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1枚の LAN アダプターに、複数の IP アドレスを定義できますか?

Windows NT は、コントロールパネルの「ネットワーク」で、TCP/IP のプロパティから1枚のアダプターに対して複数の IP アドレスを定義できますが、Windows9x で1枚の LAN アダプターに複数の IP アドレスを定義する場合は、次の手順でレジストリを変更してください。
  1. コントロールパネルの「ネットワーク」で、LAN アダプターにバインドされた TCP/IP プロトコルに対して IP アドレスを定義します。
  2. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  3. HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \Class \NetTrans を開きます。
  4. NetTrans フォルダ以下の 0000、0001 などから、LAN アダプターにバインドされた TCP/IP の定義を見つけます。
    (右側のレジストリ値の IPAddress などを参照すればすぐに特定できます。)
  5. IPAddress、IPMask 値に、それぞれ IP アドレスとサブネットマスクをカンマで区切って入力して下さい。
    (スペースが入らないように注意して下さい。)
  6. レジストリエディタを終了し、Windows を再起動します。

ネットワーク上の特定の PC にアクセスすると、ページ違反が発生します

LAN 上の他の Windows9x などのフォルダなどにアクセスしようとすると、エクスプローラでページ違反が発生することがあります。
アクセス先のコンピュータ名やワークグループ名に、日本語 (英数半角以外の文字) が使用されている場合にこの現象が発生することがあるので、コンピュータ名やワークグループ名は、英数半角文字を使ってください。
なお、コンピュータ名やワークグループ名は次の手順で変更することができます。
  1. デスクトップの「ネットワークコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [識別情報] タブをクリックし、「コンピュータ名」「ワークグループ」を設定します。
  3. 「OK」をクリックし、Windows を再起動します。

日本語を含む共有にあるファイルを正しく開くことができません

Windows95 から、日本語を含む名前のネットワーク共有フォルダにあるファイルを開こうとしたり、実行しようとすると、正しく開けなかったり、プログラム開始エラーが発生することがあります。
これは Windows9x のファイルシステムの障害なので、マイクロソフトから修正モジュールをダウンロードして適用してください。 参考:Windows95 や 98 をファイルサーバーにした場合に、同様の現象が発生する場合は、Windows9x のマイクロソフトネットワーク共有サービスの障害です。(413932)

パーソナルコミュニケーションズを入れると起動時にハングするのですが

Windows98 Second Edition (4.10.2222) に IBM パーソナルコミュニケーションズ 4.3 CSD2 を導入すると、Windows 起動時にハングしたり、通信を開始しようとしても PCSCC014 エラーが発生して通信できないことがあります。
(この問題は Windows98 4.10.1998 では発生しません。)

これは Windows98 SE で更新された NDIS.VXD の不具合が原因で発生するため、マイクロソフトから Q243199 パッケージをダウンロードして NDIS.VXD を修正して下さい。

他国語 Windowsで、日本語ページを見たり、日本語メールを書くには?

英語版 Windows やドイツ語版 Windows などで、日本語の Web ページを見たり、日本語のメールを送受信するために、マイクロソフトから Global IME が提供されています。

Global IME を導入すると、Internet Explorer や Ooulook Express、Word 2000 のような Global IME 対応アプリケーションで日本語、韓国語、中国語を読み書きできるようになります。(日本語版 Windows に日本語オプションは導入できません。韓国語と中国語オプションは導入可能です。)

Global IME の解説とダウンロードは次のページを参照してください。

必ずログオンさせるには(ESCでバイパスできないようにしたい)

Windows9x/Me でネットワークにログオンする場合、ESC キーでバイパスさせずに必ずドメインログオンさせるには次の作業を行ってください。
この設定は、NT ドメインコントローラなどのセキュリティプロバイダの認証を必須とする設定です。セキュリティプロバイダが存在しない環境では使用することができません。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\Network\Logon を開きます。
  3. [編集]−[新規]−[DWORD値] をクリックし、作成された「新規値 #1(New Value #1)」 を MustBeValidated に設定します。
  4. MustBeValidated をダブルクリックし、値に 1 を設定します。

