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子どもの貧困について考える
10月21日 19時47分
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社会的に問題となっている「子どもの貧困」について、理解を深めようという講演会が名古屋市で開かれました。
この講演会は愛知県立大学が開いたもので、学生や一般の市民50人が参加しました。
この中では子どもの貧困問題に詳しい首都大学東京の阿部彩教授が講演し、国が行っている貧困率の調査の結果から、年々、子どもの貧困率が高まり、現在は6人に1人が貧困状況に置かれていることを指摘しました。
そして、「全国で、貧困世帯の子どもたちに食事を提供したり、学習支援したりする取り組みが広がっているが、こうした中で支援できる子どもは限られており、社会全体で支えるためには貧困問題を多くの人に理解してもらうことが必要です」と強調しました。
さらに、阿部教授はこうした子どもたちへの災害時の支援についても触れ「日頃からの対策が不十分だと、大きな災害が起きた時にはさらに困難な状況に直面する」と述べ、平時から意識を持つことの大切さを訴えました。
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