[win98] 使用法ヒント |
英語版 Windows やドイツ語版 Windows などで、日本語の Web ページを見たり、日本語のメールを送受信するために、マイクロソフトから Global IME が提供されています。
Global IME を導入すると、Internet Explorer や Ooulook Express、Word 2000 のような Global IME 対応アプリケーションで日本語、韓国語、中国語を読み書きできるようになります。(日本語版 Windows に日本語オプションは導入できません。韓国語と中国語オプションは導入可能です。)
Global IME の解説とダウンロードは次のページを参照してください。
Windows98 のイースターエッグは次の操作で見ることができます。
- コントロールパネルの日付と時刻を起動します。
- [タイムゾーン] タブをクリックします。
- Ctrl キーを押したまま、以下のマウス操作を行ないます。
・エジプトのメンフィス(1)からテネシー州メンフィス(2)までドラッグします。
・一度マウスの左ボタンを離します。
・テネシー州メンフィス(2)からワシントン州レッドモンド(3)までドラッグします。
このときに表示されるファイルは C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\WELCOME フォルダに一時的に展開されるので、あらかじめこのフォルダを開いてファイルをコピーすることができます。また、このイースターエッグは Welcome.exe を削除していると見ることができません。
このイースターエッグは次の作業で作成したアイコンをダブルクリックすることで見ることもできます。
- デスクトップを右クリックし、[新規作成]−[ショートカット] をクリックします。
- コマンドラインに C:\:Windows\Application data\Microsoft\Welcome\Weldata.exe を指定して
(「参照」 ボタンを使うと簡単です)、「次へ」をクリックします。
- ショートカットの名前に「イースターエッグ」などを設定します。
- 作成したショートカットを右クリックして [プロパティ] をクリックします。
- リンク先の最後に You_are_a_real_rascal を追加します。
結果としてリンク先は "C:\WINDOWS\Application Data\Microsoft\WELCOME\WELDATA.EXE" You_are_a_real_rascal のようになります。
- 実行時の大きさを [最小化] に設定します。
- 「OK」をクリックします。
Internet Explorer 4.0 のイースターエッグは次の操作で見ることができます。
- IE4 を起動します。
- ヘルプ−バージョン情報を開きます。
- Ctrl キーを押しながら「e」マークをクリックします。
- Ctrl キーを押しながら「e」マークを地球までドラッグします。
- 4 から Ctrl キーを押したまま「e」マークを Internet Explore の文字にドラッグします。
- すると文字が押しのけられ、[ロック解除]ボタンがあらわれるので、このボタンを押します。
- 地球が振動するので、Ctrl キーを押したまま、「e」マークを地球にドラッグします。
Internet Explorer 5.0 のイースターエッグは次の操作で見ることができます。
- [ツール]−[インターネットオプション]をクリックします。
- 「言語」ボタンをクリックします。
- 「追加」ボタンをクリックします。
- ユーザー定義として ie-ee を入力し、「OK」をクリックします。
- 「ユーザー定義 [ie-ee]」を選択した状態で、「上へ」ボタンをクリックします。
- 「OK」「OK」をクリックします。
- IE5.0 を再起動します。
- IE5.0 のツールバーにある「検索」ボタンをクリックします。
- 検索ペインが表示されるので、Previous Serches をクリックします。
(他のオプションもクリックすると面白いかも知れません。)
- 3 つのリンクが表示されるので 1 つずつクリックしてみてください。
また、検索ペインの「新規」「次へ」の右にある「カスタマイズ」をクリックすると...