指定したURL と違うページに接続されます

Windows98 に標準搭載されている IE4.0 や IE5.0 で URL を指定したり、お気に入りから特定の URL を指定しても、全く違うページが表示されることがあります。

これはトレンドマイクロ社製のウイルスバスター98 の WebTrap 機能の障害で起こることが確認されています。ウィルスバスター98 の修正版についてはトレンドマイクロ社ホームページをご覧下さい。

ネットワークドライブがどんどん増えるのですが

ネットワークサーバーの共有ドライブを接続していると、なにもしなくてもネットワークドライブが増えていき、Z ドライブまでドライブレターを食いつぶすことがあります。

多くの場合、Microsoft Office に含まれる FindFast の障害なので、次の手順で FindFast の自動起動を停止させてください。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から msconfig を起動します。
  2. [スタートアップ] タブをクリックし、FindFast のチェックを解除します。
  3. コンピュータを再起動します。

Netscape 6.1 が起動しなくなりました

起動できていた Netscape 6 や 6.1 が突然起動しなくなることがあります。
これは、トレンドマイクロ社のウイルスバスター 2001 をアップデートした場合に発生するので、トレンドマイクロ社から修正モジュールをダウンロードして適用してください。

参考リンク

Windows98 にアップグレードするとモデムの音量が 0 になります

LT WinModem や Sound3/4 モデムを使用している場合、Windows98 にアップグレード後、モデムの音(ダイヤル音、ハンドシェイク音) がしなくなることがあります。この場合次の作業でモデム音量を調整してください。

  1. [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[エンターテイメント] から「ボリュームコントロール」をクリックします。
  2. [オプション]−[プロパティ] をクリックします。
  3. 「モデム」もしくは「電話線」にチェックして「OK」をクリックします。
  4. ボリュームコントロールにモデムもしくは電話線の項目が表示されるので、ミュートを解除します。

起動時のパスワード入力をなくすには?(ドメインに自動ログオンしたい)

Windows NT ドメインにログオンするクライアントで、起動時に自動ログオンするには、以下の設定を行なって下さい。
ドメインへの自動ログオンでなく、単純にパスワード入力を省く場合は「パスワード入力をなくすには?」を参照してください。

  1. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] をクリックします。
  2. 「ネットワーク」をダブルクリックします。
  3. プライマリログオンを「Windows ログオン」に設定し、OK をクリックします。
    再起動はしないで下さい。
  4. 「パスワード」をダブルクリックします。
  5. 「Windowsパスワード」をクリックします。
  6. □マイクロソフトネットワークにチェックせず、「OK」をクリックします。
  7. 現在のパスワードを入力し、新しいパスワードには何も入力しません。
  8. 「OK」をクリックし、設定を保存します。
  9. Windows を再起動します。
  10. Windows ユーザー名を確認し、Windows パスワードには何も入力しないで下さい。
  11. ドメインログオン画面では、正しいドメインユーザー名とドメインパスワードを入力し、「□パスワード保存」にチェックして「OK」をクリックします。
  12. 次回 Window 起動時から自動ログオンするようになります。

ただし、この設定をするとセキュリティホールになるのでご注意下さい。
パスワードキャッシュが無効になっていたり、Windows で個人別プロファイルが設定されている場合は、自動ログオンは有効になりません。

ダイヤルアップに時間がかかるのですが?

プロバイダーのアクセスポイントにダイヤル後、「ネットワークにログオン中」で1分程度止まってしまうことがあります。
この場合、以下の作業で「ネットワークへログオン」を解除してください。
このオプションは、Windows NT を導入している企業の NT ネットワークにログオンする場合に必要なもので、個人がインターネットへ接続する場合に設定してあると、Windows9x/Me が NT ネットワークにログオンをあきらめるまでの1分間を無駄にしてしまいます。

  1. マイコンピュータをダブルクリックします。
  2. ダイヤルアップネットワークをダブルクリックします。
  3. ダイヤルアップ接続に使うアイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  4. [サーバーの種類] タブをクリックします。
  5. 「ネットワークへのログオン」のチェックを解除します。
  6. 「OK」をクリックします。

