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Windows Update に失敗する場合に確認する項目は?

Windows Update を実行しても、ページが表示されなかったり、更新の適用に失敗して、正しく Update が完了しない場合があります。
ここでは、Windows Update が失敗する場合の主な対処方法を紹介します。
注:Windows Update は Internet Explorer でアクセスすることが大前提です。IE コンポーネントを使っているタブブラウザでも正しく動作しないことがあります。
チェック1:基本的な確認事項
Windows Update に限らず、一般的な修正の適用にあたっての確認項目です。
チェック2:インターネット オプションは適切に設定されていますか?
チェック3:悪影響のあるソフトウェアを動かしていませんか?
一部のアプリケーションを稼動させている場合、Windows Update が正しく動作しないことがあります。
Windows Update で問題が発生した場合、「Windows Update する時に止めたほうがいいソフトウェアは?」にあるソフトウェアを停止させて、問題が継続するかどうかを確認してください。
チェック4:キャッシュなどを削除してみましょう
インターネット一時ファイルなどに残ったデータによって、Windows Update が正しく動作しない場合があります。
このため、次の手順でインターネット一時ファイル、履歴、Cookie を削除することで、問題が解消されることがあります。
  1. すべての Internet Explorer を終了させます。
  2. コントロールパネルから「インターネットオプション」を起動します。
  3. [全般] タブの「ファイルの削除(F)」ボタンをクリックします。
  4. 「すべてのオフライン コンテンツを削除する」にチェックを入れて「OK」をクリックします。
  5. 「履歴のクリア(H)」ボタンをクリックし、「はい」をクリックします。
  6. (IE6 以降のみ) 「Cookie の削除(I)」ボタンをクリックし、「OK」をクリックします。
    (IE5 までの場合) Windows\Cookies フォルダ(Windows9x/Me)、Documents and Settings\<ユーザー名>\Cookies フォルダ(Windows 2000) にある *.txt ファイルを削除します。
チェック5:Windows Update を初期化してみましょう
Windows Update の環境に問題がある可能性もあるので、次の手順でコンピュータに組み込まれた Windows Update ソフトウェアを初期化してください。
  1. コントロールパネルから「インターネットオプション」を起動します。
  2. [全般] タブの「設定(S)」ボタンをクリックします。
  3. 「オブジェクトの表示(O)」ボタンをクリックし、Update Class を削除します。
  4. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regsvr32 /u iuctl.dll および regsvr32 /u iuengine.dll を実行します。
  5. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %windir%\System を実行します。(Windows98/Me)
    [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %windir%\system32 を実行します。(Windows 2000/XP)
  6. 開いたフォルダから iuctl.dll および iuengine.dll ファイルを削除します。
  7. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から "%windir%\..\Program Files\WindowsUpdate\v4" を実行します。
  8. 開いたフォルダから、iuhist.xml ファイル以外のファイルやフォルダを削除します。
チェック6:特定の環境に依存した問題は?
以下のような環境で Windows Update を実行すると問題が発生することがあります。
チェック7:ログファイルから問題を特定できませんか?
Windows Update を実行するとログファイルが記録されます。問題が発生した場合、ログファイルに記録されたエラーコードから問題を特定し、問題を解消できる場合があります。
  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %windir% を開きます。
  2. 開かれたフォルダにある Windows Update.log ファイルをメモ帳で開きます。
  3. Error と記録された行の右端にあるエラーコードを、マイクロソフトのサポート技術情報から検索します。
それでも Windows Update できない場合

Windows Update サイトの調整や、アクセス集中による不具合が発生している可能性もあります。
しばらく待ってから再度 Windows Update を実行することも検討してください。

Windows Update する時に止めたほうがいいソフトウェアは?