OutLook Express 4.0 のイースターエッグは次の操作で見ることができます。
- Outlook Express を起動します。
- ツールバーの「作成」ボタンをクリックします。
- [書式]−[リッチテキスト(HTML)] をクリックします。
- 本文のエリアをクリックします。
- フォントボックスをクリックし、athena とタイプして Enter キーを押します。
- 「メッセージの作成」ウィンドウを閉じます。(メッセージを保管しますか?に「いいえ」と答えます。)
- OE ウィンドウ左側の OutLook Express をクリックします。
- OE ウィンドウ右側の空いているエリア (「メールを読む」と「ニュースを読む」の間など)
をクリックし、about とタイプします。
Windows98 CD-ROM に含まれる特定のファイルを抽出するには Extract コマンドが使用できます。目的のファイルがどのキャビネットファイル(*.Cab)に格納されているか判明しいてる場合は、以下のコマンドで抽出できます。(ここでは CD-ROM が D ドライブ。抽出先フォルダを C:\temp と仮定しています。)
C:\WINDOWS>d:
D:\>cd win98
D:\WIN98>extract win98_53.cab ansi.sys /l c:\temp
どのキャビネットファイルに格納されているかわからない場合は、以下のコマンドで抽出できます。
C:\WINDOWS>d:
D:\>cd win98
D:\WIN98>extract /a base4.cab ansi.sys /l c:\temp
複数のキャビネットファイルがある場合、そのディレクトリで dir *.cab /on /p コマンドを実行し、先頭に表示されるファイル名を指定して下さい。
たとえば Windows98 CD-ROM の Win98 ディレクトリでこのコマンドを実行すると base4.cab が先頭に表示されます。
また、次のようにシステムファイルチェッカーを使うと、簡単にファイルを抜き出すことが可能です。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から SFC を起動します。
- 「インストールディスクからファイルを1つ抽出する」を選択し、取り出したいファイル名を指定して「開始」をクリックします。
- 復元元として Windows98 CD-ROM の Win98 フォルダを指定し、保存先として C:\temp などを指定して、「OK」をクリックします。
メーカー製 PC で Windows CD-ROM がない場合は、復元元として C:\Windows\Options\Cabs を指定します。
Windows Me には SFC がないので、次の手順を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から msconfig を起動します。
- [全般] タブの「ファイルの抽出」ボタンをクリックし、取り出したいファイル名を指定して「開始」をクリックします。
- 復元元として Windows98 CD-ROM の Win98 フォルダを指定し、保存先として C:\temp などを指定して、「OK」をクリックします。
メーカー製 PC で Windows CD-ROM がない場合は、復元元として C:\Windows\Options\Cabs を指定します。
Windows98 のバックアップはスケジュールバックアップできないなど、いくつかの点で Windows95 のものと使い勝手が違います。
Windows98 で Windows95 のバックアップを使うには、Windows95 CD-ROM から以下のファイルを抽出して Windows98 のシステムフォルダ (Windows\System) にコピーしてください。
backup.exe、chiadi.dll、chikdi.dll、Qic117.vxd、backup.cfg
デフラグやスキャンディスクを実行すると、途中でユーザーの応答を求められることがあります。
夜間実行などで、放置して処理を継続させたい場合、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] から次のコマンドを入力して実行してください。
- デフラグの場合
DEFRAG.EXE /ALL /F /NOPROMPT
- スキャンディスクの場合
SCANDSKW.EXE /A /N
Windows9x や NT4.0 などでも Windows Installer パッケージ (*.msi 形式) で提供されるソフトウェアをインストールしたい場合、マイクロソフトの ダウンロードセンターから Windows Installer をダウンロードして導入することができます。
メモリー上にドライブを作る RAMDISK / RAMDRIVE 機能は Windows98 にも含まれています。RAMDISK は非常に高速なハードディスクのように動作しますが、コンピュータの電源を切ると消えてしまうため、コンピュータの起動時に読み込み専用データをコピーして使う用途に向いています。
RAMDISK の作成に必要な Ramdrive.sys は Windows フォルダにあり、詳細な使用方法は Windows\MSDOSDRV.TXT ファイルに記述されています。
