- 使用するディスク領域を調整して下さい。
- 「OK」を2回クリックして設定を保存して下さい。
デフラグを実行しても、途中で処理が中断されてやり直しになったり、異常に長い時間を要することがあります。
「デフラグ、スキャンディスク実行時の注意点」ページを参照して対策を行ってください。
エクスプローラを使って特定のファイルを削除しようとすると、「ファイルを削除できません。ファイルの削除エラー(1026)」というエラーが発生するなどして、ファイルを削除できないことがあります。
この場合は次の手順で MS-DOS プロンプトやコマンドプロンプトからファイルを削除して下さい。
- [スタート]−[プログラム]−[MS-DOS プロンプト] をクリックします。
(Windows 2000/Me の場合は [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ] の先にあります。)
- コマンドプロンプトで、以下のようなコマンドを使ってファイルを削除します。
C:\WINDOWS>DEL <削除するファイル名>
フォルダの場合は、以下のようなコマンドを使って削除します。
C:\WINDOWS>RD <削除するフォルダ名>
del コマンドでは、短いファイル/フォルダ名を指定して削除するのがコツです。短いファイル名は DIR コマンドで表示される一番左側の列に表示されます。(Windows 2000/XP で短いファイル名を表示させるには dir /x コマンドを使います。)
コマンドプロンプトでの削除が難しい場合、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] で winfile を起動し、ここから削除してください。(ファイルマネージャの操作方法はエクスプローラとほとんど同じです。なお、Windows 2000/XP に winfile はありません。)
「ファイルが使用中です。」といわれて削除できない場合は、Safe Mode Command Prompt Only (セーフモードとコマンドプロンプト) で起動し、コマンドプロンプトから削除してください。
誤ってデータを消去してしまった場合や、HDD がクラッシュしてどうしても必要なデータがある場合、次のようなソフトウェアを使って、データの回復を試みることができます。
- 復元 (9x/Me/NT/2000 対応。フリーウェア)
ごみ箱から削除したデータを復活させます。事前にインストールする必要はありません。
- Norton Utilities
うっかりファイルを削除してしまい、ごみ箱にも残っていない場合
- FinalData
ゴミ箱にもデータが残っていない。CHE ウィルスにやられた。MBR が壊れたなど
- Recover98/RecoverNT
海外で有名なデータ復旧ツール (アンデリート限定の Express、フォーマットやパーティションクラッシュからも回復できる正規版があります。)
- Disk Salvage Tool
FDISK でパーティションを消してしまった。普通に HDD を読み出せないという場合
(かつ FAT16/FAT32 フォーマットの場合)
自分ではどうしようもない、お金はあるから復旧してほしいという場合は、Ontrack Japan のような企業に依頼するとデータの回復サービスを受けられます。
InfoSeek などの検索エンジンで「データ復旧」をキーワードに探せば、多くの会社を見つけることができますが、復旧料金はそれなりに高価です。
ファイルを削除してごみ箱を空にしたり、フォーマットを実行しても、ファイルエントリが削除されるだけで、データ自体は消去されません。またパーティションを切りなおしても記録されたデータは消去されません。
このため、機密情報が入ったハードディスクを廃棄や譲渡する場合、次のような手段でデータを完全に消去することを検討してください。
- データの完全消去ツールを使う
次のようなツールを購入して、データを消去できます。
- ローレベルフォーマットする
「IDE ハードディスクをローレベルフォーマットするには?」を参照してローレベルフォーマッタを入手し、ディスクを完全に初期化します。
- cipher.exe を使う (Windows 2000 SP2 SRP1 以降および XP Professional)
Windows 2000 SRP1 以降や Windows XP Professional に含まれる cipher.exe の /w スイッチを使うと、ドライブの空き領域を完全に初期化することができます。
(本来は、暗号化を行う際作成される一時ファイルを完全消去するためのオプションです。)
ハードディスクを複数のドライブに分割して使用中に、区画を変更するような行為を行っていないにもかかわらず、D ドライブなどが消えてしまうことがあります。例えば、C:5GB、D:10GB で使用していたものが、突然 C:15GB と認識されることがあります。
この現象は、アンチウィルスソフトウェアが導入された状態で Partition Magic などを使ってパーティションを変更した場合、ウィルス検査時にアンチウィルスソフトウェアによってパーティションテーブルが書き戻されてしまうために発生することがあります。
この場合、アンチウィルスソフトウェアで作成した救済ディスクで復旧を試みてください。
また、同じ原因で、デュアルブートが解除されてしまうケースもあります。
デュアルブートの構成や、区画情報の変更など、マスターブートレコードやブートセクターを書き換える場合、事前にアンチウィルスソフトウェアをアンインストールしておくことをお勧めします。
エクスプローラなどで、ディスクの総ファイルサイズと空き容量を足しても、ディスクのサイズにならないことがあります。
たとえば、10GB のドライブで使用量が 5GB でも空き容量が 1GB しかないことがあります。
これはクラスタギャップという現象で、使用量と空き容量を足してもディスク容量にはなりません。