また、ダイヤルアップネットワークで NetBEUI や IPX/SPX をバインドしているとパフォーマンスに悪影響があるので、これらのプロトコルを使用しない場合は、上記の画面がでているところでこれらを解除してください。(インターネットに接続する場合は両プロトコルとも必要ありません。)

「接続を終了しますか?」メッセージが表示されなくなりました

IE や OE を終了すると、「接続を終了しますか?」と聞かれますが、ここで「自動切断を使用しない」にチェックすると、以後このメッセージが表示されなくなります。
再度このメッセージを表示させたい場合は、次の作業を行ってください。
  1. IE を起動し、[ツール]−[インターネットオプション] をクリックします。
  2. [接続] タブをクリックし、ダイヤルアップ接続に使う接続名を選択します。
  3. 「設定」ボタンをクリックし、表示された画面の「詳細」ボタンをクリックします。
    (Windows Me の場合、さらに [ダイヤル] タブをクリックします。)
  4. 一番下の「接続が必要なくなったとき切断する」にチェックし、「OK」を2回クリックして設定を保存します。
Easy CD Creator や NEC の「サポートセンタ」が導入された環境で、IE5.01 終了時に「切断しますか」ダイアログが表示されないことがあります。
この現象が起きた場合は、タスクトレイのダイヤルアップアイコンをクリックして、ダイヤルアップ接続を手動で切断してください。

モデム通信ログファイルが見つかりません

Windows98/Me は Windows95 とモデム通信ログファイル名が異なります。
Windows95 では「modemlog.txt」でしたが、Windows98 以降は、「モデム名.log」になります。
ここでモデム名は、[スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「モデム」をダブルクリックして表示される名前です。

モデム通信ログを記録するには以下の作業を行って下さい。

  1. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「モデム」をダブルクリックします。
  2. [全般] タブからモデムを選択し、「プロパティ」をクリックします。
  3. [接続] タブをクリックし、「詳細」ボタンをクリックします。
  4. 「ログに追加」にチェックをします。
  5. 「OK」をクリックします。

Windows95 よりダイヤルアップのパフォーマンスがいい?

Windows98/Me はダイヤルアップアダプタのプロパティで IP パケットのサイズ (MTU) を設定することができます。
  1. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「ネットワーク」を起動します。
  2. [ネットワークの設定] タブのダイヤルアップアダプタをダブルクリックします。
  3. [詳細設定] タブの IP パケットサイズをクリックします。
  4. 値から「自動」「小」「中」「大」のいずれかを選択します。
    デフォルトは「自動」です。
  5. 「OK」をクリックし、設定を保存します。

設定される MTU サイズは以下の通りです。
自動:通信速度が 128Kbps 未満の場合は、576 バイト、128Kbps 以上の場合は 1500 バイト
小 :576 バイト
中 :1000 バイト
大 :1500 バイト

通常のダイヤルアップ環境では、MTU サイズは 576 程度が望ましい数値です。これより大きいと送受信データの分割と再構成(フラグメント/デフラグメント)が発生し、パフォーマンスが悪化します。
Windows95 にはパケットサイズを変更するオプションがなく、省略時の MTU サイズ 1500 バイトが使用されるので、以下の作業で MTU サイズを変えるとダイヤルアップ接続のパフォーマンスアップが期待できます。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行]から REGEDIT を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\Class\NetTrans を開きます。
  3. 0000、0001 などをクリックし、右側の DriverDesc に TCP/IP と書いてあるものを選択します。
  4. [編集]−[新規作成]−[文字列] をクリックします。
  5. 作成された「New Value #1」を「MaxMTU」に書き替えます。
  6. この MaxMTU をダブルクリックし、値のデータとして 576 を設定して「OK」をクリックします。
  7. Windows95 を再起動します。

最適な MTU サイズは、コマンドプロンプトを開き、次のコマンドで判断できます。
C:\>ping -f -l パケットサイズ ホスト名

パケットサイズ :MTU サイズを探るための任意の数値。
ホスト名 :自分のプロバイダーの DNS のアドレスなど。

モデム使用中に DPAL Error が発生します

ダイアモンドマルチメディア社製モデムを使用中に DPAL Error Abnormal Parameter Passend In....Infile \hdlc.c at line550 というエラーが発生することがあります。
これはモデムドライバの障害なので、ダイアモンドマルチメディア社のサイトから更新されたドライバを入手して適用してください。

クリック1回でダイヤルアップできますか?