使い方の例
C:\Config.sys ファイルに以下の1行を追加します。
DEVICE=C:\Windows\Ramdrive.sys 8192 /E
この例では 8MB のドライブを XMS メモリ上に作成します。(最大 32MB のドライブを作成できます。)
Windows Me はリアルモードサポートが削除されたため、Ramdrive は使えません。
どうしても Ramdrive を使いたい場合は、Vector の RAMディスク・キャッシュカテゴリなどから要件に合ったソフトウェアを探すといいでしょう。
最大化/最小化、閉じるボタンにマウスカーソルを移動させた場合に[最大化]などのツールチップが表示されますが、これを表示させないためには次の作業を行ってください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER\Control Panel\desktop を開き、右側に表示される UserPreferencemask をダブルクリックします。
- 表示されるバイナリ値の最初の1文字だけを以下のように変更します。
(これ以外の値は変更/削除してはいけません)
例:
0000 A0 32 00 80
0000 20 32 00 80
このように A だったら 2、B だったら
3、C だったら 4 のように変更します。
- レジストリエディタを終了し、コンピュータを再起動します。
DOS モードのスキャンディスクでは、エラーが発生したりするといちいち確認メッセージを表示してユーザーの操作が必要になることがあります。
夜間などに ScanDisk を無人で実行 (ユーザーが応答しなくても処理を進行させる) したいときは以下のように起動して下さい。
- [スタート]−[Windows の終了] から、MS-DOS モードで再起動します。
- コマンドプロンプトで次のコマンドを実行します。
C:\>ScanDisk /ALL /AUTOFIX /NOSAVE /NOSUMMARY
Windows9x/Me の Windows\Command フォルダには、SULFNBK.EXE というファイルがあります。
アイコンが怪しいため、ときどき「ウィルスだから削除しろ」という誤情報 (デマ) が発信されることがあります。
SULFNBK.EXE は、Windows セットアップが長いファイル名 (LFN) を保存/復元するために使用するユーティリティであり、Windows の標準ファイルの 1 つです。
誤情報に基づいて SULFNBK.EXE を削除した場合でも、「アプリケーションの追加と削除」から Windows をアンインストールする場合を除いてこのファイルが使用されることはないため、多くの場合放置しても問題ありません。
どうしても SULFNBK.EXE を回復させたい場合、「Windows98/Me CD-ROM から特定のファイルを抜き出すには?」を参照して Windows CD-ROM から抽出してください。
Windows パスワードはコントロールパネルの「パスワード」から変更できますが、このとき Microsoft ネットワーククライアントやスクリーンセーバーパスワードを同期させるかチェックボックスで選択することが可能です。
常に同期させたい (常に同期のチェックを入れたい) 場合、次の手順でレジストリを変更して下さい。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- Microsoft ネットワーククライアントのパスワードを同期させたい場合、HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Control \PwdProvider \MSNP32 を開き、[編集]−[新規]−[バイナリ] をクリックします。
- 「新規値 #1」 の名前を UseMasterKey に変更し、これをダブルクリックします。
- UseMasterKey の値に 00 00 00 01 を設定します。
- スクリーンセーバーパスワードを同期させたい場合は、HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Control \PwdProvider \SCRSAVE を開き、[編集]−[新規]−[バイナリ] をクリックします。
- 「新規値 #1」 の名前を UseMasterKey に変更し、これをダブルクリックします。
- UseMasterKey の値に 00 00 00 01 を設定します。
Windows98 にはインストールメニューにはありませんが、DVD プレーヤーが含まれています。
Windows 2000 と違って、次の手順で手動セットアップする必要があります。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から SFC を起動します。
- 「インストールディスクからファイルを1つ抽出する」を選択し、次のファイルを抽出します。
(復元元は Windows98 CD-ROM の Win98 フォルダ、復元先は Windows フォルダです。)
- DVDPLAY.EXE
- DVDPLAY.HLP
- DVDPLAY.CNT
- DVDPLAY.CHM
- DVDRGN.EXE
- 抽出された DVDPlay.exe を起動して下さい。
