日ロ 経済協力具体化でワーキンググループ設置へ

日ロ  経済協力具体化でワーキンググループ設置へ
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ことし12月に予定されているロシアのプーチン大統領の日本訪問を前に、日本政府が提案した8項目の経済協力プランの具体化について、日ロの経済担当の政府高官が協議を行い、ワーキンググループを設置してプロジェクトの絞り込みを図っていく方針を確認しました。
日本とロシアの政府間では、ことし12月に予定されているプーチン大統領の日本訪問の準備として、世耕経済産業大臣のロシア訪問とシュワロフ第1副首相の訪日を来月、実現させようと調整が進んでいます。

これに向けて、経済産業省の片瀬審議官とロシア経済発展省のボスクレセンスキー次官が22日、モスクワで協議を行いました。この中で、日本政府が提案したエネルギーやロシア極東の産業振興など8項目の経済協力プランの具体化について、両国でワーキンググループを設置して、プロジェクトの絞り込みを図っていく方針を確認しました。ロシア側は、このワーキンググループに両国の政府高官も参加させ、第1回の会合を来月はじめにも開きたいとしています。

日ロ両首脳は、来月19日と20日に南米のペルーで開かれるAPEC=アジア太平洋経済協力会議の首脳会議の場でも会談する予定で、経済協力プランを具体化させる動きが加速しています。