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【プロ野球】

日本シリーズきょう開幕 打って投げて初戦とる 大谷3番・投手

2016年10月22日 紙面から

練習でグラウンドに出る大谷=マツダスタジアムで(佐伯友章撮影)

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 SMBC日本シリーズ2016がきょう22日、マツダスタジアムで開幕する。21日の監督会議で予告先発の実施が決まり、第1戦は広島がクリス・ジョンソン投手(32)、日本ハムが大谷翔平投手(22)と発表された。セの最優秀防御率左腕VS日本最速165キロ右腕の注目マッチアップ。二刀流・大谷は打順でも3番が有力で、バットにも注目が集まる。また今季限りで引退する広島の黒田博樹投手(41)について、緒方孝市監督(47)は札幌ドームでの第3戦の先発を明言した。

 第1戦の重要性は十分理解している。自身初の日本一へ、第1戦先発の大役を任された大谷が快投と快打でチームに勢いをつける。「なんとか初戦を取れるように、いい入りができるようにしたい。いつも通りのパフォーマンスを出せれば」。まずは投手として広島打線封じへ静かな闘志を燃やした。

 マツダスタジアムではプロ1年目の2013年6月18日以来、3年ぶりの登板。ブルペンで投球練習後、マウンドに上がり傾斜と硬さを入念に確かめた。「きれいですし、球場の雰囲気がまた違いますね。好きな球場なので楽しみです」。日頃から屋外球場好きを公言しているだけに、この日も笑顔で躍動を誓った。

 日本シリーズ初出場ながら、よそ行きの投球をするつもりはない。CSファイナルステージ第5戦では日本最速165キロを計測。「状態、動きは悪くない」と言い切る。セのファイナルステージで打率8割3分3厘をマークした広島・田中の対策を問われても「相手によって変えることはない。僕の投球をしていけば」と剛速球を駆使して抑え込む考えだ。

 指名打者制ではない第1戦。エース・ジョンソン攻略へ、中軸での起用も検討されている。打順を問われた栗山監督は「どういう形で点を取れるか。勝ちやすい並びで」と二刀流のバットに託した。

 ジョンソンに対しては6月8日の交流戦で2四死球を含む1打数無安打に終わった。「配球の中でしっかり捉えられたらいい」と大谷。投げて打って勝利に導き、日本一への一歩を踏み出す。 (水足丈夫)

 

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