また、Windows Media Player 6.4 以上にも同様に DVD 再生機能があります。
DVD 再生メニューを表示させるには、次の手順でレジストリを変更して下さい。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \MediaPlayer \Player \Settings を開きます。
- [編集]−[新規]−[文字列型] をクリックし、新規値#1 を EnableDVDUI に変更します。
- EnableDVDUI をダブルクリックし、yes を設定して「OK」をクリックします。
- Media Player の [ファイル]−[DVD を開く] メニューが使用可能になります。
いずれの場合も、ハードウェアまたはソフトウェア MPEG2 デコーダーが別途必要です。
Windows9x 同士で外字を他の PC にコピーしたい場合、次の作業を行なって下さい。
- 元となる外字ファイルを持つ PC を起動します。
- フロッピードライブにフォーマット済みのフロッピーディスクをセットします。
- [スタート]−[プログラム]−[MS-DOS プロンプト] をクリックします。
- 次のコマンドを実行します。
C:\WINDOWS>copy EUDC.* a:
- コピー先の PC を起動します。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[外字エディタ] をクリックします。
- 外字エディタで [ファイル]−[フォントの選択] をクリックし、続いて「OK」をクリックします。
- 外字エディタを終了します。
- 4. で作成したフロッピーディスクをセットします。
- [スタート]−[プログラム]−[MS-DOS プロンプト] をクリックします。
- 次のコマンドを実行します。
C:\WINDOWS>copy a:EUDC.*
- ファイルを上書きするか確認されたら y で上書きします。
- コンピュータを再起動します。
仮想メモリーで設定を標準以外の値に変更すると、スワップファイル (Win386.swp) の位置が変更されます。
通常は Windows フォルダに存在しますが、仮想メモリーの設定変更後はルートフォルダに移動します。
VMM32.VXD は、ハードウェアの基本デバイスを管理する仮想デバイスドライバです。
このファイルは Windows セットアップ時に、ハードウェア環境にあわせて多くの vxd ファイルを結合 (Combine) して作成されます。(参照:Windows 95 セットアップの実行プロセスについての解説)
結果として個々の PC ごとに異なるファイルになるため、VMM32.VXD が破損したり消失した場合は、Windows を再セットアップすることになります。
また、デバイスマネージャで、マウスドライバやシステムデバイスの「ドライバファイルの詳細」をクリックして VMM32.VXD (CONFIGMG.vxd) などと表示されるのは、VMM32.VXD に結合された CONFIGMG.vxd を使用しているという意味になります。
複数の vxd を1つの vxd に結合するのは、Windows の起動を高速化するためですが、個々の vxd を Windows\System\VMM32 フォルダに配置すると、VMM32.vxd に結合されたものよりも優先してロードすることができます。(ただし、VMM32.vxd が破損していない限りロードされるのは同じバイナリなので、通常は起動時間が延びるという意味しかありません。)
参考:VMM32.vxd にどの vxd が結合されているかは、レジストリの HKEY_LOCAL_MACHINE \System \CurrentControlSet \Control \VMM32Files に記録されています。
MS-DOS モードで起動した場合に CD-ROM ドライブにアクセスしたい場合は、次の手順で MS-DOS モードの設定を変更してください。
- [スタート]−[検索]−[ファイルやフォルダ] をクリックします。
- 名前に MS*.pif と記入し、「検索開始」ボタンをクリックします。
- 見つかった「MS-DOS モード」ファイルを右クリックして、[プロパティ] をクリックします。
- [プログラム] タブをクリックして、「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 「新しい MS-DOS モード設定を指定する」にチェックし、「設定」ボタンをクリックします。
- 「DOS/V ドライバ」と「DOS 用 IME」にチェックを追加し「OK」をクリックします。
- MS-DOS 用 Config.sys ファイルの最下行をコピーします。(同じ行が 2 行になります)
- 下の行の KKCFUNK.SYS を COMMAND\OAKCDROM.SYS /D:MSCD001 と書き換えます。
- MS-DOS 用 Autoexec.bat ファイルの最下行をコピーします。(同じ行が 2 行になります)
- 下の行の Call を削除し、DOSIME を MSCDEX.EXE /D:MSCD001 と書き換えます。
- 「OK」をクリックして設定を保存します。
SHExitWindowsEx にはスタンバイオプションは用意されていません。