ダイヤルアップの「接続」アイコンをクリックすると、ユーザー名とパスワード入力画面で「接続」ボタンをクリックしないと接続されません。
「接続」アイコンをクリックするだけでダイヤルアップを開始するには次の設定を行ないます。
  1. 「マイコンピュータ」を開きます
  2. 「ダイヤルアップ」を開きます
  3. [接続]−[設定] をクリックし、[ダイヤル前に情報入力を促す] のチェックを外します。

この設定は、パスワードの保存がされている場合のみ有効です。ダイヤルアップのパスワードが保存されない場合は、「ダイヤルアップのパスワードを保存したい」を参照して下さい。

ダイヤルアップの設定をファイルに保存できますか?

Windows98/Me の「ダイヤルアップネットワーク」フォルダに登録されたダイヤルアップアイコンの設定は、次の作業で保存できます。

  1. [マイコンピュータ]−[ダイヤルアップネットワーク] を開きます。
    (Windows Me は [スタート]−[設定]−[ダイヤルアップネットワーク])
  2. 保存したい接続アイコンをデスクトップにドラッグ&ドロップします。
  3. デスクトップ上に、拡張子 DUN のテキストファイルが作成され、この中に設定が保存されます。
    (パスワードだけは保存されません。)

保存した設定で、再び接続アイコンを作成するには次のようにします。

  1. [マイコンピュータ]−[ダイヤルアップネットワーク] を開きます。
    (Windows Me は [スタート]−[設定]−[ダイヤルアップネットワーク])
  2. DUN ファイルを「新しい接続」アイコンの上にドラッグ&ドロップします。

Windows9x/Me でダイヤルアップを実行するコマンドは?

Windows9x/Me では、次のコマンドでダイヤルアップ接続を実行できます。

rundll.exe RnaUI.dll,RnaDial <ダイヤルアップアイコン名>

ダイヤルアップに失敗します

ダイヤルアップに失敗する場合、エラー番号別に次のように対処して下さい。

コンピュータを起動すると勝手にインターネットに接続しようとするのですが

インターネットへの接続を要求するソフトウェアを自動起動する設定をしています。
以下の作業でそのようなソフトウェアを起動していないかチェックしてください。
  1. [スタート]-[ファイル名を指定して実行] で msconfig を実行します。
  2. [スタートアップ] タブをクリックします。
  3. コンピュータ起動時に自動起動するプログラムが表示されるのでチェックしてください。

参考:名前からインターネット関連プログラムと間違われやすいプログラム
internat:多国語キーボードインジケータ (International Keyboard Language Indicator Applet)

参考:以下のようなプログラムが動作していると、自動接続が行われます。

参考:Visual Studio 導入後、自動的にインターネットに接続するようになった場合は、以下の内容を持った DisableAutoConnect.reg という名前のテキストファイルを作り、このファイルをダブルクリックすると自動接続しなくなります。
REGEDIT4
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\OLE]
"EnableRemoteConnect"="N"

ネットワークカードを入れたら起動するとき1分くらい止まります

Windows98 以降、DHCP クライアントが拡張され、DHCP サーバーが見つからない場合でも、自動的に IP アドレスを設定する機能 (IP Auto Configuration) がつきました。
DHCP サーバーが見つからない場合、169.254 で始まるネットワーク上で一意の IP アドレスが割り当てられます。
(以前 DHCP サーバーからアドレスを割り当てられたことがある場合は、そのアドレスを使用します。)

この機能が有効な場合、コンピューターを起動するときに行われる IP 自動構成に非常に長い時間 (約1分) かかるため、起動がとてもおそくなります。
IP 自動構成を禁止するには以下の作業を行ってください。

  1. Windows98 CD-ROM を CD-ROM ドライブにセットします。
  2. CD-ROM の Tools\MTSUtil フォルダーを開きます。
  3. ipac_off.inf ファイルを右クリックし、[インストール] をクリックします。
    (レジストリが変更され、IP 自動構成は OFF になります)

