蹴球探訪
奇跡の初優勝見えた レスター・岡崎が激白「試合後はいつも悔しい」(4月27日)
【グラニュース】コメンテーターズ 後半は中盤のてこ入れが必要だった2016年10月23日 紙面から 後半、グランパスの運動量がガクンと落ちた。磐田がボールへのプレスを強め、セカンドボールを拾えるようになって主導権を握ると、グランパスが守備に回る時間が長くなり、中盤の選手は体力を激しく消耗していった。体が強いはずのイ・スンヒとハ・デソンが足をつるほどだった。 ここで、中盤を立て直す策を打てなかったことが、勝ち点3を逃す要因となった。グランパスは勝ち越しを狙って、後半22分にFW松田を投入しているが、その時点で、かなり押し込まれていた。まずは、中盤をてこ入れして磐田の主導権を奪い返すベンチワークが必要だった。 3週間のリーグ中断期間に、残り3試合を想定し、さまざまな準備をしてきたと思う。何が何でも点を取らなければいけない場面、絶対に逃げ切りたい状況など、いくつかプランを磨き上げるのは当然。ただ、勝敗のベースにあるゲームの質にかかわるところ、磐田戦で言えば、中盤の攻防で盛り返すプランがなかった。 運動量の激減は想定外だったとしても、故障などのアクシデントもある。控えメンバー(不出場はGK武田、DF高橋、DF酒井、FW川又)を見ても、中盤にかかわる「次の手」が打てそうな用意はない。そこに落とし穴があったのではないか。 (元日本代表MF・吉田光範) PR情報
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