以下のソフトウェアが稼動していると Windows Update からのダウンロードや製品の更新を失敗させる場合があるため、Windows Update で問題が発生した場合は、Windows Update 実行前に停止してください。
(問題が発生しない場合は、停止させる必要はありません。)

アンチウィルスソフト

ファイアウォールソフトウェア

インターネット加速ソフト、プロキシーソフトなど

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Windows Update が日本語以外の言語で表示されます

Windows Update サイトに接続すると、日本語以外の言語用ページが表示されることがあります。
これは、インターネットオプションで日本語以外の言語が優先言語に設定されているためなので、次の作業で日本語を優先させて下さい。
  1. Internet Explorer を起動します。
  2. [表示]−[インターネットオプション](IE4) もしくは [ツール]−[インターネットオプション](IE5、IE6) をクリックします。
  3. [全般] タブの「言語」ボタンをクリックし、「日本語[ja]」がリストの一番上にくるように設定します。

Windows Update ファイルをダウンロードして実行できますか?

Windows Update で複数の PC をアップデートしたい場合や、Windows を再導入した場合、再度 Widnows Update に接続して更新作業を実行する必要があります。

Windows Update でダウンロードされたファイルを保管しておき、Windows Update サイトに接続しなくても再アップデートするためには、Windows Update カタログを利用し、必要な修正ファイルをダウンロードしてください。

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Windows Update に多数のドライバや Windows 修正が登録されていると聞いたのですが?

PC 関連のニュースや、FAQ などで、Windows Update には多数のドライバや修正が登録されていると記述されていますが、Windows Update サイトに接続しても、ドライバの更新や修正 (HotFix) が見つかりません。
更新されたドライバの一覧は、Windows Update カタログからアクセス可能なので、次の手順で Windows Update カタログにアクセスしてください。
  1. Internet Explorer を起動し、[ツール]−[Windows Update] をクリックします。
  2. Windows Update サイトに接続されるので、その他のオプションから「Windows Update のカスタマイズ」を選択します。
  3. 「Windows Update カタログへのリンクを関連項目の下に表示する」にチェックして「設定の保存」ボタンをクリックします。
  4. 関連項目に「Windows Update カタログ」が表示されるので、これをクリックします。
  5. 「ハードウェア デバイスのドライバの更新を探します」または「Microsoft Windows オペレーティングシステムの更新を探します」をクリックし、登録されているファイルを検索します。
同一の修正を多くの PC に適用する場合、Windows Update カタログを利用すると、修正ファイルをあらかじめダウンロードしておくことが可能です。

Windows Update エラー (エラー番号 0x80072EF7) が発生します

NTT が提供するフレッツ接続ツールを使ってインターネットに接続している環境で Windows Update を実行すると、以下のような画面が表示されることがあります。
Windows Update エラー
Windows Update にエラーが発生しました。要求されたページは表示できません。
Windows Update サービスの情報については、次のページから選択するか、フィードバックを送信して下さい。

Windows Update に問題がある場合は、オンラインサポートを利用することもできます。 エラー番号をマイクロソフトに送信する (0x80072EF7)

フレッツ接続ツールのバージョンが古い場合に、このエラーが発生することがあるため、フレッツスクエアから更新されたフレッツ接続ツールをダウンロードして、セットアップしてください。
フレッツ接続ツールを更新しても問題が継続する場合、RASPPPoE などの使用も検討してください。

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Windows Update で「管理者のみ」が表示されます

Windows Update を実行すると、画面に以下のメッセージが表示されることがあります。
管理者のみ
Windows Update から項目をインストールするには、Administrator、または Administrators グループの メンバとしてログオンされていなければなりません。
Windows 2000/XP を使用している場合、Windows Update の実行には管理者権限が必要なため、管理者ユーザーで Windows にログオンする必要があります。さらに、MS KB 316524 にあるように、特定のレジストリキーのアクセス権が正しく設定されていない場合にも表示されることがあります。

Windows 98/Me で同様のメッセージが表示される場合、「Windows Update に失敗する場合に確認する項目は?」の チェック5 Windows Update の初期化を実行して、問題が回避できないか確認してください。
タブブラウザなど IE 以外のブラウザで Windows Update サイトにアクセスしたために、正しくないバージョンの Windows Update ソフトウェアが組み込まれている場合にも同様のエラーが表示されることが報告されています。

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Windows Update で「管理者によって使用不可に設定されています」といわれます

