VR元年と呼ばれるに相応しいまさに次世代のハード機である「PlayStation VR(PSVR)」が世に送り出されて、1週間が経過。
市場ではPSVRの人気は依然として根強く、入手できない状況が発売前と変わらずに続いています。入手しようにも出来ていない人は何としてでも予約したいところ。
空前の大ヒットの渦中にいるPSVRを発売日入手することができたのは本当に幸運。
今回は、発売日から1週間PSVRをプレイしてみて分かった感想をまとめてみました。早速どうぞ!
目次
VR技術のクオリティが卓越、本体価格以上の満足感
Playstation VRは、PS4に接続してVR(仮想現実)を楽しむことができるハード機器。ヘッドセットを装着すれば、360度囲まれた世界感を臨場感たっぷりと味わうことができます。
VRを楽しむためには、大きく分けて2種類の方法があります。
1つは使用しているスマホをVR対応の特殊ゴーグルに装着し、手持ちのスマホをセットするだけで簡単にVRを楽しめる方法。
手軽に楽しめるのはメリットな一方、音量調節や動画切替時に都度スマホを脱着しなければならない操作性や、提供されているコンテンツの充実度を考慮すると本格的に楽しむには物足りない面が多いです。
もう1つは、完全なるVR専用タイプのハード機でゲームなどのハードウェアに接続して楽しむタイプのものです。今回レビューしている「PlayStation VR(PSVR)」はまさにその代表格!
VR専用機であるPSVRは、VRコンテンツ自体のクオリティも高く、ゲーム機と一体となって連続的に操作ができる点で、全体的な満足度としては非常に高いです。
前述のスマホをセットするだけのお手軽タイプと比較すると、当然ながらその差は歴然。
特にVRコンテンツを体験したことない人からすれば、360度囲まれた臨場感ある世界感をダイナミックに楽しめるPSVRの世界は、今まで体験したことのないような感動を覚えること間違いなし!本当にスゴイですわ。
体験したことがないのであれば、全国4か所あるソニーストアでPSVRの体験会も行われているのでぜひオススメ。
映像の解像度面で言えば、粗いなどどいった意見もありますが、個人的なかなりキレイな部類に入る方だと思いますよ。ただ改善の余地があると思うのも事実。
11月発売のPS4上位機種である「PS4 Pro」では、PSVRの解像度が良くなるとされているので、期待しています。
ゲームの世界に入り込み120%本気で楽しめる
PSVRはPS4に接続したヘッドセットを付けることによって、ゲームの世界にそのまま入り込むことができます。
ヘッドセットを付けた状態では、首を少し振ると画面もその動きにしっかりと追従し、視点が移動します。
これまでのゲームでは、テレビ画面に映し出されたゲーム画面をテレビ越しで見ていました。テレビは固定されているので、あくまで映し出されている画面が動くだけです。
PSVRでは、画面という概念がありません。目で見ている世界がゲームそのままの世界。
さらに視覚情報だけでなく、イヤホンも装着すれば聴覚情報もPSVRに支配され、クリエイターによって作りあげられたゲームの世界にそのまま入り込んでプレイすることができるワケです。
全身の感覚を使ってゲームを120%楽しむ事ができます!
映画をシネマティックモードの大画面で楽しめる
PSVRはゲームだけではないんです!
DVDやBlu-rayなどに納められた映画といった映像コンテンツを最大226インチの大画面が広がるシネマティックモードで楽しむことができます。
もちろん外部媒体による映像だけでなく、Netflix、Hulu、Amazonビデオ、Youtubeといったオンライン動画や、PS4に接続したnasneで録画したテレビ番組、PS4のゲームなどもシネマティックモードに対応しています。
仮想的に広がる目の前のスクリーンサイズは小・中・大の3種類から選ぶことが可能。
- 小→117インチ、視野角54度
- 中→163インチ、視野角71.5度
- 大→226インチ、視野角90度
「小」といいながら117インチもあるからすごい。自宅でこれだけの大画面で楽しめることは物理的にはかなり難しいですが、PSVRならば装着するだけ。スクリーンが正面に固定されるのでどんな体勢でも市長できます。座らずに寝転がっていたとしてもOK。
「中」が一番しっくりくるサイズで本当に丁度良いです。画面の端近くまで十分に見ることができるので、自分の視野角に納まる大画面サイズといえます。例えるなら、映画館で後方の真ん中席から観ているようなイメージ。
本当に大画面で楽しみたい人には「大」がオススメ!映画館でいうなら前方最前列の席で大画面を観ているようなイメージ。中心から外れた部分の画面を見るには、首を左右に振らないとおさまりきらないサイズです。
これが少し気になるポイント。個人的には左右に首を動かしてまで大画面にするというのは不便に感じるので、「大」モードは好きではないです。「中」がオススメ!
