世の中何が正しくて、何が間違っているのかわかりません。
最新作「魔法つかいプリキュア」で、「プリキュア」シリーズも13作目。単純に考えて、東映アニメーションには13個のプリキュアサイトがあるわけです(朝日放送を含めるとその倍ですけどね!)。
しかし、そのプリキュアのサイトをじっくり見ている人というのは、どのくらいいるのでしょう。具体的に言うと、プリキュアサイトのソースまでジロジロ見ているという人はかなり限られているのではないでしょうか? むしろそんな人がいるなら、ぜひお話を伺いたいところです。なぜ!?と。
さて、そんなプリキュアサイトですが、果たしてソースまでジロジロと見てみると、そのHTML構造はどのくらい正しいのでしょうか? ということで今回の議題は「プリキュアを構成するHTMLは正確なのか?」です。
プリキュアサイトを評価する
今回はHTML文書の文法をチェック・採点できるサービス「Another HTML-lint gateway」を利用し、歴代プリキュアサイトをチェックしてみました。
こちらのサービスを使うと、入力したURLを解析してくれます。その上でHTML文法の間違いを指摘し、点数を表示してくれます。いくつかオプションでチェック項目を変更できますが、今回は標準のままで解析しました。
参考までに初代「ふたりはプリキュア」のサイトを解析すると…。
290個のエラーがありました。このHTMLは -114点。評価は「がんばりましょう」ということで、けっこうシビアなチェックです。
さぁ、歴代プリキュアサイトはいったいどんな点数となるのか? 以下が全データです(画像はクリックで拡大します)。
エラーの数と点数はイコールではありませんが、点数で見ると最も高いのは2009年「フレッシュプリキュア」の30点。エラー数では、2013年「ドキドキプリキュア」の38個というのが最もエラーが少ないという結果が出ました。
です。
逆に最もエラー数が多いのは、2004年の初代「ふたりはプリキュア」。最も点数が少ないのは2014年「ハピネスチャージプリキュア」となっています。
この結果をふまえて、ひととおりプリキュアサイトを見直してみたのですが……うーむ、サッパリわかりません。いやぁ、HTMLは奥が深い。というか、正直に言うと13年も続いている日本を代表する女児向けコンテンツの公式Webサイトなわけですし、もう少し良い結果が出るかな?と思っていただけに若干の悔しさもあります。
ならば、そういうからには!と、本当に失礼ながら、この「Another HTML-lint gateway」自体をチェックしてみました。
ごめんなさい、ごめんなさい。疑った僕が愚かでした。許してください。
しかし、どのプリキュアサイトも、IEでもEdgeでもChromeでもSafariでもエラーなんて返しませんし、デザインも良くできていると思うんですけどね。ぶっちゃけ最新のブラウザで見てエラーが出なきゃ正しいんじゃないかなー……って。
冒頭でも述べたように、世の中何が正しくて、何が間違っているのかわかりません……。しかし、もしHTMLに精通された方がいらっしゃれば、今後はソースも含めてプリキュアをお楽しみください。
©ABC・東映アニメーション
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image: Another HTML-lint gateway, ふたりはプリキュア
source: Another HTML-lint gateway, ふたりはプリキュア
(キュアコグレ)