手動で IP アドレスを設定している場合や、正常に DHCP サーバーが稼動している場合は、IP 自動構成が行われないので上の操作を行う必要はありません。

ダイヤルアップルーターは通常 DHCP サーバー機能を備えていますが、DHCP サーバーがない環境で TCP/IP を使用する場合は、以下の作業で IP アドレスを手動構成することをお勧めします。

  1. 「ネットワークコンピュータ」アイコンを右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. LAN アダプタにバインドされた TCP/IP をダブルクリックします。
  3. 「○ IP アドレスを指定」にチェックを入れ、IP アドレスに 192.168.0.1、サブネットマスクに 255.255.255.0 などを指定します。
  4. 「OK」 をクリックします。

IP アドレスは例にあげたようなプライベートアドレスを使用して下さい。また、IP アドレスはそれぞれのパソコンで重複しないものを設定する必要があります。(この例では、最後の数字だけを 1 から 254 の範囲で変えてください。他の部分を変更すると接続できません。)

5 分おきに勝手にダイヤルアップします

Windows Update で「Windows 重要な更新の通知」をダウンロードして導入している場合、5 分おきに Widnows Update サイトに接続しにいきます。

これを停止させるには、次の作業で「重要な更新の通知」をアンインストールして下さい。

  1. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
  2. 重要な更新の通知を選択し、「追加と削除」ボタンをクリックして、アンインストールします。

また、重要な更新の通知タスクはタスクスケジューラで実行間隔を変更しても、再起動すると 5 分間隔に戻ってしまいます。
実行間隔の変更は、次の作業でレジストリを変更してから行なって下さい。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Run を開き、CriticalUpdate をダブルクリックします。
  3. 値が C:\Windows\System\Sucrtupd.exe -startup などとなっているところから -startup だけ削除して「OK」をクリックします。
  4. レジストリエディタを終了します。
  5. タスクスケジューラを開き、重要な更新の通知タスクの間隔を調整します。

「ダイヤルアップネットワーク」フォルダが開かなくなりました

Windows98 で「ダイヤルアップネットワーク」フォルダーが開かなくなることがあります。Windows98 を上書き再導入しても障害は解消されません。

Windows\System にある以下のファイルのいずれかが消失または破損している場合、この現象が発生します。

Wsock32.dll、Rnaui.dll、Msvcrt20.dll、Rasapi32.dll、Msvcrt.dll、Rnaapp.exe

Windows98 を Safe mode command prompt only で起動し、これらのファイルの名前を変えるか削除した後、Windows を通常通り起動し、Windows98 CD-ROM からこれらのファイルをコピーして下さい。

参考:Windows98 CD-ROM から特定のファイルを抽出するには、Windows CD-ROM から特定のファイルを抜き出すには?を参照して下さい。

「ダイヤルのプロパティ」が反応しなくなりました

モデムの設定で「ダイヤルのプロパティ」ボタンが反応しなくなった場合は、TAPI 設定ファイルが壊れているので、以下の作業で telephon.ini を作りなおしてください。

  1. [スタート]−[プログラム]−[MS-DOSプロンプト] をクリックします。
  2. C:\WINDOWS> が表示されます。
    (Windows をセットアップした場所によってはちがうこともあります。)
  3. そのまま以下のコマンドを入力します。(各行ごとに Enter キーを押します。)
    ren telephon.ini telephon.bak
    tapiini
    exit

この作業でダイヤルのプロパティの内容は初期状態に戻ってしまうので、再設定が必要です。特に、トーン (プッシュ回線) かパルス (ダイヤル回線) の設定は確実に行ってください。

ダイヤルアップのパスワードを保存したい

ダイヤルアップで「パスワードを保存する」にチェックしても保存されなかったり、「パスワードを保存する」がグレーアウトされていてチェックできないことがあります。これは次のような原因が考えられます。

以下の作業を行い、各作業後にパスワードが保存されるかを確認して下さい。
(パスワードの保存が確認できれば、それ以降の作業は不要です。)