FAT16 や FAT32 ファイルシステムでは (HPFS や NTFS もそうですが) クラスタという単位でファイルを管理しています。つまり、1 バイトのファイルを格納する場合も 1 クラスタが消費されます。1 クラスタのサイズはファイルシステムやドライブの大きさによって可変ですが、たとえば 4KB クラスタの場合、1KB のファイルが 10000 個あると、使用量は 10MB ですが、実際には 40MB のディスクを占有するために空き容量は「ディスク容量- 40MB」になります。
クラスタサイズはコマンドプロンプトで CHKDSK を実行して、「アロケーションユニットサイズ」を参照してください。
C:\ または C:\Windows フォルダに win386.swp という巨大なファイルがありますが、これは Windows の仮想メモリとして使われるスワップファイル (メインメモリの内容を一時的に退避させる領域) です。
ですから、消すこともできませんし、DOS などで消しても Windows が起動すると再作成されます。
Windows9x や NT などから、Linux の Ext2 ファイルシステムにアクセスしたい場合、このページにある Explore2fs などのソフトウェアを使うことができます。
Windows NT/2000 と Windows9x/Me をデュアルブートしている場合、仮想メモリ用のスワップファイル (ページファイル) を共用することができます。
- Windows NT/2000 を起動します。
- 「マイコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- [パフォーマンス] タブで、仮想メモリの「変更」ボタンをクリックします。
- ページファイルを配置するドライブを選択し、初期サイズ (xMB) と最大サイズ (yMB) を設定して「OK」をクリックします。
- システムのプロパティも「OK」で閉じます。
- Windows NT/2000 をシャットダウンし、Windows9x/Me を起動します。
- 「マイコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
- 「システム」の [パフォーマンス] タブで、「仮想メモリ」ボタンをクリックします。
- 「自分で設定する」にチェックし、最小 (xMB) と最大 (yMB) を設定して、「OK」をクリックします。
このとき、NT/2000 で設定したものと同じ数値を設定して下さい。
- 警告が表示されますが、「OK」で続行します。
- システムのプロパティも「OK」で閉じます。
- 再起動しますか?は「キャンセル」します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] で system.ini と入力して「OK」をクリックします。
- System.ini ファイルが開くので、[386Enh] セクションを以下のように編集して下さい。
[386Enh]
PagingFile=C:\Pagefile.sys (ページファイル名を Windows9x の Win386.swp から変更)
PagingDrive=C:
MinPagingFileSize=x (仮想メモリの最小値)
MaxPagingFileSize=y (仮想メモリの最大値)
PagingDrive は作成されているものをカスタマイズし、PagingFile 行は新規に作成して下さい。NT のページファイルがあるドライブと一致させて下さい。
MinPagingFileSize と MaxPagingFileSize は先の設定を正しく行なっていれば、変更は不要です。
- ファイルを保存してメモ帳を終了します。
なお、Windows95 や Windows98 でこの設定を行っても、Windows98 Second Edition にアップグレードすると、System.ini の設定は初期化されてしまうので、7. からの手順を再度設定する必要があります。
Windows Me はリアルモードサポートが削除されたため、従来のディスク圧縮は使用できません。
Windows Me セットアップ時に圧縮ドライブがマウントされていると、警告が表示され、セットアップは終了します。
圧縮ドライブがマウントされていない場合、Windows Me のセットアップは可能ですが、圧縮ドライブにはアクセスできなくなります。
アクセスできない圧縮ドライブにアクセスしたい場合、次のいずれかの方法を試してみてください。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[MS-DOS プロンプト] をクリックします。
- 次のコマンドを実行します。
C:\Windows>Drvspace /MOUNT
- Windows9x の起動ディスクで PC を起動します。
- Scandisk を実行します。
Windows Me は、定期的に復元ポイントを作成しているため、C ドライブの空き容量がどんどん減っていくことがあります。
復元ポイントは次のようなイベントをトリガーにして作成されます。
- PC が 10 時間動作するごとに、かつ 2 分以上アイドル状態で放置された場合
この条件が満たされない場合は、24 時間ごとに、かつ 2 分間アイドル状態で放置された場合
- Microsoft Software Installer (MSI) インストーラ パッケージでインストールした場合
- InstallShield 6.1 Pro 以降を使用したインストーラ パッケージでインストールした場合
- AutoUpdate (AU) によって更新パッケージがインストールされた場合
C ドライブの容量を確保するためには、復元ポイント保管用フォルダの容量を制限したり、復元ポイント保管用フォルダを移動して下さい。
関連リンク
Windows95/98 から Windows Me にアップグレードし、セットアップ中に「システムファイルの保存」を選択すると Windows9x のシステムファイルを圧縮した w9xundo.dat ファイルが作成されます。以前の Windows の状態にもよりますが、このファイルは 100MB 以上のサイズになることがあります。
Windows Me のアンインストールを行わない場合は、このファイルを削除しても構いません。