スタンバイ機能を呼び出すには Windows スクリプトホスト (WSH) のオブジェクトを利用するのが簡単です。
- 次の3行の内容を持つテキストファイルを作り、c:\suspend.vbs として保存します。
Dim objShell
Set objShell = WScript.CreateObject("Shell.Application")
objShell.Suspend
- デスクトップを右クリックし、[新規作成]−[ショートカット] をクリックします。
- コマンドに WScript c:\suspend.vbs と記入します。
- ショートカットの名前に「スタンバイ」などを設定します。
- お好みにあわせて、アイコンを変更してください。(やっぱり Shell32.dll にいいのがあります。)
Windows95 で WSH が導入されていない場合は、マイクロソフト開発者サイトなどからダウンロードするか、IE5.01 以降をインストールして下さい。
Widnows98 で WSH が導入されていない場合は、コントロールパネルから「アプリケーションの追加と削除」を起動し、[Windowsファイル] タブの[アクセサリ]の「詳細」 から Windows スクリプティングホストを導入して下さい。
[注] Windows98 の「スタンバイ」は、Windows95 では「サスペンド」と呼ばれていました。
手動で「MS-DOS モードで再起動」するアイコンは作成する必要ありません。
Windows フォルダにある MS-DOS モード.pif ファイルをダブルクリックすることで、MS-DOS モードで再起動することが可能です。
このファイルは、次の手順で見つけることができます。
- [スタート]−[検索]−[ファイルやフォルダ] をクリックします。
- 名前に MS*.pif と記入し、「検索開始」ボタンをクリックします。
なお、一度も MS-DOS モードで再起動したことがない場合、このファイルはありません。
Windows95 は Starting Windows 95... 表示中に F8 キーを押すことでスタートアップメニュー (Startup Menu) を表示させ、Safe Mode を選択起動できましたが、Windows98/Me はStarting ... が表示されません。
Windows98 以降ではコンピュータを起動して、BIOS 画面が消えた直後から Ctrl キーを押しつづけてスタートアップメニューを表示させます。
このタイミングが難しい場合は、以下の作業を行うと次の起動から自動的にスタートアップメニューを表示させることができます。
- [スタート]-[ファイル名を指定して実行] で msconfig を実行します。
- [全般] タブの「詳細設定」ボタンをクリックします。
- 「スタートアップメニューを使用可能にする」にチェックします。
- 「OK」を2回クリックします。
Microsoft FAX がセットアップされた Windows95 を、Windows98 にアップグレードした場合をのぞいて、Windows98 には Microsoft FAX が導入されません。
Microsoft FAX は Windows98 CD-ROM の Tools\Oldwin95\Message フォルダーに awfax.exe として提供されています。
ただし、Microsoft FAX は MAPI クライアント(たとえば Windows95 の時には「受信トレイ」とよばれていた Exchange Client) がセットアップされていないと動作しません。
Outlook97/98 もしくは、Exchange サーバーのクライアントといった MAPI クライアントをお持ちでない場合は、同じフォルダーの wms.exe を実行して Microsoft Messaging をセットアップしてください。(Outlook Express は Microsoft FAX 用の MAPI クライアントとしては使えません。)
また、Outlook98 をお持ちの場合は、Outlook98 に FAX ソフトウェア (シマンテック社 WinFax Starter Edition) が付属しています。
WinFax を導入するには、Outlook98 のセットアップオプションで、「インターネットのみ」を選択して下さい。
[注意]マイクロソフト社では wms.exe は特定の環境で使うと問題を起こすことがあるので使わないように警告しています。(412483)
このため、Windows98 SE からは CD-ROM に awfax.exe や wms.exe が含まれなくなりました。
Windows98/Me で「Windows の終了」などのアイコンは、次の手順で作成することができます。
- デスクトップを右クリックし、[新規作成]−[ショートカット] をクリックします。
- コマンドラインに以下の文字列(青字部分)を記入し、「次へ」をクリックします。
ログオフの場合 rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 0
シャットダウンの場合 rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 1
再起動の場合 rundll32 Shell32.dll,SHExitWindowsEx 2
- ショートカットの名前に「ログオフ」「シャットダウン」「再起動」などを設定し、「完了」をクリックします。