関連 Tips 「ネットワークコンピュータ」を表示させない

Microsoft ネットワーククライアントを導入すると、デスクトップに「ネットワークコンピュータ」ができますが、これを表示させないためにはレジストリの
HKEY_CURRENT_USER\Software\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Policies\Explorer に DWORD 値の NoNetHood を作り、1を設定して下さい。
次回ログオンから「ネットワークコンピュータ」アイコンは表示されません。

Internet Explore や Outlook Express が非常に遅いのですが(企業ユーザー)

IBM e-Network パーソナルコミュニケーションズ 4.2 をインストールしていませんか?
IBM ホストや、AS/400 に接続するためのこのソフトウェアをインストールする場合は、[カスタムセットアップ] を選び、「ソケット-SNA」を解除してください。

すでにインストールしてしまった場合は、[スタート]-[設定]-[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」をダブルクリックして、パーソナルコミュニケーションズを削除後、[カスタムセットアップ] で再インストールするか、次の手順を実行してください。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から anyws2 -uninst を実行します。

ネットワークコンピュータに何も表示されません

いくつかの原因が考えられますが、ここではアダプターカードは正常に動作している場合について記述します。

Windows95 の共有フォルダに接続できません

Windows95 のマイクロソフト共有サービスで共有していたフォルダーを、Windows98 クライアントから参照できません。(Windows95 クライアントからは問題なく接続できます。)

Windows98 はデフォルトのプロトコルが TCP/IP に変更されています。
Windows95 はデフォルトで NetBEUI と IPX/SPX がバインドされており、Windows98 とは1つも一致しないので、デフォルトのままでは接続できません。

Windows95 の共有フォルダにアクセスするために、Windows98 で以下の作業を行なって下さい。

  1. 「ネットワークコンピュータ」を右クリックし、[プロパティ] をクリックします。
  2. [ネットワークの設定] タブの「追加」ボタンをクリックします。
  3. リストから [プロトコル] をクリックして、「追加」ボタンをクリックします。
  4. 製造元マイクロソフトの NetBEUI を選択し、「OK」をクリックします。
  5. 「ネットワーク」画面に戻ったら「OK」をクリックし、コンピュータを再起動します。

一度ログオフしないとネットワークが使えません

起動時にログオンプロンプトが表示されず、一度ログオフしないとネットワークにアクセスできない場合、レジストリに AutoLogon が設定されています。
次の作業を行って Autologon を削除してください。
  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Network \Real Mode Net を開きます。
  3. この場所に AutoLogon が存在する場合、これを削除します。
  4. レジストリエディタを終了します。

    この手順を自動化する Inf ファイルが Windows98 CD-ROM に収録されています。
    Tools\MTSUtil にある、AUTOLOG.INF を右クリックして [インストール] をクリックして下さい。
Windows\Options\Cabs から Windows を再セットアップすると、レジストリに AutoLogon が設定されることがあります。

Windows98 SE にアップグレードしたら、互換モードのIE4.0 が使えなくなりました

以前の Windows で IE5.0 を導入した時に IE4.0 を残す設定をしている環境を、Second Edition にアップグレードした場合、互換モードの IE4.0 が使用できなくなります。これは Second Edition が互換モードの設定を保持しないためですが、次の作業で IE4.0 を復活させることができます。
  1. [スタート]−[プログラム]−[MS-DOS プロンプト] を起動します。
  2. DOS プロンプトで以下の2つのコマンドを実行します。
    cd "\program files\internet explorer - 4 compatible"
    iesqrl /3
  3. Exit とタイプして MS-DOS コマンドプロンプトを終了させます。

Windows98 SE にアップグレード後、FrontPage Express をアンインストールできません

Windows98 でアプリケーションの追加と削除の [Windows ファイル] から FrontPage Express を導入していた場合、Second Edition にアップグレード後 FrontPage Express をアンインストールできなくなります。
Second Edition からは FrontPage Express が Windows の標準コンポーネントでなくなったため、アプリケーションの追加と削除の [インストールと削除]、[Windows ファイル] のいずれにも FrontPage Express の項目がなくなってしまうために、この問題が発生します。