w9xundo.dat を削除する場合は、w9xundo.ini、winlfn.ini ファイルも削除して構いません。
以前の Windows をアップグレードした場合に作成される、バックアップファイル名は次のようになっています。
Windows98 | Winundo.dat、Winundo.ini、Winlfn.ini |
Windows98 SE | W98undo.dat、W98undo.ini、Winlfn.ini |
Windows Me | W9xundo.dat、W9xundo.ini、Winlfn.ini |
Windows Me をセットアップすると、Windows\Options\Install フォルダに Windows Me のセットアップファイルが格納されます。
このファイルは、Windows コンポーネントの追加を円滑に行うためにコピーされるものですが、必要でなければ削除してください。
このフォルダを削除することにより、(環境にもよりますが) 160MB 以上のディスク容量を節約することができます。
スワップファイルの場所をシステムとは別の物理ハードディスクに移すことで、パフォーマンスの最適化が期待できます。
Windows9x/Me の場合
- 「マイコンピュータ」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [パフォーマンス] タブをクリックし、「仮想メモリ」ボタンをクリックします。
- 「自分で設定する」にチェックし、ドライブを選択して「OK」「OK」をクリックします。
Windows 2000 の場合
- 「マイコンピュータ」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [詳細] タブをクリックし、「パフォーマンスオプション」ボタンをクリックします。
- 「変更」ボタンをクリックし、各ドライブに対してページファイル (スワップファイル) の割り当てを変更することができます。
- 「OK」を押して変更を保存します。
Windows XP の場合
- [スタート] をクリックし、「マイコンピュータ」を右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- [詳細] タブをクリックし、パフォーマンスの「設定」ボタンをクリックします。
- [詳細設定] タブの「変更」ボタンをクリックし、各ドライブに対してページファイル (スワップファイル) の割り当てを変更することができます。
- 「OK」を押して変更を保存します。
注:Windows 2000/XP でページングドライブを移動するとクラッシュダンプが採取できなくなります。
NTFS および FAT ファイルシステムの標準クラスターサイズは以下の通りです。
ただし、NT3.51 以降では NTFS の標準クラスターサイズは 4KB が上限になります。(Q140365)また、FAT から NTFS に Convert した場合、クラスターサイズは 512 バイトになります。(Windows XP および Windows Server 2003 以降の Convert.exe では、任意のクラスターサイズで Convert 可能です。 )
NTFS |
ドライブのサイズ |
クラスターサイズ |
512MB 以下 |
512Byte |
513MB〜1024MB(1GB) |
1KB |
1025MB〜2048MB(2GB) |
2KB |
2049MB〜4096MB(4GB) |
4KB |
4097MB〜8192MB(8GB) |
8KB |
8193MB〜16384MB(16GB) |
16KB |
16385MB〜32768MB (32GB) |
32KB |
32GB 以上 |
64KB |
FAT12/16 |
ドライブのサイズ |
クラスターサイズ |
0MB〜15MB |
4KB (FAT12) |
16MB〜31MB |
512B |
32MB〜63MB |
1KB |
64MB〜127MB |
2KB |
128MB〜255MB |
4KB |
256MB〜511MB |
8KB |
512MB〜1023MB |
16KB |
1024MB〜2048MB |
32KB |
2048MB〜4096MB |
64KB |
4096MB〜8192MB |
128KB (NT4 以上のみ) |
8192MB〜16384MB |
256KB (NT4 以上のみ) |
FAT32 |
ドライブのサイズ |
クラスターサイズ |
260MB〜8GB |
4KB |
8GB〜16GB |
8KB |
16GB〜32GB |
16KB |
32GB 以上 |
32KB |
マスターブートレコード (MBR。物理ハードディスクの最初のセクター) や、ブートセクター (パーティションの最初のセクター) を保存/復元するには、DOS の DEBUG コマンドを使ったり、UNIX 系 OS (Linux など) の DD コマンドを使うこともできますが、ある程度の知識が必要になります。
NT のリソースキットツールに含まれる DISKSAVE を使えばカンタンに MBR やブートセクターの保存と復元を行なうことができます。
DISKSAVE コマンドは必須ツールとしてマイクロソフトからダウンロードすることが可能です。
このツールは、Windows9x で format a: /s コマンドを使って作成された起動ディスクにコピーして使用し、F2/F3 キーで MBR の保存/復元、F4/F5
キーでブートセクターの保存/復元が可能です。
また、washmbr などのフリーウェアを使ってもよいでしょう。
Windows 2000 が実装している FAT や NTFS の容量制限については、Windows 2000 Server ヘルプの Windows 2000 Server の紹介 > Windows 2000 Server をインストールする > 概念 > ファイルシステムの選択を参照してください。
お手元に Server ヘルプがない場合は、マイクロソフトの Windows 2000 オンラインヘルプを参照してください。
参考リンク