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面白ハンター

テツヤマモト。北海道出身の23歳。作家志望のブロガーです。退職を期に、出会いと発見を求めて、家無し放浪生活をしています。10月は北海道士別にいます。

夢は羊飼い!士別市の地域おこし協力隊員を訪ねました。

北海道士別編

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士別市に滞在中のテツヤマモトです。

士別に来てものすごく思うんですけど、町中がひつじだらけなんですよね。

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どこを見てもひつじ、ひつじ、ひつじ…。

それもそうで、士別市は「サフォークランド」とも呼ばれるひつじの町なんですよね(※サフォークはひつじの一種)。

いやーここまでひつじをプッシュされると、本物のひつじが見たくなってきちゃいます。人間の性でしょうか。

そこで今回は羊に出会える士別の観光拠点「羊と雲の丘」を訪ねてきました。

地域おこし協力隊員さんに話を訊くこともできましたよ!

士別市「羊と雲の丘」って?

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羊と雲の丘は、士別郊外に丘にある観光拠点です。

ひつじと触れ合える観光牧場、おいしいラム肉を楽しめるレストラン、羊毛を使ったものづくりが体験できるめん羊工芸館などが揃っております。

時期によってはシープドックショーや毛刈りショー、放牧されたひつじを眺めることもできるようです。

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こちらは世界のめん羊館(観光牧場)ですね。

わくわくしてきた!早くひつじがみたい~。

中に入ってみると、世界中のひつじと出会うことができました。

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牛っぽいひつじ。

角が生えてて強そう。

まだ子供なので、ここから角がギュイーンと伸びます。

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モコモコのひつじ。

個人的には1番かわいい。

草もしゃもしゃ食べてる。たまらん。

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よくみる黒ひつじ。

士別で飼っているひつじのほとんどは、こちら色黒のサフォーク種。士別市の顔ですね。

毛は白いですけど、地肌は黒いので毛刈りしたら真っ黒になります。

お肉用のひつじなんですけどねぇ…。そこは切ないねぇ。

 

地域おこし協力隊員さんに話を伺いました。

今回は士別市の地域おこし協力隊として、羊と雲の丘で活動している土橋直也さんにお話を伺いました。

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なぜ士別はひつじの町なんですか?

士別にひつじがやってきたのは1970年代のことだそうです。

北海道がひつじを振興しようかな!と動き始めていた中、士別にも拠点となる牧場を作ったのがはじまり。

当初は羊毛用のひつじが多かったのですが、のちに肉用のサフォーク種を飼い始め、1980年ころからサフォークが町の顔になったんだって。

 

2000年に入ってからは一般のひつじの農家が増えてきて、現在では市内5軒で1000頭ほどのヒツジが飼われ、毎年市内外に400頭以上が出荷されています。

士別のヒツジは青草をあまり食べていないので、臭みが抑えられていて食べやすいそうですよ!

 

なぜ協力隊員になったのか?

土橋さんは横浜出身の20歳(若いっ!)。

子供のころから自宅でハムスターやインコを飼っていて動物が大好きだったんだって。

高校は農業高校、その後も動物系の専門学校等に通って、さまざまな動物と触れ合ってきました。

そんな中、学生時代に実習で目にした羊の毛刈りに憧れを持ったそうで…。

卒業後は学校で偶然見かけたパンフレットから士別市の地域おこし協力隊に応募して今にいたるそうです。

 

まだ働き始めて半年ほど。仕事にようやく慣れてきたところでしょうか。

羊飼いをしていてほっこりする瞬間は、お世話をしたヒツジが自分になついてくれるところ。僕もつぶらな瞳に見つめられて恋しそうでした。

ちなみに一番好きなひつじはチャリオットという、顏と足がもこもこしてないタイプだそうです!確かにかわいい!

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どのような活動をしているのか?

士別市の地域おこし協力隊の活動は、ほぼ「羊飼いになる!」と考えて良いようです。

秋はエサやりや羊舎の掃除がメイン。

夏前の涼しい時期には、1年間で伸びきったひつじたちの毛をいっせいに刈るそうです。

夏は牧草づくりやイベントへの出店があったり…。観光牧場の運営があったりとドタバタ。

1年を通して、7人のメンバーで200頭以上のひつじをお世話するわけですから、なかなか大変そうですよね…。

 

ちなみに先日、十勝で毛刈りの大会が行われようです。

羊用のバリカンで毛を刈って、キレイさやスピードを競うのだとか。

土橋さんもまだまだ経験が浅い中ですが、出場して一匹分の毛を刈り切ったそうです!お疲れ様でした!

こちら毛刈りのようす…。ひつじ気持ちよさそう。

 

北海道での暮らしはどうですか?

元々は大都会、横浜っ子の土橋さんですからねぇ~

先日は10月なのに雪降っちゃいましたし、北海道大丈夫なの?って思ったんですけど、意外にも快適に生活できているようです。

たまーーーに街が恋しくなることもありますが、地方ならではのゆっくりとした時間の流れが身に合っているみたいですね。

 

士別の地域おこし協力隊員の方には、活動が終わったあと、羊飼いとして独立して市内で生活する方がいるようです。

土橋さん自身も、現在の牧場で修業したのち、独立して羊飼いになりたいのだとか。士別にとっても若者が町で羊飼いを志しているなんて嬉しいだろうな~。 

 

北海道にひつじの文化を!

北海道はジンギスカンが有名!ひつじを食べる文化が根付いていますね。

でも、北海道で食べられているジンギスカンってほとんどが輸入なんですよね。

だからこそ、こうやって北海道のヒツジの文化を育てていこうとする町の姿勢や、協力隊員の方の活動は素敵だな~。

士別市は羊飼いを目指す若者には、手厚い対応してくれるようなので必見ですね。

 

士別市の地域おこし協力隊は募集が終了しているようですが、他地域で募集中の協力隊は「地方創生プロジェクト」から調べられますよ!

僕も登録してて、地元が募集しはじめないかなーって待ちくたびれています。

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無料で会員登録できるので、興味ある人はぜひご登録を。

 

ということで、本日は士別市のひつじ、地域おこし協力隊員さんに会ってきました。

ご協力ありがとうございました!

またモコモコのヒツジにさわりたいな~

 

他にも士別市での滞在記事を書いています!

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