- お好みにあわせて、アイコンを変更して下さい。(Shell32.dll を指定すると、ちょうどいいアイコンがあります。)
以下のスクリプトをダウンロードしてダブルクリックすると、デスクトップにアイコンを自動作成できます。
ACPI モードでセットアップされてしまった Windows98/Me を APM モードに戻すためには、マイクロソフト技術情報「ACPI サポートを削除する方法」を参照してください。
Windows95/98 から Windows Me にアップグレードし、セットアップ中に「システムファイルの保存」を選択すると Windows9x のシステムファイルを圧縮した w9xundo.dat ファイルが作成されます。以前の Windows の状態にもよりますが、このファイルは 100MB 以上のサイズになることがあります。
Windows Me のアンインストールを行わない場合は、このファイルを削除しても構いません。
w9xundo.dat を削除する場合は、w9xundo.ini、winlfn.ini ファイルも削除して構いません。
以前の Windows をアップグレードした場合に作成される、バックアップファイル名は次のようになっています。
Windows98 | Winundo.dat、Winundo.ini、Winlfn.ini |
Windows98 SE | W98undo.dat、W98undo.ini、Winlfn.ini |
Windows Me | W9xundo.dat、W9xundo.ini、Winlfn.ini |
Windows Me をセットアップすると、Windows\Options\Install フォルダに Windows Me のセットアップファイルが格納されます。
このファイルは、Windows コンポーネントの追加を円滑に行うためにコピーされるものですが、必要でなければ削除してください。
このフォルダを削除することにより、(環境にもよりますが) 160MB 以上のディスク容量を節約することができます。
Windows Media Player 7 にアップグレードしても、Media Player 6.4 は \Prgram Files\Windows Media Player フォルダに格納されており、次のコマンドで実行できます。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から mplayer2 を起動します。
新規ダイヤルアップアイコンを作成したり、ログオフを行うときに「既定」という名前のユーザー名が表示されることがあります。
これはメーカー製 PC が、出荷時の Windows ログオンユーザーとして「既定」を使うことがあるためです。
「既定」以外のユーザー名に変更したい場合は、次の手順を実行してください。
- [スタート]−[既定のログオフ] をクリックします。
- ログオフしますか?で「はい」をクリックします。
- ログオン画面が表示されるので、ログオンしたいユーザー名とパスワードを入力して Windows にログオンします。
(ユーザー名は任意のものを指定できます。パスワードを入力しなければ、自動ログオンの設定になります。)
Windows9x/Me で、[スタート]−[ファイル名を指定して実行] で入力したコマンドの履歴を削除するには次の手順を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定しで実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Softwere \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer \RunMRU を展開します。
- 右側の (標準) 以外の値をすべて削除します。
- 変更を反映させるために、[スタート]−[Windows の終了] をクリックし、「キャンセル」をクリックします。
[スタート]−[検索]−[ファイルやフォルダ] で過去に検索したファイル名をクリアするには、次の手順を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定しで実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Softwere \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer \Doc Find Spec MRU を展開します。
- 右側の (標準) 以外の値をすべて削除します。
頻繁にアイコンの表示がおかしくなる場合、アイコンキャッシュのサイズが問題になっている可能性があります。
アイコンキャッシュサイズは、次の方法で拡大することができます。(Q132668)
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Explorer を展開します。
- [編集]−[新規]−[文字列] をクリックし、Max Cached Icons 値を作成します。
- Max Cached Icons をダブルクリックし、データに 1000 などを設定します。(標準は 500。最大値は 2000 です。)
