• ホーム
  • このサイトについて
  • ブレイキングニュース
  • ヘッドラインニュース
  • 仕事ブログ
  • コラム
  • ベストカンパニー
  • ガクワリ!!

ホーム就職ブレイキングニュース > 過酷!地獄!アメリカで最悪な仕事トップ10!

スクープ

RSSを登録する

過酷!地獄!アメリカで最悪な仕事トップ10!

みあ

フリージャーナリストの中岡望氏が、アメリカのジャーナリストのLiza Featherstoneの書いた「The Ten Worst Jobs in America」というレポートをもとに、興味深いトップ10を紹介しています。

それは、【アメリカ最悪な仕事トップ10】です。

最下層で働く人の多くは健康保険にも、失業保険にも加入していないケースがたくさんあります。そうしたアメリカの状況を想像しながら、以下の文章を読んでください。
(これは2005年9月15日に発表されたものです)
長いので、二つに分けて紹介します。

【アメリカの最悪な仕事 トップ10】 *順不同

●「鶏肉加工工場で働く労働者(poultry processor)」

(理由)

♦鶏の臓器の猛烈な臭いの中で働かなければならない。
♦賃金は製造業の中で最低の部類に属す。
♦仕事は単調で、トイレにも行けない状況が普通で、仕事中にトイレに行ったら罰せられる。(フェザーストーン記者より)
♦ナイフやハサミを使うので切り傷などの怪我が絶えない。

このような工場で働く労働者の3分の2は黒人女性です。彼女の多くはトレーラーハウスに住んでいて、トレーラーは工場の敷地に駐車しているのが普通です。しかも、その駐車代も給料から天引きされるそうです。


●「縫製工場の労働者(sewing machine operator)」

♦賃金は、製造業の中で最も低く、鶏肉加工工場で働く労働者の賃金よりも悪い。

実は、縫製工場は違法移民が最も多く働いている場所なのです。その工場は、「タコ部屋(sweat shop)」と呼ばれています。
その平均時給は7.72ドルです。
しかし、違法の地下工場などがあり、そこでの賃金はさらに低く、場合によっては支払われないこともあります。なぜなら、そうした違法工場で働く労働者の多くは違法移民だからです。また、そこで働く労働者の大半は女性です。現在、アメリカ全土で縫製労働者は14万人いるそうです。


●「農場労働者(farm laborer)」

♦多くの中小農場は、労働関連の法律の適用除外となっている。
♦季節労働者的な面もあり、雇用が極めて不安定で、多くの農場は残業手当を払わず、最低賃金さえ払っていない例が多い。
♦健康や安全に関する規制の対象外であるため、殺虫剤散布などの影響で体を壊す労働者が多い。

アメリカでは農場労働者は最も貧しい層の人々です。現在、農場労働者の数は79万人以上いるそうです。

●「ミシシッピ州の囚人労働者」

♦働いても賃金はまったくもらえない。
♦華氏100度を越す炎天下で、週40時間以上働かせられている。
♦囚人の多くは黒人で、管理者から様々な虐待を受けている。

日本でも囚人は働けば、わずかでも賃金をもらえるようになっていると思います。そのわずかな賃金を使って出所後の生活のために蓄えることをしているのでしょう。しかし、ミシシッピ州の囚人は賃金が全くもらえません。


●「短期滞在ビザで働いている乳母(nanny on a temporary visa)」

♦雇い主との間でトラブルが発生すれば、ビザの更新ができなくなる可能性があるため、極めて厳しい条件の下で働いている。
ex雇用主は明確な労働条件を決めない、外出許可をしない、家族以外の人と話をするのを禁止するなど。
♦時給が安く、労働時間も長い。(通常、乳母やメイドの時給は2.14ドル。1日の労働時間は14時間に達している。)

「人身売買」的な扱いを受けている場合もあるそうですが、雇用主を訴える乳母やメイドは極めて少ないとのことです。

●「洗濯屋の労働者(laundry worker)」

アメリカに移民してきて、まず就く職は「クリーニング屋」というのは相場です。
クリニング屋の店員の賃金は時給8.74ドルと、上に上げた労働者よりは高い賃金をもらっています。というのは、雇用主は労働が組合に加盟しないように脅していますが、組合に加盟する労働者が増えており、賃上げなどを要求してストライキをすることも頻繁にあります。それが、比較的高賃金へと繋がったのでしょう。なお、全米でクリニング店で働く労働者の数は20万人と言われています。


