我が家は文京区に住んでいます。文京区はご存知の通り、文教地域として有名です。
文京区の不動産屋に貼ってある物件の売り文句はだいたい「◯◯小の学区内!!」から始まります。公立小学校でも有名なところがあって、わざわざその小学校目当てに引越しをする家庭が多いみたいです。国立大付属の小学校(お茶の水・筑波大・東京学芸大)も三校あるし、教育に熱い地域です。
また、これらのうちお茶の水女子大と、東京学芸大は幼稚園もあります。お茶の水女子大については幼稚園とは別に認定こども園もあります。
お受験の季節のようです。
先週教育の森公園という丸の内線茗荷谷駅近くの公園に遊びに行ったところ、公園近くの歩道に人だかりができていました。
何かと見てみれば、ビシッとスーツを着たママ・パパが問題集を漁っていました。教育の森公園の隣は筑波大附属小学校なので、筑波付属小の願書受付日とかだったんだと思います。
また別の日は学芸大附属竹早小学校の前に同じように問題集を品定めする人だかりができていました。
完全に野次馬な感じで見入ってしまいましたが、文京区ではこの季節の風物詩なのかもしれません。
なお、問題集を売っていたのは、全然関係のない美容室やクリーニング屋の前でした。出店料をいくら貰ってるんだろう笑
子育て広場もお受験の話題が多い模様
妻から聞いた話ですが、最近の文京区の子育て広場は幼稚園受験の話が多いようです。
息子(1歳児)よりも1学年上の子たちで、だいたいグループで来て子どもたちを遊ばせている間、情報交換(という名の牽制?)をし合い、お昼時になるとランチを食べに帰っていく、という流れです。
ちなみに年齢層は三十代の後半ぐらいで子どもは1人みたいです。幼稚園受験なので恐らく専業主婦ですかね。私達も同じ文京区に住んで同じ空気を吸っていますが、これは住んでいる世界が違います…。
詳しい話の内容は聞いていませんが、「幼稚園近くに引っ越そうと思ってマンション見学に行ったんだけど、値段が高くて迷ってる…」みたいな話もしてたらしいです。セレブってすげぇ。
お昼時に一緒にランチをするくらい仲の良さげなグループですが、こういうのって結果が出た後はどうなるんでしょう。あまり想像したくないですね。
国立大幼稚園のお受験の内容は?
せっかく文京区に住んでいるので、息子も記念受験くらいはするかもしれません。
で、どういった内容のお受験なのかを少し調べたことがあるのですが、主に抽選でふるい落として、それに加えてちょっとした検定があるという形式です。
倍率が公開されている竹早幼稚園を見ると、2016年4月入園の募集で、応募数523名・一次合格者49名・最終合格者30名でした。倍率でいうと17倍余り。そのほとんどが抽選で決まるようなので、一番大切なのは運です。
子育て広場にいた熱心なママ達は、きっと開運活動も熱心にやっているのでしょうね。
強運でも試験に自信がない場合は
主に我が家ですが、例え強運で抽選を勝ち取れても、うちのわんぱく自由人が検定でうまく振る舞える気がしません。
でもそんな家庭でも、今年できたお茶の水女子大の認定こども園なら何とかなるかもしれません。
何故ならこの認定こども園は完全に抽選で決まります。文京区民で対象年齢の子であれば応募資格があります。
保育の機能も持った認定こども園なので、延長保育で共働きの家庭でも何とかなりそうです(ただし延長保育できる人数は限られている)。2016年度は募集11人に対して応募は89人で倍率は8倍です。説明会には1000名くらい参加したようですが、他の区立幼稚園との併願ができないというあたりで思ったより倍率は高くありませんでした。それでも8倍か…。
なお、この認定こども園の保育園部分に入れるために他の地域から引越しをして、他の保育園も併願した結果、この付近の保育園の倍率が軒並み上がってしまったという記事を見たことがあります。
→お茶の水女子大が牽引 文京区に押し寄せる“難民” | 日刊ゲンダイDIGITAL
真偽のほどは定かではありませんが、実際この認定こども園のある茗荷谷駅付近の保育園の倍率が高かったのであながちウソとは言い切れないあたりが恐ろしいです。
さいごに
平成22年の全国学力調査結果※によると、幼稚園に通っていた子のほうが保育園に通っていた子よりも中学校段階でも多少学力が高いようです。
※http://www.nier.go.jp/10chousakekkahoukoku/10_point.pdf
そんな結果を見ると幼稚園に通わせたくなりますが、共働きという家庭事情もあるし難しいですね。とりあえず我が家は、お茶の水女子大の認定こども園狙いで、風水で運気を呼び込むところから始めようかな。
◆関連記事◆
◆オススメ記事◆