蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【首都スポ】関東大学サッカー 専大3連勝 インカレ圏 暫定6位浮上2016年10月23日 紙面から
◇第19節<第1日> 専大3−1流通経大専大、インカレ出場見えた! 第90回関東大学サッカーリーグ(東京中日スポーツ後援)は22日、各地で第19節第1日の1部2試合、2部6試合を行い、1部で前節8位の専大が3−1で流通経大に勝って3連勝を飾り、暫定ながら全日本大学選手権(インカレ)出場圏内の6位に浮上した。専大はFW柳育崇(4年・八千代)の開始2分の先制点など前半だけで3得点を挙げた。筑波大は桐蔭横浜大と0−0で引き分けた。 一時最下位に低迷していた専大が、暫定ではあるものの、インカレ出場圏内となる6位にはい上がってきた。これで3連勝。電光石火のアタックで前半のうちに3ゴールをたたき込み、試合を決めた。 口火を切ったのはこの日が復帰戦だったFW柳だ。立ち上がりの前半2分、右からのクロスボールを186センチの長身ヘッドで合わせた。 第12節(9月11日)のゲームで左膝の内側側副靱帯(じんたい)を損傷した。6試合もの欠場を余儀なくされたが、帰ってきて早々に得点を記録した。負傷したときには「このまま引退かな」とも思った。しかし、「このままでは終われない、あきらめ切れない」と奮い立った。その気持ちが懸命のリハビリへと駆り立たせ、早い治癒へとこぎつけた。 実は今季の柳はFWとDFの“二刀流”で奮戦している。故障した一戦はDFでのプレーだったが、離脱中に「自分が一番やりたいのはセンターフォワードだ」と考えるに至り、前線のポジションでチームに戻ることを決意した。自身の願いを通してのカムバックだっただけに、何としてでも結果がほしかった。 「今日の試合は背水の陣で臨んだわけです。点を取ることができて、うれしいというよりは安心しました。とにかく勝てて良かったです」 ただ、学生生活最後のリーグ戦だけに、復帰の試合を勝利で飾ったくらいでは満足できるわけがない。「目の前の試合をとにかく必死に頑張っていきます。リーグ戦だけでは終わりたくありません」と、上位に踏みとどまってのインカレ出場に闘志を燃やす。(関孝伸) ◇ 首都圏のアスリートを全力で応援する「首都スポ」。トーチュウ紙面で連日展開中。 PR情報
|