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【プロ野球】

巨人・吉川で盗塁数リーグトップ奪回だ!

2016年10月22日 紙面から

巨人からドラフト1位指名され、正二塁手を狙う中京学院大の吉川=21日(小沢徹撮影)

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 巨人が盗塁数リーグトップの奪回を狙う。そのキーマンは、高橋由伸監督(41)がドラフト会議後に「野手ではナンバーワン」と評価した1位指名の吉川尚輝内野手(21)=中京学院大=だ。50メートル5秒7を誇る快足男が正二塁手争いに拍車をかけ、チームの機動力を押し上げる。

 同校は21日、東海地区大学野球秋季大会で初戦敗退し、全国への道を断たれた。学生野球生活が終幕した試合でも、ドラ1は三盗に成功するなどセンスを見せた。この足が大きなポイントだ。巨人は昨季、セ最多の99盗塁をマーク。しかし今季は62盗塁と激減し、広島(118盗塁)に大差をつけられた。

 「盗塁が減ったことは間違いない。なぜ減ったのか、よく考えないといけない」。村田ヘッドコーチはそう嘆いた後で「そりゃあ、(盗塁)1位を狙いたいよ」と語気を強めた。

 代走の切り札だった鈴木が今季限りで引退したこともあり、後継者の育成は急務。そこで注目されるのが二塁手だ。実績のあるクルーズと片岡、来季が2年目の山本、寺内、中井、吉川大幾らのほか、今オフは外野手の重信と立岡も内野に挑戦する。

 「若いヤツが入ってこないと。若くてスピードのあるヤツが」と村田ヘッド。その条件に合う選手が定位置を奪うことで課題の解消にも近づく。当然、快足自慢の吉川尚輝も有力候補。二塁手争奪の戦火は激しさを増しそうだ。 (井上学)

 

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