Windows98/Me でレジストリをバックアップしたい場合、次の手順を実行します。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から scanregw を実行します。
- 「もう一度バックアップを作成しますか?」と聞かれたら「はい」をクリックします。
- Windows\Sysbckup フォルダに rb00x.cab が作成されるので、一番新しいものが、今作成したバックアップです。
rb000x.cab は循環バックアップになっていて Windows\Scanreg.ini ファイルの MaxBackupCopies で指定された数しかバックアップされないので、必要に応じて、別フォルダにコピーして保管しておいてください。
バックアップしたレジストリは次の手順で戻すことができます。
- 戻したいバックアップファイルの日付を確認します。
- Windows\Sysbckup 以外のフォルダに rb00x.cab を保管した場合は、Windows\Sysbckup にコピーします。
(「上書きしますか?」には「はい」をクリックします。)
- [スタート]−[Windows の終了] をクリックし、「MS-DOS モードで再起動する」を選択して「OK」をクリックします。
- 次のコマンドを実行します。
scanreg /restore
- 日付を参考にしてレジストリを復元します。
システムポリシーとは、管理者が個々の Windows システムに対して特定の機能制限やガイドラインを設けるためのツールです。
レジストリの Policies キー以下に特定の設定を行うと、Shell32.dll などがこれを解釈して、Windows の挙動を変更します。
ポリシーは直接レジストリを変更しても設定できますが、システムポリシーエディタを使うことで、簡単に設定することが可能です。
システムポリシーエディタは、次の手順でインストールできます。
- [スタート]−[設定]−[コントロールパネル] から「アプリケーションの追加と削除」を起動します。
- [Windows ファイル] タブをクリックし、「ディスク使用」ボタンをクリックします。
- 「参照」ボタンをクリックして、Windows CD-ROM の次のファイルを指定します。
Windows95:Admin\Nettools\Netsetup\poledit.inf
Windows98:Tools\Reskit\Netadmin\Poledit\poledit.inf
- システムポリシーエディタにチェックして「インストール」をクリックします。
- [スタート]−[プログラム]−[アクセサリ]−[システムツール] にシステムポリシーエディタが登録されます。
システムポリシーエディタでは、ドメイン一括管理用のポリシーファイル (config.pol) を作るモードと、特定の PC のレジストリを直接開くモードがあります。
次の手順で、お使いの PC のレジストリを開くことができます。
- システムポリシーエディタを起動します。
- [ファイル]−[レジストリを開く] をクリックします。
- 「ローカルユーザー」アイコンで HKEY_CURRENT_USER のポリシーが、「ローカルコンピュータ」アイコンで HKEY_LOCAL_MACHINE のポリシーが設定できます。
参考:Windows Me 用のポリシーエディタはありません。また、Windows9x のポリシーキーが必ずしも適用できるとは限りません。
Windows Me は、システム情報の「エラーログ」で、過去に発生した強制終了/ページ違反などのログを表示することができます。
Windows9x にも同様の機能がありますが、標準では使用可能に設定されていないので、ログを記録したい場合は、次の手順でログファイル名を設定してください。
- [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
- HKEY_CURRENT_USER \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion を開きます。
- [編集]−[新規]−[キー] をクリックし、fault キーを作成します。
- [編集]−[新規]−[文字列] をクリックし、LogFile 値を作成します。
- LogFile をダブルクリックし、値のデータにログファイル名をフルパスで設定します。
(例:C:\Windows\fault.log)
- レジストリエディタを終了し、Windows を再起動します。
Windows95/98 のエクスプローラは 2GB を超えるファイルをコピーできません。
2GB 以上のサイズを持つファイルをコピーする場合は、次のように DOS プロンプトでコピーしてください。
- [スタート]−[プログラム]−[DOS プロンプト] をクリックします。
- 次のようなコマンドを実行します。
C:\>copy c:\temp\aaa.avi c:\movie
copy コマンドの詳細は copy /? コマンドを実行すると表示されます。
ファイル名を指定するのが難しい場合、エクスプローラから DOS プロンプトにファイルをドラッグ&ドロップすると、DOS プロンプトにファイル名が記入されます。
Windows.FAQ > Windows98.FAQ
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