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 三菱自動車を傘下に入れた日産自動車のカルロス・ゴーン社長は21日、朝日新聞社などのインタビューに応じ、合従連衡による規模拡大は「これ以上必要ない」と語った。ルノー・日産陣営に三菱自が入り、グループの販売規模は900万台を超える。トヨタ自動車グループなど世界トップ3に迫り、規模の面で「ハンディキャップはなくなった」という。

 自動車産業は生産や開発で量産効果が出やすく、各社が規模拡大をめざしてきた。だが、年産1千万台というトップクラスの規模を効率良く運営するのは難しいとされる。ゴーン氏は、三菱自が加わることで満足できる規模に達したと考えているようだ。

 ただ、ルノー・日産が17年にわたって連携してきたことも強調し、「ほかのグループにはない貴重なノウハウを築いた。連携のチャンスがあれば生かす」とも語り、さらなる提携に含みを残した。

 ルノーと日産の最高経営責任者…

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