どうしても FrontPage Express をアンインストールしたい場合は、次の手順で Windows Update から一度 FrontPage Express を導入後、アンインストールしてください。

  1. インターネットに接続します。
  2. [スタート]−[Windows Update] をクリックして Windows Update に接続します。
  3. 製品の更新をクリックし、FrontPage Express にチェック後、「インストール」をクリックします。
  4. FrontPage Express が導入されたら、インターネットの接続を切断します。
  5. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
  6. FrontPage Express をクリックし、「追加と削除」ボタンをクリックします。
IE5.5 を導入した場合、Windows Update から FrontPage Express はインストールできません。

Windows98 SE をアンインストールしたら、受信した E-mail がなくなりました

Second Edition をアンインストールすると、Second Edition の Outlook Express 5.0 で受信したメールメッセージが読めなくなることがあります。アップグレード前の Windows に Outlook Express 5.0 が導入されていないとメッセージ形式が違うため、メールを読めなくなります。
この場合、次の作業で OE5 のメッセージ形式を OE4 の形式に変換して下さい。

Windows98 の場合

  1. Outlook Express 4.0 が起動していたら終了させます。
  2. Second Edition CD-ROM の \Tools\Mtsutil\Oemig フォルダを開きます
  3. OEMIG.INF を右クリックし、[インストール] をクリックします。
  4. コンピュータを再起動します。
  5. Outlook Express 4.0 を起動し、[ファイル]−[インポート]−[メッセージ] をクリックします。
  6. 指示に従って、OE5 形式のメッセージをインポートします。

Windows95 の場合

  1. Second Edition CD-ROM の \Tools\Mtsutil\Oemig フォルダを開きます
  2. OEMIGLIB.DLL ファイルを、C:\Program Files\Outlook Express フォルダにコピーします。
  3. Directdb.dll ファイルを、C:\Program Files\Common Files\System フォルダにコピーします。
  4. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から以下の2つのコマンドを実行します。
    regsvr32 C:\Progra~1\Outloo~1\oemiglib.dll
    regsvr32 C:\Progra~1\Common~1\System\Directdb.dll
  5. コンピュータを再起動します。
  6. Outlook Express 4.0 を起動し、[ファイル]−[インポート]−[メッセージ] をクリックします。
  7. 指示に従って、OE5 形式のメッセージをインポートします。

ICSを導入したのにインターネットオプションの「共有」ボタンがありません

インターネット接続の共有 (ICS) を導入したにもかかわらず、コントロールパネルの「インターネットオプション」を起動して、[接続] タブに「共有」ボタンが表示されないことがあります。
何からの理由で、インターネットオプションのファイルが古いものに置き換わっているとこの現象が発生するので、次の作業で新しいファイルに置き換えて下さい。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から sfc を起動します。
  2. 「インストールディスクからファイルを1つ抽出する」にチェックします。
  3. 修復したいシステムファイルとして inetcpl.cpl を指定し、「開始」ボタンをクリックします。
  4. 復元元として Windows98 Second Edition CD-ROM (E:\Win98 など) を指定します。
  5. ファイルの保存先としてシステムフォルダ (C:\Windows\System など) を指定して、「OK」をクリックします。
  6. 同様に Inetcplc.dll ファイルについても 3-5 の手順を実行して下さい。

また、インターネット接続共有ウィザードを途中でキャンセルすると、ICS はアンインストールされるので、「アプリケーションの追加と削除」の [Windows ファイル] タブから再導入する必要があります。

ICS ホストの LAN アダプターアドレスや DHCP アドレス範囲を変更するには?

Windows98 SE 以降のインターネット接続共有 (ICS) では、標準で内部 LAN ポートの IP アドレスを 192.168.0.1 に設定し、ICS の DHCP サーバー機能はクライアントに対して 192.168.0.2 以降の IP アドレスを割り当てます。
既存 LAN のアドレス体系と衝突するなどの理由で、ICS サーバーの IP アドレスや、DHCP アドレス範囲を変更したい場合は、次の手順 に従ってください。

