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RS患者数 東海地方で急増

10月21日 19時12分

RS患者数 東海地方で急増

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乳幼児に肺炎などを引き起こすRSウイルス感染症の患者が増えていて、愛知、岐阜、三重の東海3県では、過去10年間の同じ時期と比べて最も多くなっています。
専門家は手洗いなど予防策の徹底を呼びかけています。
RSウイルス感染症は鼻水や咳、熱など、かぜに似た症状が出る病気で、秋から冬にかけて乳幼児を中心に流行し、初めての感染では肺炎や気管支炎を起こして重症化することがあります。
10月16日までの1週間に、愛知、岐阜、三重の3県の280の医療機関で新たにRSウイルス感染症と診断された患者は、愛知県で319人、岐阜県で85人、三重県で97人と、いずれも、過去10年間の同時期に比べて最も多くなっています。
RSウイルスは、咳やくしゃみのほか、ウイルスのついた手や物などを介して感染が広がり例年12月にピークを迎えます。
感染症に詳しい三重病院の谷口清州医師は「RSウイルス感染症は特に6か月未満の乳児や心臓や肺などに病気のある人が重症化しやすいので、咳や痰がたくさん出て、呼吸が苦しそうな時は早めに受診してほしい。感染を広げないために手洗いをしっかりして、鼻水や咳などの症状がある時はマスクを付けて、まわりの人に配慮した咳エチケットを徹底してほしい」と話しています。

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