Windows Update を実行しようとすると、「Windows Update は管理者によって使用不可に設定されています」と言われて実行できないことがあります。 この場合、次の手順で回復させることができます。
  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から regedit を起動します。
  2. HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Microsoft \Windows \CurrentVersion \Policies \Explorer を開きます。
  3. 右側から (標準) 以外のすべての値を削除します。
  4. 以下のキーに対しても (標準) 以外のすべての値を削除します。
    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Policies \Microsoft \WindowsUpdate \LocalURL
    HKEY_LOCAL_MACHINE \Software \Policies \Microsoft \WindowsUpdate \RemoteURL
また、WUPDINFO.DLL ファイルが損傷している場合も同様のエラーが発生するため、上の手順が該当しない場合は、次の手順を実行してください。
  1. Windows98/Me CD-ROM から特定のファイルを抜き出すには?」を参照し、WUPDINFO.DLL を Windows\System フォルダに抽出します。
  2. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から REGSVR32 WUPDINFO.DLL を実行します。

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Windows Update で「Windows を実行していなければなりません」といわれます

Windows Update を実行すると、画面に以下のメッセージが表示されることがあります。
Windows Update はコンピュータを最大限に活用するための Windows のオンライン拡張機能です。
Windows Update を使用するには、Microsoft Windows オペレーティング システムを実行していなければなりません。
Windows Update はブラウザが送信する User-Agent を参照していますが、一部のタブブラウザやプロキシソフトウェアを使用している場合、「Windows 上で Internet Explorer を実行している」と判断できないために、このメッセージが表示されます。

以下の項目を確認後、Windows Update を再実行してください。

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Windows Update で「アクセスは拒否されました」と表示されます

Windows Update を実行すると、以下のようにアクセスを拒否されることがあります。
アクセスは拒否されました
ネットワーク ポリシーの設定が原因で Windows Update を使ってコンピューターに更新をダウンロードし、インストールすることができません。
この現象はポリシーによって Windows Update を禁止されている場合に発生するので、以下の手順でポリシーを確認してください。

Windows 98 SE で、[リンク] バーから Windows Update ページが表示されません

Second Edition の IE5 にある [リンク] バーまたは [お気に入り] - [リンク] から [Windows Update] のリンクをクリックした場合、「ページが表示されません」または「ページが見つかりません」といったメッセージが表示されて、Windows Update に接続できないことがあります。

この現象は Windows98 Second Edition をクリーンインストールした場合や、IE5 が導入されていない Windows9x を Second Edition にアップグレードした場合に発生することがあります。

この場合、Windows Update へは [スタート]−[Windows Update] で接続して下さい。

一部の DynaBook で Windows Update が実行できません

一部の東芝 DynaBook で、BIOS の不具合により Windows Update を実行するとエラーになることがあります。
該当する機種をお使いの場合、東芝のサイトから更新された BIOS をダウンロードして適用してください。

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XP で SP や Hotfix 適用時「Update.inf の整合性を確認できません」エラーが発生します

Windows XP に SP や Hotfix (Qnnnnnn) を適用しようとすると、以下のようなメッセージが表示されることがあります。
セットアップ エラー
Update.inf の整合性を確認できませんでした。暗号化サービスがこのコンピュータで実行されていることを確認してください。
Windows Update から修正プログラムを適用しようとした場合、エラー自体は表示されませんが、何度適用を試みても「次の項目はインストールできませんでした」と表示され適用できません。

XP で Cryptographic サービスが停止されていると、署名が確認できないためにこのエラーが発生するため、次の手順でサービスを開始してから SP の適用を行ってください。

  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から services.msc を起動します。
  2. Cryptographic Services をダブルクリックします。
  3. スタートアップの種類を「自動」にし、「開始」ボタンを押して「OK」します。
Cryptographic Services が起動しているにもかかわらず、エラーが継続する場合は以下の手順を試すことも検討してください。
  1. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から net stop cryptsvc を実行します。
  2. [スタート]−[ファイル名を指定して実行] から %Systemroot%\System32 を開きます。
  3. CatRoot2 フォルダをクリックし、F2 キーを押して別の名前に変更します。

この現象は、特定の Hotfix などを適用後、システムの復元を行なった場合に発生することが確認されています。

また、オーバークロックや、BIOS でメモリーの高速化設定を行っている場合も同様のエラーが発生することがあるため、ハードウェア設定をチューニングしている場合は標準や安全側に設定を変更してください。

Thanks to DEKO さん