ICS サーバーでの作業

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \ICSharing \Settings \General を開きます。
  3. IntranetInfo をダブルクリックし、データに、ICS サーバーの LAN IP アドレスとサブネットマスクを記入します。(標準は 192.168.0.1,255.255.255.0 です。)
  4. HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Services \ICSharing \Addressing \Settings を開きます。
  5. Start と Stop に DHCP で配布する開始アドレスと終了アドレスを指定します。
  6. コントロールパネルの「ネットワーク」を起動します。
  7. 「TCP/IP(ホーム) -> LAN アダプタ名」エントリをダブルクリックします。
  8. IP アドレスとサブネットマスクに 3. で設定したアドレスを記入します。
  9. 「OK」「OK」をクリックし、Windows を再起動します。

ICS クライアントでの作業

  1. ICS サーバーの再起動が終了してしばらく待ちます。
  2. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から winipcfg を起動します。
  3. LAN アダプターが選択されていることを確認し、「すべて開放」ボタンに続いて「すべて書き換え」ボタンをクリックします。

Windows98 SE を再導入すると ICS が正しく動作しません

Second Edition を上書き再導入すると、インターネット接続共有 (ICS) が正しく動作しないことがあります。
この場合、次の手順で ICS を削除後、再導入してください。
  1. [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
  2. [Windows ファイル] タブをクリックし、インターネットツールをダブルクリックします。
  3. インターネット接続共有のチェックを解除して、「OK」をクリックします。
  4. 「OK」をクリックしてアプリケーションの追加と削除を終了します。
    (再起動を求められたら、再起動してください。)
  5. 上記 1〜2 の手順を再度実行します。
  6. インターネット接続共有にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
  7. 「OK」をクリックし、インターネット接続の共有ウィザードが起動したら、ウィザードに従って設定を行ってください。(クライアントは再設定する必要はありません。)

Linux のファイルサーバー(Samba)にアクセスできないのですが

Windows98/Me は SMB サーバー (ファイルサーバー) にアクセスする場合のパスワードを暗号化するようになりました。Windows NT などの OS はこれを解釈可能ですが、Linux などの UNIX OS 用の SMB サーバーである Samba はこの暗号を解釈できないことがあるため、この場合は Windows のレジストリを変更してパスワードの暗号化を解除してください。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHNE \System \CurrentControlSet \Services \VxD \Vnetsup を開きます。
  3. [編集]−[新規]−[DWORD値] をクリックし、EnablePlainTextPassword を作成します。
  4. この値をダブルクリックして1を設定します。
  5. Windows を再起動します。

また、Samba 側で対応できるオプションもあります。
詳しくは「Windows98、WindowsNT4.0、Windows2000 から SAMBA を使用するときの注意事項」を参照してください。

ICS クライアントで「ページが表示できません」「サーバーが見つかりません」が表示されます。

インターネット接続共有 (ICS) サーバーでは問題なくインターネットに接続できるのに、ICS クライアントの Web ブラウザーでは「ページが表示できません」や「サーバーが見つかりません」エラーが表示されることがあります。 この場合、次の項目をチェックしてください。

Windows9x/Me でルーティング情報を設定するには?

2 つ以上のルーターに接続されたネットワークで、正しい IP ルーティングを行う場合には、デフォルトゲートウェイ以外に IP 経路情報を設定する必要があります。
デフォルト以外の経路情報は route コマンドで設定します。NT/2000 の場合は -p オプションをつけることによって 1 回コマンドを実行しただけで再起動しても設定が有効になりますが、Windows9x/Me の route コマンドは -p に相当するオプションがないため、以下のような手順を行い、毎回起動時に route コマンドを実行してください。
  1. 任意のバッチファイルに route コマンドを記述します。
    コマンドの例:route add 192.168.2.0 mask 255.255.255.0 192.168.1.10 metric 1
  2. 「スタート」ボタンを右クリックして [開く] をクリックします。
  3. 「プログラム」続いて「スタートアップ」フォルダを開きます。
  4. スタートアップフォルダに 1. で作成したバッチファイルのショートカットを作成します。
  5. 4. のショートカットのプロパティを開き、[プログラム] タブをクリックします。
  6. 実行時の大きさを「最小化の状態」にし、「プログラム終了時にウィンドウを閉じる」にチェックして「OK」をクリックします。

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