●「売春婦(street prosutitute)」

♦危険性が高い。(大半の街頭に立つ売春婦は顧客に1度以上暴行を受けたことがあるという調査が出ている)
♦料金を踏み倒されたり、場合によっては殺されるケースさえある。
♦警察の取締りがあり、逮捕される可能性がある。

このようなリスクを考えると街頭に立つ売春婦は決して割りのいい仕事ではないようです。
あえて日本語訳はつけませんが「blow job」で20ドルから50ドル、「intercouse」 で50ドルから100ドルだそうです。これが日本の基準と比べて安いのか、高いのかわ分かりません。この仕事で一番いいことは、ウエザースプーン記者によれば、「需要が安定している」ことだそうです。


●「屋根ふき職人(roofer)」

♦危険性が高く、転職率が高い。
♦時給9ドル以下で、低賃金職種の1つとなっている。
♦移民が従事しているケースが多い。(移民の場合、雇用主の賃金不払いなどが多発している)

日本的な感覚では、とび職に近いものかもしれません。
現在、全米で少なくとも17万人の労働者が働いているそうです。


●「リサイクル工場の労働者」

♦危険性が高い。


●「イラク戦争に従軍している兵士」

♦精神的なトラウマにとらわれることが多い。
♦身に付ける保護防具は軍隊から支給されず、自腹で支払わなければならない。
♦下級兵士の賃金は、小売業界で働く労働者よりも少ない。

良いことは、基地での子供の十分なケアを受けられることくらいだそうです。

『参考資料 中岡望の目からウロコのアメリカ http://www.redcruise.com/nakaoka/index.php?p=143


意外なものもあったでしょうか?
農場労働者は、アメリカの広大な土地の管理出来て良いイメージがあったのですが労働条件がそんなに悪かったんですね。。
乳母やメイドの時給の低さもびっくりしました。

私が注目したのは最後の「イラク戦争に従軍している兵士」です。
ジャーナリストの堤未果氏の講演を聞いたことがありますが、「最悪な仕事」であるイラク従軍兵士を獲得するため、米軍リクルーターが存在しているというのです。

米軍リクルーターは、貧しい高校生に狙いを定め、「大学進学できる」「実際にイラクへ行くことはない」など言葉巧みに騙し、青年たちをイラクへ送り出しているといいます。
「戦争ゲーム」というものまであると語っていました。
これは、陸軍が開発した、戦争を疑似体験する無料パソコンゲームです。それを体験した若者の入隊希望者の率は高いといいます。
また、民間の派遣企業により、トラック運転手なども大量に送られているが、彼らは戦死者にカウントされないといいます。
堤氏は「格差社会が戦争の遠因となっている」と警告をしていました。
日本も正社員と派遣社員、アルバイトで所得格差が広がっていますね。戦争を他人事にしてはいけないことを感じました。

「トクホ」で企業体力を分析! 地下鉄乗り換えマップ

コメント

この記事に対するコメントはまだありません。

トラックバック

この記事に対するトラックバックはまだありません。
この記事に対するTrackBackのURL:

ソーシャルブックマーク

PAGETOP
記事投稿はこちら!

PR

新着コメント

2012年05月24日 20時44分
面接に行く途中、同じ会社の面接に向か…
グループディスカッションで自分の大学名を名乗りますか?
2012年02月02日 19時51分
高い年収は憧れます。
平均年収の高い企業ランキング
2012年02月02日 19時48分
勉強になりました。 ついかっこいいキ…
【ES対策】エントリーシートに書いてはいけない5つのキーワード
2010年02月26日 12時31分
>>匿名さん コメントありがとう…
不採用の理由がわからないワケ
2010年02月24日 15時33分
まさに的確な記事だと思います。 さら…
不採用の理由がわからないワケ

イチオシ特集