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大きいサイズからは想像できない軽い装着感
PSVRの重さは「610g」。この数字は重いという感覚まではいかないものの、それなりな重量を感じる値だと思います。極端な話をすれば、500mlのペットボトルより少し重いものをずっと頭に縛りつけているようなもの。
しかし、装着してプレイしてみるとその印象は一変。
PSVR本体自体の大きさからは想像できない軽い装着感です。
頭部と接触する部分には柔らかいクッション材が配置されて、しっかりと頭部に固定しても締める付けるような窮屈感は全くなし。むしろフワッとした感触があたり何ともいえない心地よさすら感じるような気もします。
そして、610gという重さはそれほど感じることもなし。
実際に1時間プレイを続けてみましたが、頭部や首回りなどの痛みや肩こりも特に発生することはありませんでした。
着脱はしやすいが慣れが必要
自分自身に合った位置に調節しないとVRコンテンツを十分に楽しむことができないので、装着についてはしっかり行いたいところ。
本体を装着する場合は、まずヘッドセット後ろの白バンドについてるボタンを押してロック解除しながら頭部に装着。
その後、ダイヤルを回してしっかりと固定します。
最後に両目のレンズ部分の距離を調節。ピントを合わせて完了です。
この装着時の一連の手順はそれほど難しくなく比較的簡単です。ただし、慣れは必要かもしれません。僕の場合、5回以上着脱を繰り返す頃からは慣れてきました。
もちろん、本体の装着方法については取扱説明書にしっかりと書かれているので迷うことはないと思いますが、紙面上で見るのと実際にやってみるのは別問題。
着脱動作に慣れれば、5秒〜10秒くらいでしっかりとした定位置にもってくることができるようになると思います。
リモコンのボタンは覚える必要あり
PSVRヘッドセットの電源やボリュームを調節するリモコンがあるのですが、このボタン配置も覚えないと間違った操作をしていしまいます。
特に音量調節は、なかなか頻繁に使うコマンドだと思うので、ボタン配置は覚える必要があります。
装着時は視界が奪われているので、どのボタンが何かというのは把握できませんので、慣れない内は素少し苦労します。
配線は難しくない
「配線が複雑」「セットアップが大変」なんて噂を聞いていましたが、実際に設置してみて「そうでもないな」という印象です。配線は本数こそ多いものの決して難しくないです。
本体の取扱説明書にはしっかりと配線図が描かれています。
順を追って配線が進んでいく段階的な手順書になっているので、慣れていない人でも順を追えば難しいことはないはず。
ポンチ絵もケーブル番号と矢印だけで指示が書かれた直感的な内容になっているのでわかりやすいです。
ケーブル自体にも手順ごとの番号がフラれているので、ケーブル本数はたくさんありますが、迷うことはないです。番号シールがなくなるとちょっと大変ですね。大切にしないと・・・。
有線接続がゆえプレイ中にケーブルが気になることも
PSVRは有線接続でコード長は3mとそれなりに長いですが、ゲームをプレイしているとコードが気になることがあります。
ヘッドセット本体とプロセッサーユニットを繋ぐケーブルは結構太め。それがゆえに、少し動きを伴うような行動をするとヘッドセット後ろから出ているケーブルが気になります。
例えば、座ってプレイしているとき、座っているポジションを変えるために、腰を上げて再び座った時に、お尻でゲーブルを踏んでしまったり、ケーブルが引っかかったりという場面がありますね。
Bluetoohtみたいにワイヤレスになってくれれば、すべて解決すると思うので、今後の無線化に期待。
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コンテンツ内容によっては「VR酔い」する
VRにとって最大の課題であるのが「VR酔い」。残念ながら普通にコレ存在します。
「バス酔いはしない方だから大丈夫!」とか、もはや関係ないですね。モノによっては普通に酔います。気持ち悪くなって吐きそうになる。
シネマティックモードや視点が固定され移動が伴わないようなゲームでは、VR酔いは生じませんでした。
問題は移動を伴うコンテンツ。真っ先に浮かぶのは「レースゲーム」ですね。
レース開始後、1分で酔ってアウト。すぐにヘッドセットを取り外し、しばし休憩。再びチャレンジしましたが全然ダメでした。
VR酔いは、現実世界での出来事とのかい離によって生じるとされています。
視覚情報を聴覚情報はヘッドセット一式に奪われて支配されますが、体に働く感覚は再現が困難です。
例えば、車運転中に曲がると横から遠心力がぐぅーっと働きますよね。加速をすればシートに背がつくような力が働きます。飛行機やジェットコースターでの加速の時に感じるアレです。
VRではこれらの物理的な感覚は起きないので体で感じることができません。そのような物理的な感覚を再現するのは遊園地並みの設備がないと正直難しいです。
実際にVR酔いが起きたのも、レースゲームの直線が終了したあとのカーブ部分からでした。「ん??」と違和感が生じたあとに、だんだんと気持ち悪くなってくるような感覚に襲われました。
これを解消するような方法が何かあればよいのですが・・・。
最新技術でVR酔いをカバーできるように今後実現されることを期待します。
PSVRを楽しむにはスペースが必要
「スペースが必要」というと大げさに聞こえてしまうかもしれませんが、PSVRを楽しむにはある程度の空間が必要です。これはPSVRの動きを検知するのに、PlayStaion Cameraを使用していることによります。
PSVR購入naviによれば、PlayStation Cameraから3m、横は1.9mの範囲が必要。
狭い部屋でベッドのすぐ横にテレビが置いてあるなんて場合は、プレイできないかもしれません。
ぼくの場合、この空間をあまり意識していなかったのですが、いざ設置してプレイしてみると、しっかり確保できいなかったせいもあり、後ろにさがると部屋の家具に接触するな支障がでました。
事前にPSVRの設置スペースを十分に確保して置くことをオススメします!
まずは体験すべしっ!
PSVRを使用してみて色々と思うことはありますが、総合的な評価としては高いものであると考えます。
と同時に技術的にまだまだ改善の余地があるハードウェアなので今後の進化にも大いに期待できますね。
これからVRコンテンツの内容はさらに増えていくと思うので、今までにない体験を伴ったいろいろな楽しみ方ができそうです。
PSVRを体験しないとこの価値はわかってもらえないと思うので、気になる方はまず体験だけでもしてみてください。本当に「買い」の1択しかない機種だということがわかってもらえると思います。
PSVRはゲーム好きな人もそうでない人にも自信をもってオススメできます!


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